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7

May

シャアの恋愛観、そして最後まで忘れられなかったララァの存在 〜『逆襲のシャア』を中心に〜

最後まで忘れられなかったララァの存在

『逆襲のシャア』ではクェス・パラヤや、ナナイ・ミゲルと親しい関係を持っていました。
ですが、それよりもなによりもララァの存在がシャアにはあったのです。
シャアとクェスは以下の会話をします。

クェス「あたしは大佐を愛しているんですよ」
シャア「困ったな」
クェス「なぜ?あたしは大佐のためなら死ぬことだってできるわ」
シャア「わかった、私はララァとナナイを忘れる」
(引用元:『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』)

しかし、ギュネイ・ガネスに対してはシャアの本心が吐露されています。

シャア「私がクェスに手を出すとどうして考えるのだ」
ギュネイ「自分が、でありますか?」
シャア「クェスはナナイの命令でαに乗った。慣れるまで守ってやれ」
シャア「私はネオ・ジオン軍の再建と打倒アムロ以外興味はない。」
(引用元:『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』)

このように、シャアはクェスのことなど眼中になく、本心は打倒アムロにありました。その打倒アムロというのも、ララァと通じ合い、そしてララァを殺した憎しみを晴らすため、という思いが一番の理由でしょう。

「逆襲のシャア」のクライマックス、シャアとアムロは会話をしますが、そこにシャアの絶えぬ思いが表れています。

アムロ「俺はマシーンじゃない。クェスの父親代わりなどできない」「だからか、貴様はクェスをマシーンとして扱って」
シャア「そうか、クェスは父親を求めていたのか…それで、それを私は迷惑に感じて、クェスをマシーンにしたんだな」
アムロ「貴様ほどの男が、なんて器量の小さい」
シャア「ララァ・スンは私の母になってくれるかもしれなかった女性だ。そのララァを殺したお前に言えたことか」
(引用元:『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』)

最後までララァを忘れられなく、その思いはアムロにぶつけられます。同時に、クェスなどの女性に関しては「戦争のための道具」としか見ておらず、関係もそれらを円滑にするためのものだったことが伺えます。

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