昔のガッツは？

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『ベルセルク』にはいくつも国が登場していますが、ガッツの出身地も明らかにされていません。
ガッツが生まれた際、母親は木に吊るされており、ガッツは母体から落下するように生まれてました。
そして、木の下に落ちていた赤ん坊のガッツを傭兵団長のガンビーノが拾い育てられることになりました。

幼い頃から傭兵として剣技などを教え込まされ、9歳で初陣。
この時に男色の団員に襲われ、極度の男性恐怖症に陥ってしまいます。
その後ガンビーノは負傷により足を片方なくしてしまい、自由に身体が動かせないもどかしさから徐々に人が変わったかのようになっていきます。
そして、ガッツが11歳のとき、就寝中に泥酔したガンビーノから襲われてしまいます。その際にガンビーノは自分が男色の団員にガッツを売ったという事実を告げますが、抵抗するガッツに剣で殺されてしまうことに。
これがきっかけでガッツは傭兵団から逃げ出し、1人で戦場を駆けまわることになりました。

それからのガッツは戦場で多くの戦功を上げ、傭兵の中でも有名になっていました。
そして、15歳の時に後に親友となる傭兵団「鷹の団」の団長グリフィスと知り合います。
次の戦場へと向かって歩いていたガッツ。その近くでは同じ戦に参加していた鷹の団が休んでいました。
鷹の団のメンバーがガッツを見付けると、傭兵として名高いガッツを倒せば名を上げられると考え、グリフィスに許可を得てから襲い掛かります。
しかし、鷹の団のメンバーは返り討ちにあってしまい、これ以上仲間を傷つけさせまいとグリフィスが両者の戦いを制止。剣を納めて欲しいとガッツに頼みました。
ガッツは襲ってきたのは鷹の団が先だということで無言でグリフィスへ攻撃をしかけ仕掛けますが、今度は自分が返り討ちにあってしまいます。
しかし、やられてもなお立ち上がるガッツを見てグリフィスはガッツが死と隣り合わせの戦場にいるのは逆に自分が生きているという実感を得たいからではないかと感じました。ガッツの生き様を気に入ったグリフィスは治療をするために鷹の団のテントへと連れていきます。
そして、目が覚めたガッツはグリフィスから鷹の団のメンバーになって欲しいと誘いを受けますがこれを拒否。
しかし、諦められないグリフィスは、ガッツが負けたら鷹の団に入るという条件で一騎打ちを提案します。
勝負はガッツの負けで終わり、鷹の団に入団することになります。

その後優秀だったガッツは18歳で切り込み隊長に任命され、国内でも最強と言われるまでになりました。
ガッツ自身も鷹の団を自分の大切な居場所と考えるようになりますが、国で地位を得ていくグリフィスの自分の国を作るという大きな夢を聞き、グリフィスの親友として対等の立場になるために自分はこれで良いのかと疑問を持つようになります。
その後、引き留めるグリフィスとの決闘に勝利し、鷹の団を抜けて修行の旅へと出ます。

その約1年後に鷹の団が謀反の疑いで追われているという話を聞いて助けに向かいます。
そして、捕えらていたグリフィスを救出後、グリフィスが起こした蝕によってガッツも殺戮の宴に巻き込まれてしまうのです。

蝕に巻き込まれガッツが失ったものは？

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グリフィスの起こした蝕では、鷹の団のメンバーたちが巻き込まれる結果となり、ガッツの目の前で次々に仲間達が使徒たちに殺されて行きます。

ガッツは蝕の中でも抗い続け、どうにかグリフィスの所へとたどり着きますが、左腕と右目を失う結果に。
その後髑髏の騎士によってガッツとキャスカは救い出されますが多くのものを失います。

左腕と右目はもちろんですが、大切な居場所だった鷹の団のメンバーはガッツとキャスカ、そこにいなかったリッケルト以外は全て殺されてしまいました。
それだけではなく、キャスカは蝕によるトラウマのせいで精神が壊れてしまい幼児退行してしまいます。
その上グリフィス救出時に再会したガッツと結ばれ妊娠をしていたのですが、胎児は人間ではなく魔の者となってしまい何処かへさってしまいました。

逆に得られたのは首につけられた烙印です。
この烙印も魔の者を引き寄せるといった力を持っているので、いつでも魔の者に追われてしまいます。

こうしてガッツは20代前半にして壮絶な人生を歩んできたのです。

アニメ版でガッツを演じた声優は2人いる？

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『ベルセルク』は2度アニメ化がされていて、1997年から1998年に放映された『剣風伝奇ベルセルク』では当時林延年という芸名で活動していた、神奈延年さんがガッツを演じていました。

神奈延年さんはガッツ以外にも『マクロス7』の熱気バサラ（ねっきばさら）役や『ペルソナ3』のタカヤ役など、主に青年役を多くしている男性声優です。
主役も多いですが、主人公のライバル役も多く担当していることも特徴です。

2012年の映画版や2016年のTVアニメでは神奈延年ではなく、俳優の岩永洋昭さんがガッツの声を担当しています。
岩永洋昭さんは主に特撮作品に出演していて、『仮面ライダーOOO』の伊達明役、『宇宙刑事ギャバン THEMOVIE』では烏丸舟役と唯一仮面ライダーシリーズとメタルヒーローシリーズに出演している事で有名です。

まとめ

若くして壮絶な人生を歩んできたガッツは肉体を傷つけ、精神をすり減らしながら戦い続けています。
ベルセルクの第40巻ではキャスカの精神が元に戻りますが、ガッツを見てトラウマを思い出してしまうシーンが。
そして、国を強くしていくグリフィスにガッツはどのようにして戦いを挑んで行くのか。
『ベルセルク』のストーリーの今後に目が離せません！