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22

Oct

【マロニエ王国の七人の騎士】七人兄弟の秘密を考察!父親の正体は?

【マロニエ王国の七人の騎士】七人兄弟の力は父親の正体が関係している?その秘密を考察!

ここでは物語の登場人物や出来事、発言などからヒントの断片を探して七人兄弟の秘密を考察してみたいと思います!

最大のヒントは「20年前」!

物語を読んでいるとにかく「20年前」という言葉が多く登場しています。

① ペレグリナスとバリバラがマロニエ王国にやってきたのは20年前の大恐慌直後だった。
② 夜の長い国の精霊たちの言葉。「20年前、女将軍が塔の上に神様を閉じ込めて返してくれない」「20年前、あの男がこの世界と交わした約束」「20年ぶりに夜に教会へ戻ってきてもらいましょう」。
③ 20年前バリバラは寒い国を破壊して大きな力を手に入れた。(訪問者の言葉)
④ 20年前に大恐慌(原因は異常気象)が起きて北側の国の多くが打撃を受けた

このように、何かと事件が多かった20年前が物語の起点となっていることは間違いありません。

まず、①について。
マロニエ王国に来る前は「武力の国」最高の軍師だったというバリバラ。詳しいいきさつは明かされていませんが国外追放されているとのこと。そしてペレグリナスが「僕のせいでバリバラは国に戻れなくなってしまった」と言っています。
このことから、20年前バリバラが国を追放された原因はペレグリナスが絡んでいると考えられます。

そして②は、女将軍=バリバラ塔に閉じ込められた神様=ペレグリナスであることが伺えます。(実際にはペレグリナスは閉じ込められてはいませんでしたが)
するとペレグリナスの息子たちが不思議な力を持っていることや、夜の長い国で青い花の妖精たちが眠くないを「夜」と呼んでいたことにも納得です。
さらに③に関しては、夜の長い国と寒い国は同じ神様(夜)を信仰しているとのこと。
このことから、20年前にバリバラが寒い国を破壊して手に入れたという大きな力=神様=ペレグリナスという図式も成り立つでしょう。

最後に④ですが、世界的異常気象が起こり作物に壊滅的となり大恐慌が起こったと言われています。
しかし、国をまたいた広範囲で雹が降ったことから、単なる天候不良とは考えにくいです。やはりこれは、何らかの力が原因だったと考える方が自然でしょう。
もしペレグリナスが神様であれば、「訪問者」のように複数の力を持ち、その中には「寒さを源とした力」も含まれているはず。
20年前、バリバラが寒い国を破壊したことからペレグリナスの持つ「力」が暴走、その結果として異常気象が起きたのではないかと推測できそうです。
ストーリー展開上、いずれは寒い国にもスポットが当てられることは間違いないでしょうから、真相が語られるのを待ちたいと思います。

七人兄弟は父(神様)の力をひとつずつ受け継いだ

上記のことからペレグリナスが「神様」だということはほぼ確定だとすると、七人兄弟は、ペレグリナスが持っていた力をひとつずつ受け継いだということになるでしょう。

夜の長い国で「訪問者」がエリーに向かって「七つの力のひとつでもないのに、なぜそんなにたくさんの祝福を纏っているの?」と尋ねています。
これはエリーが王国を旅立つ前に剣自慢から託された剣に寒がりやが氷を切りやすいおまじないを、暑がりやはマントに氷よけのまじないをほどこしてくれたことを指していました。
「気休め程度」と言いながらおまじないをかけてくれた兄弟たちでしたが、その効果は絶大。普段は小さな姿の竈の精霊たちは「20年ぶりに炎の祝福が来た」と言い、ずっと大きな姿で登場しています。

また、長男の眠れないを夜の長い国で信仰の対象とされている「夜」として留めようとしたことからも、兄弟の持つ力は強大であると考えられます。
やはり、兄弟それぞれが「神様」の力を持っていることは間違いなさそうですね!

訪問者は兄弟を狙う理由を考察

神様の力を持っていると思われる七人兄弟を狙っているのが、「訪問者」と名乗る人物です。
夜の長い国では、眠くないを連れ去ろうしたところをエリーに止められた訪問者。
エリーとの戦闘においては氷や炎、熊を操ったり建物を一瞬で破壊するなど不思議な力を使う姿が描かれていることから、訪問者もまた人外の存在であるのは間違いないですね。
そして、その際次のように言っていました。

・自分が嫌な思いをしてるのはバリバラのせいだと言われている
・自由になるために力をどれかひとつでも取り返す
・「夜(眠くない)」が僕の代わりになってくれたらいい
・(長い夜の精霊たちに)「ヴァルプルガの住む世界」に「夜」を連れていけば、この国だけは厄災から守ってやる

これらのセリフから訪問者は、自分がおかれている境遇は本人が望んだものではなく、そんな状況下から抜け出すために七人兄弟の力を手に入れようとしていることがわかります。
しかし、すでに不思議な力を持っているにもかかわらず、訪問者は、なぜ七人兄弟の力を欲するのでしょうか?
それについては眠くないに拒絶された後の、訪問者とヴァルプルガの会話にヒントがありそうです。

「僕は人間になってやる」と言う訪問者にヴァルプルガが「ペリグリナスみたいにかい?」と返した際、「僕は彼よりもっとうまくやる。ちゃんと代わりを見つけて、第2第3の僕が現れないようにしてみせる」と答えています。
この言葉から、「ちゃんとした代わり=神様」であって「第2第3の僕=神様の代理のようなもの」であると推測すると「ちゃんとした代わりの神様」に力を渡す前にペレグリナスをバリバラが連れ去ってしまったから、「神様の代理」が生まれてしまった。

また、ヴァルプルガは「お前(訪問者)はいつか、この世界がロロみたいな奴ばかりになったら消えてしまう」と言っています。
これについては憶測でしかありませんが、ロロのように精霊や神の存在を信じない者が増える=信仰してくれる者がいなくなってしまうと、神や精霊は消滅してしまうことも十分あり得ることです。
「神様(の代理)が消滅」してしまうとすれば、訪問者は自分の身を守るために元々の神様の力を持つ七人兄弟にその役割を担わせ、自分に課せられた役割から抜け出そうとしている…。

訪問者がそこまでしてなぜ、人間になりたいのか?
それは訪問者が「人間になったら彼女と友達になって名前をつけてもらう」ことを望んでいるからです。
「彼女」とは訪問者が関わったリスを助けて名前をつけてくれたと女性で、マロニエ王国のお城にいるとのこと。
(リスというとマロニエ王国のが大きなリスを飼っています…)

現在のところ訪問者の出自やペレグリナスとの関係について、作中では正式に描かれていません。
訪問者は夜の長い国に「夜(眠くない)」を留めることに失敗しましたが、その後、獣使いが「生き物の国」へと赴きます。
ここでも訪問者は、生き物の国に獣使いを留めようと画策している様子がうかがえます。
今後さらにストーリーが進むことで、訪問者の素性や真の目的が明らかにされていくでしょう。

ぜひ、その目で今後の展開を確認してくださいね!

まとめ

まるでおとぎ話のような世界観を持つ『マロニエ王国の七人の騎士』。
主人公である七人兄弟たちが持つ力の秘密を考察してみました!
兄弟たちの力は、もともとは父親のペリグリナスが持っていたもので、その正体は「神様」!どうやら兄弟はその力をひとつずつ受け継いでいるようです。
そんな七人兄弟を異国に留めようと画策する「訪問者」についても考察しています。
ぜひ、七人兄弟の秘密や訪問者の目的を「マロニエ王国の七人の騎士」を読んで確かめてくださいね!

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