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18

Sep

短期間で打ち切り!週刊少年ジャンプで連載されていた漫画まとめ

ツギハギ漂流作家

出展 : Amazon.co.jp

2006年10号~32号まで連載された西公平先生の作品で、単行本は全3巻です。
世の中の出来事を「漂流作家」が書き記した「漂流録」が出版物の95%を占める時代。新人の漂流作家である主人公の吉備真備の冒険を描いたバトル漫画です。
傘や赤ペンなど様々な物を使ってバトルを繰り広げるのですが、生米を武器に戦う者も存在します。バトル漫画で生米を武器にするというのは後にも先にもこの作品だけでしょう。
登場するキャラクターはどこか既存の連載作品のキャラクターに似ています。主人公の吉備真備は『ONE PIECE』の主人公であるルフィに見えることもあり、連載当初から読者の間で噂になっていました。

この作品で1番印象的なセリフに「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!」というものがあります。主人公らしい熱い名言ですが、ルフィに似ていることから、ルフィの発言のように見えるコラ画像が作成されました。ここまでであれば、読者のお遊びと言えるでしょう。
しかし、2014年に発売された『Jスターズ ビクトリーVS』で読者を戸惑わせる事件が発生。ルフィのセリフの中に「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!」が含まれていたのです。まさかの公式が読者のお遊びを逆輸入してしまうという事態。
あまりの反響にアップデート後にこのセリフは削除されました。公式がネタにしたのか間違えたのかその真相は分かっていません。
打ち切り漫画のセリフだけが登場というのは名誉なのか不名誉なのか。作者の気持ちが気になりますね。

チャゲチャ

出展 : Amazon.co.jp

作者は澤井啓夫先生。
澤井先生は2001年~2007年にかけて『ボボボーボ・ボーボボ』と『真説ボボボーボ・ボーボボ』を連載。アニメ化やゲーム化など幅広いメディアで展開する人気作となりました。
そんなヒット作を生み出した作家が2008年にジャンプに復帰し、連載を開始した作品が『チャゲチャ』です。

連載期間は2008年42号~49号の8週間で、単行本は1巻のみ。短期集中連載と思われがちですが、『チャゲチャ』は長期連載を視野に入れた作品でした。
長期連載のヒット作の次はわずか8週というインパクトを読者は忘れないでしょう。
10週で打ち切られることを「つきぬけ」と言うように、8週で打ち切られることを「チャゲる」と言います。
しかし、2018年9月の段階で8週で打ち切られた漫画は『チャゲチャ』のみ。10週以上続く打ち切り漫画が増え、「チャゲる」を使われる漫画はこの作品のみになりそうです。
最速打ち切りの記録を更新した忘れられない伝説の漫画ですね。

澤井先生は後に別な雑誌で『ふわり!どんぱっち』と『ほんのり!どんぱっち』を連載。その内容はこれまでのような線が太く勢いのあるギャグ漫画ではなく、細く綺麗な線のほのぼのした日常漫画でした。そのギャップに衝撃を受けた人も多いのではないでしょうか。

まとめ

今回は過去に『週刊少年ジャンプ』で連載されていた打ち切り漫画の中から、読者にインパクトを残した作品を紹介しました。
打ち切られるために漫画を描いている作家はいません。タイミングが悪く打ち切られてしまうこともあるでしょう。
どの漫画にも面白い部分があるため、お気に入りの打ち切り漫画を見つけてみるのも面白いかもしれませんね。

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