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Anime Expo 2019で新アニメ化プロジェクトが発表され話題が再燃！2019年の東京を舞台にした作品『AKIRA』。今回は、『AKIRA』の原作漫画の魅力やあらすじをネタバレ紹介していきます。謎に包まれた存在「アキラ」とは一体何なのかも考察していますので、ぜひご覧ください！

『AKIRA』とは？

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『AKIRA』は大友克洋さんによる漫画版、そして同じく大友さんが監督・脚本を務めた劇場版アニメが存在します。
作品の舞台や登場キャラクターなどはほとんど同じですが、このまとめでは原作である漫画版についての概要やあらすじを解説していきます。

80年代の漫画を代表するヒット作

1982年に連載が始まったSF漫画『AKIRA』。作者は『童夢』や『ショートピース』などでも知られる大友克洋さんです。
『AKIRA』は「週刊ヤングマガジン」で発表されると、そのクオリティの高さから国内外で非常に高い評価を受けました。

圧倒的な画力と画面構成

漫画の歴史を紐解く際に「大友以前、以降」という表現が用いられるほど、特に「作画手法」の面で後世の漫画家に大きな影響を残した大友さん。
『AKIRA』でも、倒壊するビル群や機械が緻密な描き込みと複雑なパースで描かれ、リアルで迫力のある画面になっています。
この高いデッサン力は、「超能力」や「近未来」といったSF要素に説得力をもたせ、『AKIRA』の世界観は多くの人に指示されました。

2019年は『AKIRA』イヤー！

『AKIRA』の物語の舞台は、2019年の“ネオ東京”。
旧市街となった東京は1982年に「新型爆弾により崩壊した」とされています。
偶然にも実際の日本と同じく、作中でも2020年には東京オリンピックが開催される予定になっており旧市街の都市開発が進められていますが、反政府ゲリラと政府軍の衝突などにより混沌とした街並みが広がっています。

『AKIRA』の登場キャラ

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金田正太郎

自称「健康優良不良少年」の、暴走族チームのリーダー。
自慢の改造バイクで無目的な暴走行為を繰り返しドラッグを常飲するなどかなりの不良っぷりですが、仲間内の信頼は厚く、金田自身もチームの仲間を非常に大切に思っています。
鉄雄の事故がきっかけで謎の存在「アキラ」と関りを持ち、東京崩壊の真実を知ることになります。

島鉄雄

金田の幼馴染の少年で、引っ込み思案な性格の少年です。
ライバルチームとバイクで走行中事故にあったことで超能力に目覚め、人が変わったように凶暴な性格となり、金田たちと敵対することになります。

ケイ

本作のヒロインで、反政府ゲリラに所属する少女です。
軍との争いで窮地にいたところを偶然居合わせた金田に助けられ、行動を共にすることになります。
物語の途中からある能力を開発され、鉄雄と対峙します。

あらすじネタバレ①

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2019年、ネオ東京

1982年の東京崩壊がきっかけで起こった第三次世界大戦により荒廃した世界。
ネオ東京から旧市街へ続くハイウェイを疾走する暴走族チームの中の一人「鉄雄」は、突然目の前に現れた白髪の少年「タカシ」と接触事故を起こしてしまいます。
タカシは無傷だったものの鉄雄は重傷を負い、軍の研究施設に連れ去られ入院することになりました。

鉄雄の目覚め

暴走族チームのリーダーであり鉄雄の幼馴染の「金田」は、謎の存在「アキラ」の秘密を追う反政府ゲリラの少女「ケイ」と出会います。
一方、タカシとの接触により超能力に目覚めた鉄雄は凶暴な性格に豹変。
病院から抜け出した鉄雄は今まで敵対していた暴走族チームを乗っ取り、他チームを襲撃し始めます。

金田vs鉄雄

力を得たことで今まで溜め込んできた不満を爆発させる鉄雄と、鉄雄の暴走を止めようとする金田。
しかし超能力を使う鉄雄の力は絶大で、金田は仲間を殺され、自身も鉄雄に追い詰められてしまいます。
そこへやってきたのは鉄雄の力を研究材料にすることを目論む軍の「敷島大佐」。
鉄雄を「41号」と呼び取引を持ち掛けた大佐に応じ、鉄雄は軍の研究施設へと向かうことになるのでした。