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May

【蜘蛛ですが、なにか?】蜘蛛子として親しまれる主人公「白」の魅力に迫る!!

蜘蛛子誕生~地龍アラバとの邂逅まで

出典 : © 馬場翁・輝竜司 © かかし朝浩 © 伏瀬・みっつばー © 川上泰樹 : 蜘蛛ですが、なにか? | カドカワBOOKS

本編の始まりにして読者を驚愕させた超絶ハードモード転生の幕開けが決まった瞬間。

蜘蛛子はエルロー大迷宮の主クイーンタラテクト(以下マザー)の子供として生を受けます。

卵から這い出て意識が目覚めた途端、同時に生まれた子蜘蛛たちによる共食い合戦に遭遇し、自分たち子蜘蛛の生みの親であるはずのマザーまでもがスナック感覚で子蜘蛛を食べていく光景に、蜘蛛子はわき目もふらずに逃げ出します。

その際、前世を孤独な女子高生「若葉 姫色」として過ごしたことを思い出します。

蜘蛛に転生したことに関しては、スキルや魔法、ステータスといった概念を知ることによって、すんなりと受け止め、同時に後々頼りになるスキル「鑑定」を、転生した時割り振られたスキルポイントを使用することによって手に入れます。

その後、空腹感に襲われ、生食・食虫が当たり前な魔物の食事事情に驚愕しながらも、当初持っていた忌避感を生存本能で克服し、ただ生きるためという切実な願いを胸に、蜘蛛の十八番である糸や知恵を駆使して次第に蜘蛛子としての今世に順応していきます。

生活の安定を狙って作成したエモノホイホイ機能付きマイホームによって、食べては寝ての夢のヒキニート生活を手に入れた蜘蛛子でしたが、突如として現れた外敵「冒険者」の来訪によって大事なマイホームは燃やされ、またもや家無き子蜘蛛としてエルロー大迷宮を彷徨うことに。

蜘蛛子として生まれて初めての挫折を味わうのでした。

この出来事によって、蜘蛛子は安穏とした生活に現実逃避していた自分を省みることとなり、何も出来ず逃げるしかなかった自分の弱さを自覚し、今後の方針を固めます。

● 二度と誇りを汚されないよう実践を積んで強さを身に着ける
● エルロー大迷宮から脱出する

決意を固めた蜘蛛子は、スキルの実験や命がけの実践を掻い潜り、順調にレベルアップを重ねます。

蜘蛛子が、小型ではあるものの何体もの魔物倒し、ある程度自信を取り戻した頃、調子に乗って蜂型の魔物集団と戦いを繰り広げ、傷を負ってしまいます。
逃げた先で休んでいると、以前勝てそうにないため戦闘を避けた巨大な蛇の魔物の別個体が現れ、先ほどまで自分と戦っていた蜂に襲い掛かる場面に遭遇。

頼むから自分に勘づいてくれるな、と心の中で祈る蜘蛛子でしたが、そこで驚愕の出会いを体験します。

地龍アラバ。

自分では敵わないと隠れることしか出来なかった蛇の魔物を、まるで紙切れのように細切れにし捕食する絶対的な強者。
本能から存在の隔絶を実感した蜘蛛子は、地龍アラバにとって取るに足らない相手として見逃されるものの、その後もアラバの存在は最大級のトラウマとして、蜘蛛子の胸に刻まれるのでした。

地龍アラバ撃破~エルロー大迷宮脱出

出典 : © 馬場翁・輝竜司 © かかし朝浩 © 伏瀬・みっつばー © 川上泰樹 : 蜘蛛ですが、なにか? | カドカワBOOKS

その後、様々な経験と生と死の間で成長・進化した蜘蛛子は、地龍カグナ&ゲエレや火龍を倒し、エデ・サイネという希少種に進化を遂げます(スモールレッサータラテクト→スモールタラテクト→スモールポイズンタラテクト→ゾア・エレ→エデ・サイネ)

この間に世界の管理者を名乗る自称「D」と「黒」との邂逅を果たしますが、結局謎を残したまま去るだけで、蜘蛛子に影響を与えることはこの時はありませんでした。

そんな中、蜘蛛子にはちょっとした問題が発生していました。

カグナやゲエレ、火龍といった強敵を倒し、エルロー大迷宮でも上位の強さを手にした蜘蛛子は、蜘蛛子が今まで獲物として狩っていた魔物にとって、もはや抵抗することなく一目散に逃げるしかない存在となってしまい、思うように狩りが出来なくなってしまったのです。

あてもなく迷宮内を彷徨う蜘蛛子でしたが、作中屈指の激戦となった地龍アラバとの闘いが、突然の再会によって始まるのでした。
これまで培ってきた経験とスキル(並列思考や禁忌スキル)を遺憾なく発揮し、激闘を繰り広げる蜘蛛子とアラバ。

決め手となったのは禁忌スキルの1つ「怠惰」。

蜘蛛子以外の存在はHP・MP・SPの減りが大きくなる効果によって、自動回復するHP・MPを無視してSP、つまりはスタミナを削り切ってアラバの動きを封じます。

まさにまな板の鯉状態となったアラバへ止めを刺し、勝利した蜘蛛子でしたが、アラバの潔い最後に憤慨し、何故か勝利を素直に喜べないのでした。

その後、これまでの行いによって迷宮の悪夢と呼ばれるようになった蜘蛛子は、ちょっかいをかけてきた人間を倒したことによって大量の経験値を得てついに不死の魔物ザナ・ホロワへと進化を果たしました。

その頃、マザーは、子供の中で驚異的な進化を遂げた蜘蛛子に気づき、精神干渉によって自分の支配下に蜘蛛子を置こうとします。

そのことに気づいた蜘蛛子は、魂の繋がりを利用して逆にマザーへの魂の浸食を開始。

マザーが弱体化するまで遠くで見守ることにした蜘蛛子は、エルロー大迷宮から脱出し、ついに地上へ歩を進めるのでした。

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