８．【一瞬の風になれ】

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8作品目は、『一瞬の風になれ』です。佐藤多佳子先生原作の小説で、安田剛士先生によってコミカライズされました。2007年～2010年マガジンSPECIALで連載されました。
中学校までサッカーをやっていた少年、神谷新二は自分の才能に限界を感じ、高校では陸上部に入部することに。新二の親友であり、中学時代陸上で全国上位入賞の一ノ瀬蓮、高校で知り合った根岸康行も巻き込んで、平凡な高校で一番を目指し始めます。

本作は「青春」と「爽やか」を全面に押し出しています。だからといって、中高生向きというわけではなく、大人になってから読んでも胸が熱くなるような描写が多いです。個人競技である100m、団体競技でもあるリレーとそれぞれ手に汗握る展開が多くあります。恋愛要素も取り入れた、青春さ全開の作品です。

９．【はじめの一歩】

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9作品目は『はじめの一歩』です。森川ジョージ先生による作品で、1989年～週刊少年マガジンで連載されています。
釣船屋の一人息子、幕之内一歩はいじめられっ子。強く言えない性格で、クラスメイトからいじめられていました。ある日、河川敷でいじめられているとボクシング日本チャンピオンの鷹村守に助けられます。
自分も鷹村のように強くなりたい、そう思った一歩はボクシングの世界へ足を踏み入れていきます。

日本屈指のハードヒッターとして戦う一歩の姿はもちろん、同じジムの選手、ライバル1人1人のキャラクターが強烈です。合間に挟むギャグパートも非常にセンスがよく、メリハリがきいています。試合での圧倒的書き込み量による熱量が読者の心を惹きつけます。男の戦いを直に感じることができる作品です。

１０．【Harlem Beat】

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10作品目は『Harlem Beat』です。西山優里子先生による作品で、1994年～1999年週刊少年マガジンで連載されました。
特に取り柄のない高校生、成瀬徹は何か自分を変えたくてバスケ部へ入部。特に目立つこともなく雑用と基礎トレの日々を送っていました。
ある日買い出しを頼まれた成瀬は、買い物に来た店で幼馴染でミニバスの女王と呼ばれていた楠田みずきと再会。ストリートバスケのコートへと案内されます。
そこには伝説のチーム「スリーメン」のメンバーがおり、流れで勝負することに。この時偶然見せたゴールが、人生のターニングポイントとなっていきます。

バスケット漫画は数多くありますが、ストリートバスケ、学生バスケの2面で展開される珍しい作品です。ストリートならではの面白さ、学生バスケならではの熱さが融合し、その中で築かれた対人関係の絡まり方も見どころです。
少し青春くさすぎるくらいの演出がしっかりとハマっていて、こんな仲間に恵まれたいと思える作品です。

まとめ

今回は熱いスポーツ漫画についてまとめました。
スポーツには流行も季節も関係なく、盛り上げる力があります。漫画を手に取って読んでみて、心に火をつけるのもおすすめです！