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【AKIRA】あらすじをネタバレ解説!漫画版とアニメ版の違いやラストシーンの意味は?
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Anime Expo 2019で新アニメ化プロジェクトを発表がされ話題が再燃!2019年の日本が舞台である『AKIRA』。
今回は、1988年公開のアニメ版『AKIRA』のあらすじや漫画版との違い、さらにあのラストシーンの意味もネタバレ解説していきます。
『AKIRA』アニメ版とは?
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“ジャパニメーション”の金字塔
1988年に劇場公開された『AKIRA』。
124分のアニメーションの中でカット数2200、セル画15万枚が使われ、画面外のモブキャラクターの動きまで緻密に計算された圧巻の映像は30年以上経ったいまも国内外で高い評価を受けています。
また、当時の技術としては珍しく「台詞を先に収録して後からそれに合わせ絵をつける」プレスコ方式が採用されており、キャラクターの動作をリアルに表現しています。
漫画・アニメ共に大ヒット
劇場版アニメの監督を務めたのは、原作漫画の作者でもある大友克洋さんです。
大友さんは漫画版『AKIRA』の連載途中で自ら絵コンテを描き起こしこの劇場版を製作しています。
劇場版『AKIRA』は原作漫画の完結前に製作・公開された作品ではありますが、原作者本人が脚本にも携わっていることもあり物語に大きな齟齬はありません。
漫画版・劇場版共に大ヒットを記録していることから、『AKIRA』は原作者監修のアニメ化成功例の最たるものと言えるでしょう。
革命的な音楽
『AKIRA』の劇伴を担当するのは、世界の民族音楽を題材にした音楽パフォーマンスグループ「芸能山城組」。
『AKIRA』を構成する要素である「サイバーパンク」「神秘と科学」「退廃的な近未来」というイメージにマッチした数々の楽曲は、単なるアニメ映画のサウンドトラックというだけではなくひとつの芸術作品としても高く評価されています。
『AKIRA』アニメ版あらすじ
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アニメ版『AKIRA』は原作漫画の3巻にあたる「ネオ東京の崩壊」までが描かれ、オリジナルのラストを迎えています。
しかし登場するキャラクターの数や扱いに多少違いはあるものの、原作漫画のラストまでの物語がうまく濃縮されているため、描かれている内容にそれほど違いはありません。
原作漫画の簡単なあらすじはこちらをご覧ください
始まりは鉄雄の事故
第三次世界大戦から31年後の日本。
新首都となった“ネオ東京”に住むバイクチームのリーダー「金田」は、仲間と暴走行為を繰り返す日々を送っていました。
ある日、金田は走行中に仲間の「鉄雄」が謎の少年「タカシ」と衝突事故を起こしたことにより警察に連行されてしまいます。
能力の目覚め
事故で怪我を負った鉄雄は軍の施設に入院しますが、そこで自分の中に不思議な力が発現したことに気づきます。
一方金田は留置所から解放された後、鉄雄が病院を抜け出しどこかへ消えたことを知り、その行方を追います。
アキラの元へ
鉄雄がライバルチームにリンチされかけているところに駆けつけた金田。金田は鉄雄を助けようとしますが、力を身につけた鉄雄は今まで金田に対して抱いていたコンプレックスを爆発させ興奮状態に陥ります。
そのとき鉄雄の頭の中に響いてきた「アキラ」という名前。軍の機密であるアキラという存在に迫ろうと暴走する鉄雄、鉄雄を追いかける金田、そして鉄雄を止めようとする軍との戦いが始まるのでした。