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Nov
【SSSS.GRIDMAN】トリガーが手がけたテレビアニメを全部まとめてみた【キルラキル】 #キルラキル #kill_la_kill #ルル子 #kizna #リトルウィッチアカデミア #ダリフラ #SSSS_GRIDMAN #プロメア #PROMARE
SSSS.GRIDMAN
出典 : Amazon.co.jp
トリガーはテレビアニメ・映画の制作を行う一方で、それ以外のアニメも作っています。
例えばプロモーションアニメもその1つ。
『ハッカドール』や『イロドリミドリ』などといったアプリやゲームに関するプロモーションアニメの制作を行っています。
また、テレビアニメのひな形的な企画として、Webアニメの制作も行っています。
2012年には雨宮哲さんがシリーズディレクターを担当し、コミックス・ウェーブ・フィルムと共同制作による『インフェルノコップ』を公開。
2015年には日本アニメ(ーター)見本市にて単独制作のアニメを2作、スタジオ六花との共同制作によるアニメを2作出品していました。
その中の1つ、日本アニメ(ーター)見本市に出品した『電光超人グリッドマン boys invent great hero』は、雨宮さんが監督を務めたショートアニメ。
1993~1994年に放送された円谷プロの特撮ドラマ『電光超人グリッドマン』を原作としています。
特撮のアニメ化という時点で既に異例ですが、このアニメは敵サイドの登場人物である藤堂武史(とうどう たけし)をメインに据え、勇者シリーズをはじめとした名作ロボットアニメのエッセンスを加えつつグリッドマンへの思い入れがヒシヒシと伝わってくる映像になっており、かなり異色の作品でした。
そしてこの『電光超人グリッドマン boys invent great hero』は3年後、全く違う形で生まれ変わります。
2018年秋より放送を開始した『SSSS.GRIDMAN』です。
本作は、物語冒頭に記憶を失った状態で目を覚ました主人公・響裕太(ひびき ゆうた)が、ヒロイン・宝多六花(たからだ りっか)の家にある古いパソコンから呼びかけて来るグリッドマンという謎の存在に導かれ合体し、街を蹂躙する正体不明の怪獣と戦う……という物語。
電光超人グリッドマンを原作とし、基本設定やキャラクター配置はその原作を踏襲しつつもキャラクターを一新。
ストーリーや設定も現代風に生まれ変わっています。
何よりも、原作における武史のポジションに女性キャラクターの新条アカネ(しんじょう アカネ)を配置している点がポイント。
ビジュアル公開の時点では清純なヒロインにしか見えなかったアカネが実は人の命さえも軽視するサイコパスキャラだったことが判明すると、アニメファンからの注目度は一気に急増し、一躍話題作へと上り詰めました。
このSSSS.GRIDMANのヒットは、トリガーにとって新たな看板作品の誕生を意味し、そして同時にアニメ業界にとっても「特撮のアニメ化」という新たな金鉱を発見した一大事件になりそうです。
プロメア
2019年に公開予定のアニメ映画『プロメア』はグレンラガン、キルラキルに続く今石監督と中島さんのタッグによるオリジナル作品です。
トリガーとしてはリトルウィッチアカデミア以来の映画作品ということになります。
2018年11月現在、内容に関してはまだ全く明かされていませんが、このチームで作る新作となると期待せずにはいられませんね。
まとめ
その歴史はまだ決して長くはありませんが、こうして作品を振り返るだけでもトリガーという会社がいかに試行錯誤を重ねてきたかがよくわかりますよね。
トリガーというと「火傷しそうなほどの熱血」「ひたむきな主人公」「いっそ清々しいお色気」「強引なくらいの勢いとノリ」といったイメージですけど、SSSS.GRIDMANはこれらの要素が大きく前面に出る訳ではなく、でも確実にどれも潜んでいるという感じですよね。
単に特撮をアニメ化するというアイディアだけだったら、ここまでの人気作にはならなかったでしょう。
この作品のヒットで、トリガーがまた新しい扉を開けたような気がします。