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Jun

【青ブタ】牧之原翔子の謎を徹底考察! 彼女は何者? #青ブタ

翔子の正体と切ない願い

出典 : Amazon.co.jp

翔子の正体は、彼女をヒロインとする6~7巻のエピソードを映像化した劇場版「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」で明らかになります。

いなくなったと思われた年上の翔子でしたが、ある日突然咲太の前に現れ、行く当てがないから留めて欲しいと懇願し、同居を開始。
そこで彼女は、自分が時々「大きくなる」ことを咲太、麻衣、双葉の前で告白します。
全員が思春期症候群経験者のため、すぐにそれが原因だと思い至りました。

彼女の正体は中学生の翔子で、病気によって中学を卒業できるかわからないと言われたことで「高校生になりたい」「大学生になりたい」「大人になりたい」と強く願った彼女が、思春期症候群によって実際に大きくなっていた……と解釈するのが妥当。
ただし大きくなっている間にも、小さな(本来の姿の)翔子がこの世界に存在していて、分裂のような状態になっているようです。
つまり、思春期症候群によって翔子が「夢見た未来の自分」を生み出していた……という理屈ですね。

翔子本人がそう説明したことで、大きい翔子と小さい翔子の性格の微妙な違いなど多少の疑念はあっても、咲太たちは一応の納得を得ます。
しかし、事はそう単純ではありませんでした。

最初に気付いたのは双葉。
彼女自身、かつて思春期症候群によって「2人の自分」に分裂した経験があったため、違和感に気付いたようです。
もし本当に大きな翔子が「夢見た未来の自分」なのだとしたら、空白の6、7年の記憶は一体どうなっているのかと。

確かに、幾ら大人の自分を想像し、思春期症候群で外見が大人になったからといって、中身まで大人になれる訳ではありません。
精神的な成熟は、経験とそれによって得た記憶がもたらすもの。
大きな翔子さんは、明らかに「中学生が想像する未来の自分」ではなく「実際に成長した大人の女性」であり、彼女の包み込むような優しさは相応の人生経験を積んでいるように感じられます。

それを誰より実感していた咲太は、双葉のある仮説に得心を得ます。

彼女は成長した未来の翔子で、未来からやって来たのです。

それだけではありません。
彼女の胸には、かつて咲太のものだった心臓が脈打っていました。

翔子が生き続けた世界では、咲太はクリスマスイブの日に麻衣とのデート先に向かう途中、事故に巻き込まれて死んでしまったとのこと。
臓器提供意思表示カードを持っていた彼の心臓は翔子へと移植され、無事適合。
牧之原翔子の正体は、咲太の心臓を移植したことで延命し、未来を得た翔子だったのです。

翔子が咲太の前に現れたのは、その未来を回避できるよう警告するためでした。

ここから先の物語は、ぜひ自分の目で確かめてください。

まとめ

『青春ブタ野郎』シリーズは、この牧之原翔子をめぐる物語に接することで、ようやく全容を把握することができます。
乱暴な言い方をすれば、テレビアニメで映像化されたエピソードはそのための下地。
この作品の本質に触れるには、翔子というキャラと彼女の物語は欠かせません。

テレビアニメから入った人は、ぜひ劇場版を観るか原作の6~7巻を読むかして、『青ブタ』の凄さを味わってください!

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