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Jul

【Dr.STONE】獅子王司のキャラ設定・活躍・考察・人物相関をまとめてみた

79話:ずっとこの瞬間を

1年という短いような長い戦いを繰り広げた科学王国と司帝国であったが、千空の「妹である未来を蘇らせる」という交渉の甲斐あって2国は休戦協定を結ぶ。そして司の切なる願いだった妹の目覚めは見事に成功した。彼女は石化以前、脳死状態にあったがそれすらも復活修復で治癒されるのだ。何千年も意識も眠らせていた杠や他の現代人ですら正常に脳が機能する状態まで復活した、そのことを根拠にした千空の勝ちだった。

目覚めた妹に対し、6年、いや、何数年もこの時を待っていたのだと司は溢れる思いのまま抱擁を交わす。
まさに化石化という異常さが呼んだ奇跡だった。

だが、この感動の瞬間を待ち望んでいたのは何も司だけではなかった。謀反を考えていた氷月にとっては「持たざる司」が「未来」という護るものを手にしたことは好機であり、未来を殺そうとした氷月の刃は、身を呈して妹を庇った司の体を貫いたのだーーー。

この回は今まで報われなかった司がようやく救いを得ると同時に、今までの無情さに対する天罰と言わんばかりに地獄に叩き落とされる瞬間を描いている。この後氷月は捕まり、司は凍死(コールドスリープ)することによって物語はまた大きく動き出すのだが、「人類を選別して生かす」という考えは「司の正義」「氷月の悪意」のように一通りの意味を持たないことを痛感させられる回である。

83話:Dr.STONE

今の石器時代にある科学では瀕死の司は完治させられないーーー。
氷月からの一撃は重症で、このままでは司は敗血病で死ぬことを悟った千空は、もう一度司を石化させ、復活させて修復能力で治癒するという賭けに出ることにした。そのためにも、司は石化できるその時まで凍死(コールドスリープ)させる必要があった。千空は手に汗を握り「俺を信じて殺されろ」というが、司はさらっとそれを受け入れる。

冷凍保存されるまでの間、司と千空は意味もない会話を淡々と交わした。そこで見せる2人の表情は、千空は治療のためと言え友を殺め、さらにはその命を預けられる重圧と別れの寂しさに涙を堪え、司は千空を信じているからこそ穏やかに語り眠りについた。つい先日まで敵だったとは思えない、まさに仲間に見せる絆の深さが感じられる回である。

さらにこの回では、司から次へと繋がる人脈の紹介がある。
それは「記者の女」。彼女は元々、司帝国を作り上げる上で大切な「純粋な若者」「司帝国を成り立たせるための有能な人物」を司に教える働きをしており、現代社会で得ていた人脈と人に関する良い噂・悪い噂、両方を兼ね備えている。司なき後、千空が世界航路に旅立つための「腕利きの船長」を蘇らせるために彼女は後々活躍することとなる。

司帝国を裏切るものとは誰か?人間関係を解説!
石神千空(いしがみせんくう)

超科学者の主人公。司の敵にして最愛の戦友。合理的な考え方や頭のキレの良さに、司は尊敬の念と強い警戒を持っている。科学文明の発展は汚い大人もイコールで増やすという司の考え方と違い、単純に文明作りゲームに唆られている。その延長線上で70億人、全人類を救うといった考えが強い。

大木大樹(おおきたいじゅ)

千空の幼馴染で体力バカの脳筋。司帝国に片想い相手:杠(ゆずりは)と共にスパイとして潜んでいる。天然なところが強く、おバカ発言に司は呆れるというよりは度肝を抜かれて理解できない、苦手…といった様子。司が石像人間を壊していた際も「俺をいくら蹴っても殴っても構わん。石像を壊すのをやめろ」と止めてくる大樹に「取引になっていない」と序盤から司は戸惑いを見せた。

浅霧幻(あさぎりゲン)

司帝国側の人間。現代でメンタリストだったゲンの「心理を読む力」を見込んで、千空が生きているのか追跡調査を依頼した。が、早々と千空の科学の力に魅了されて裏切った。飄々としていて嘘も口八丁もお手の物であるゲンは暫くの間、司帝国と科学王国の行き来をしてスパイ活動をしていた。軽薄そうに見えて意外と芯が通っており、科学帝国に寝返ってからは千空の良き仲間として尽力している。

氷月(ひょうが)

司帝国三強の1人。司同様、復活者を選別する考えを有しているが「人が人から奪われない理想郷」を掲げる司とは違い、無能を養うことの難しい石の世界では「優れた人間だけの復活」という合理的な考えを持っている。つまり似て非なるものである氷月は最終最後、科学王国と休戦協定を結んでいい感じでことが運んでいた終止符に、司の体を槍で貫くという謀反を見せた。作品の中で最も思想が危ない人間だと言える。

羽京(うきょう)

司帝国三強の1人。「目の前で誰も死んで欲しくない」という優しい人間。その一方で石像はただのものだから司の破壊行為には目を瞑ってきた。聴覚が異様に優れており、聴覚を生かした弓の名手。根が優しいので司帝国に捕まっていたクロム(科学王国側の人間)を庇う姿も。千空が破壊された石化も「石化解除時の修復力で治す」と科学の力を持って70億人全人類を救おうとしていることから、後々千空側につく。人の死を嫌う彼の裏切り条件は千空への「司帝国の無血開城」だった。

まとめ

敵側の首領ということもあるが、司に関してはまだまだ深掘りしたい良き名シーンが多く存在する。また、現在はコールドスリープ状態の彼が、今後どのような形で復活し、千空の力となるのかが見ものである。
ぜひ多彩な科学と、相反する正論を持って国を分かつ司と千空の戦いをアニメや漫画で楽しんでもらいたい。

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