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May

【ウマ娘】カノープスの各メンバーをまとめてみた! ツインターボ、ナイスネイチャなど個性派ばかり

マチカネタンホイザ キャラクター概要

出典 : © 2021 アニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」製作委員会 : TVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』公式サイト

『ウマ娘 プリティーダービー』のキャラクターで、テレビアニメ版では2期より登場。
身長155cm、体重微増(食べすぎちゃった)、スリーサイズは80/55/80。
モチーフは1991~1995年に活躍し、重賞4勝をあげた一方で鼻血蕁麻疹など数々の体調不良でチャンスを逃した同名の競走馬です。

栗毛を長く伸ばし、毛先を巻いた髪型。
左の前髪を髪留めでまとめています。
鮮やかな黄色の目と青い帽子が特徴です。

基本真面目で優等生と、カノープス内ではまともな部類に入るはずのウマ娘ですが、ちょっと天然なところがあります。
ほんわかした性格ですが、実は努力家で実力もあり、レースでも虎視眈々と1着を狙っている……ものの、肝心なところでポカをしてしまうようです。
アニメではツインターボの暴走に巻き込まれるなどアンラッキーな理由で鼻血を出すことが多い模様。

担当声優は遠野ひかる(とおの ひかる)さん

アニメにおけるカノープスメンバーの活躍

出典 : © 2021 アニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」製作委員会 : TVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』公式サイト

ネイチャは1期から登場していましたが、当時は所属チームを明かしておらず、カノープスというチーム名が登場したのは2期からです。
当初は優男風な見た目の南坂トレーナーとネイチャの2人しかいない最少規模のチームだったようですが、その後1話目でターボ、2話目でイクノ、3話目でタンホイザが加入し、4人体制となりました。

トレセン学園における序列は、1期の時点ではエリート集団のチーム「リギル」がトップでしたが、2期の時点ではテイオーをはじめ最強のステイヤーのメジロマックイーン、1期主人公のスペシャルウィーク、ウオッカとダイワスカーレットのライバルコンビ、変馬ゴールドシップ、そして海外遠征中のサイレンススズカを擁するチーム「スピカ」がトップ。
それに対し、カノープスは良い所までは行くものの大きなレースでどうしても勝てず、その差は歴然としていました。

そこで、彼女たちは目標を「スピカに勝つこと」に設定します。
言い出しっぺはターボですが、テイオーと親しいネイチャ、マックイーンと親しいイクノ、とりあえず何でもいいタンホイザも同調し、チームの方針が決定しました。

以降の彼女たちは、スピカのライバルチームとしてお互い刺激し合い切磋琢磨する……ということは特になく、テイオーとの直接対決で敗れたイクノがレース後興奮した様子でテイオーの凄さを語るなど、ライバルというよりは憧れを前面に出したポジションで作品を彩っていきます。
特にテイオーに対しては思い入れが深く、彼女が負傷した際には「何かできることはないか」とチームで考えるほど入れ込んでいました。

ただし実力がない訳では決してなく、特にタンホイザはライスシャワーがミホノブルボンの無敗三冠を阻止した菊花賞でブルボンとほぼ同着、従来のレコードタイムを更新する快走を見せるなど、見せ場を作りました。

一方、彼女たちがチームとして最も輝いていたのは日常パート
2期は1期と比べ、スポ根度が増し熱いシリアス&鬱展開が多い作風でしたが、その中にあってターボの真っ直ぐなおバカさ、ネイチャのツンデレ的な可愛さ、タンホイザのほんわかした雰囲気とアンラック、そしてイクノの見た目に反したノリの良さは、視聴者にとって癒やしとなっていました。

その集大成となったのが第10話「必ず、きっと」
三度の骨折によって引退を決断したテイオーにどうしても辞めて欲しくなくて、自分のレースを見て思い直して欲しいと訴えるターボの願いを叶えるため、チーム一丸となってその無茶な望みを叶えます。
テイオーのために一世一代の走りをしたターボの頑張りと、南坂トレーナーも含めたカノープスの粋な計らいは全ウマ娘ファンを感動させ、神回と評されたこの人気エピソードのMVPとなりました。

史実におけるカノープスの面々は?

出典 : © 2021 アニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」製作委員会 : TVアニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』公式サイト

カノープスの面々は、史実においても幾つかの縁や共通点があります。

まず、ほぼ同時期に競馬ファンを楽しませた競走馬であること。
年齢も近く、まさに同世代の戦友といった馬たちです。

そして最大の共通点は、いずれもGI未勝利馬でありながら個性的な特徴を持ち、競馬ファンの間で記憶に強く残っている人気馬だったことです。

ナイスネイチャは競馬界きってのブロンズコレクターとして有名で、GI馬にこそなれなかったものの数多くのレースで上位に入り、生涯獲得賞金は並のGI馬を優に超える6億2358万5600円に達しています。
また、この馬は長寿でも知られ、2021年4月現在も存命で33歳になりました。
重賞馬の最高齢は2021年1月に大往生で旅立ったマイネルダビテの36歳8か月27日で、その偉大な記録に何処まで迫れるかに注目が集まっています。

ツインターボは「笑いを取れる競走馬」として有名な名物馬で、レースの多くが逆噴射による惨敗でしたが、それを見に来たと拍手が送られるほどの人気者。
見事に噴射が決まった七夕賞オールカマーでの圧勝もまた、GIIIでありながら名レースとして語り継がれています。
名馬選定企画「Dream Horses 2000」でファン投票91位に選ばれるなど、並のGI馬より知名度もあります。

イクノディクタスはとにかく出走したレースの数が凄まじく、特に1992年はなんと1年で16ものレースに出走
デビュー前は屈腱炎を煩い安楽死の話が出る危機に瀕しましたが、デビュー以降は故障知らずで現役を全うし、「鉄の女」の称号を得ています。

マチカネタンホイザは「持ってない馬」として有名で、1994年のジャパンカップを鼻血で競走除外、有馬記念を蕁麻疹で出走取消、1995年のアメリカジョッキークラブカップをフレグモーネ(化膿症)で出走回避と、大きなレースを度々トラブルでフイにしてしまいました。
特に1994の連続回避は、事前の天皇賞(秋)で4着と調子を上げていただけに、もし出走していたら違った評価の馬になっていたかもしれません。

この4頭は直接対決も多く、何度も同じレースで戦っています。
GIでの対決も多く、特にナイスネイチャとマチカネタンホイザは計8回も同じGIレースで鎬を削りました。

イクノディクタスの引退レースとなった1993富士ステークスにはマチカネタンホイザも出走し、見事1着を取っています。
その時のカノープスの面々を想像するだけで胸が熱くなりますね。

まとめ

最初はイロモノばかりを集めたお笑い担当のチームだと思っていました! すみませんでした!
彼女たちがアニメ2期で果たした役割はとても大きく、特にウマ娘人気を決定付けた10話は彼女たち抜きでは語れません。
今のウマ娘人気があるのはカノープスのおかげ、と言っても過言じゃないくらいです。

特に、10話のターボと13話のネイチャは放送後に単独でトレンド入りを果たすくらい反響があって、今や人気面ではスピカにも見劣りしません。
そういう意味では、もう立派なスピカのライバルになれたのかもしれませんね。

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