『ぼのぼの』/1995年

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ラッコの「ぼのぼの」、そのお友達の「シマリス」、短気な性格の「アライグマ」の3匹を中心としたシュールなギャグアニメ。
30年以上連載が続いている原作ではほのぼのとした画風の中に散りばめられているブラックジョークや哲学が特徴的で、2016年版アニメはより原作に近い雰囲気が楽しめます。
本作で有名なキャラクターといえば、当時視聴していた子供たちにトラウマを植え付けた「しまっちゃうおじさん」。
実は動物たちが住む森の住人ではなく、怖がりなぼのぼのが作り出した架空の存在です。
しまっちゃうおじさん登場回はぼのぼのの妄想癖が暴走する非常にカオスなエピソードとなっており、しまっちゃうおじさんのエピソードのみを集めた絵本やDVDが発売されるほど人気の回となっています。

『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』/1995年

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士郎正宗さんの漫画『攻殻機動隊』を原作とした劇場版アニメの第一作目。
電脳技術が発達した近未来で起こるサイバー犯罪に対抗するため結成された組織“公安9課”の活躍が描かれている作品です。
本作では主人公「草薙素子」が追う謎の天才ハッカー「人形遣い」の正体と、その真の目的に迫ります。
ハイレベルなアニメーション技術と哲学的なストーリーは国内だけではなく海外でも高い評価を受け、現在でも多くのファンを獲得し続けています。

『MEMORIES』/1995年

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本作は、『AKIRA』で知られる大友克洋さん監修でSTUDIO 4℃とマッドハウスにより製作された3編からなるオムニバス映画です。
一つ目は、宇宙空間でスペースデブリの処理をする作業員が救難信号を元にたどり着いた遭難船で奇妙な幻覚に襲われる「彼女の想いで」。
二つ目は、風邪をひいた研究員が同僚に勧められた新薬を飲んだことで巻き起こるパニックコメディー「最臭兵器」。
3つ目は、大砲を撃つためだけに作られた都市で暮らす少年とその家族の姿を描いた「大砲の街」。
20分が1カットのみで構成されていたり見応えのある爆発シーンがあったりと、ストーリーだけではなく映像にも魅了される傑作です。

『新世紀エヴァンゲリオン』/1995年

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言わずと知れた90年代の代表作。
主題歌「残酷な天使のテーゼ」は長年アニメカラオケランキングのトップに君臨し続けるなど、作品を見たことがない層にも知名度は抜群です。
深夜の再放送で人気に火がついて熱狂的ブームとなり、後のアニメ作品やクリエイターたちにも大きな影響を残す作品となりました。
考察しがいのある意味深な用語や設定、登場キャラクターの生々しい心理描写やエログロ描写、壮絶なアクションシーンなどの演出の数々は、当時のアニメとしては非常に革新的であったといえます。

『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』/1996年

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かつて幕末に「人斬り抜刀斎」と恐れられた主人公「緋村剣心」が、不殺を誓う流浪人として新たな生き方を模索する姿を描いた人気作。
実写映画化や宝塚歌劇団による舞台化もされています。
アニメ版である本作は、原作である和月伸宏さんの同名漫画にほとんど忠実な作りとなっていますが、一部オリジナルストーリーも挿入されています。
主題歌は「そばかす」のJUDY AND MARYを筆頭に、THE YELLOW MONKEY、T.M.Revolution、L’Arc〜en〜Cielなど非常に豪華なアーティストが担当していることも特徴です。
また、本編の物語の前後を描いたOVA「追憶編」「星霜編」が後に発売され、こちらも国内外で非常に高い評価を受けています。