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Oct

【キングダム】キングダムに登場する新旧六大将軍について史実を交えて解説!

出典:キングダム 公式サイト


週刊ヤングジャンプの大人気漫画キングダム。人気の理由の一つに500名にものぼる登場人物が織りなす壮大な物語が魅力の一つですよね。その中でも作中に登場する六大将軍という制度は読者なら必ず目にしていたと思います。作品の中でもトップの人気を誇る王騎将軍も名を連ねていた六大将軍。

物語中盤で秦王嬴政が復活させた(新)六大将軍、それぞれどんな人物が選ばれたのか気になった人も多いと思います。今回はキングダムの作品から見た新旧六大将軍を、史実の情報を交えながら深掘り解説をしていきます。

六大将軍とは

まず初めにこの六大将軍とは何か?を確認してみましょう。六大将軍とは嬴政の祖父である戦神と言われた昭王(しょうおう)の時代の特別な制度です。昭王の時代には、秦は同時に数か国と戦うことも数多く、ただ離れ離れに戦っている将軍たちと連携を図ることが枷(かせ)になります。

戦場の現場で遅れがでると察した昭王が、自ら任命した六大将軍に独断で戦いを展開する権限を与えたというものです。これにはメリットとデメリットが存在します。メリットは現場の将が独自に判断し戦争行動を起こすのでとにかく動きが早くなります。そうすることで侵攻や防衛などの判断スピードが上がります。

デメリットは自由を与えられた分、謀反が起きやすくなるということです。しかしこれについては、王と将軍の強い絆があっての制度になるので生半可な繋がりの将が選ばれることはないでしょう。

現に、新六代将軍の騰は『反乱を起こした人物が出れば、残りの将で必ずそ奴を抹殺(まっさつ)する』とはっきり言っていたこともあり、そういう輩が出ないように人選をしたのかもしれません。

出典:Amazon.co.jp

旧六大将軍

ではここで、旧六大将軍について紹介していきます。この時代に活躍した将軍たちは、秦王嬴政の祖父である昭王に仕えた6人です。

白起(ハクキ)

キングダムでは目力があり、不気味な武将として描かれています。そして何より、作中で一番印象的な描写はやはり「長平の戦い」でしょう。これは史実でも記録として残っていますが、当時紀元前260年に趙の廉頗(れんぱ)と領地の争いをしていました。

2年ほど争いは続きましたが、廉頗(れんぱ)から超括に変わったことで勝利を収めます。そこで、20万(史実では40万)の捕虜を生き埋めにしたのです。理由は兵糧の問題と反乱分子の目を摘むことでした。

というのも、2年に及ぶ戦いの中で秦にはこの捕虜を賄えるほどの余裕もなければ、このまま20万人が反乱を起こせば、白起(はくき)の軍も手に負えないと判断したのでしょう。このことは後ほど、27巻で登場する万極(まんごく)という将軍の登場時でも語られます。この白起(はくき)の史実での最期は、自害してその生涯を終えています。

作中では描かれていませんので、今後回想などで触れられるかもしれません。

王齕(オウコツ)

作中では長い髭が特徴のこちらも体格が大きい武将で描かれています。ちなみに使用する武器が大斧という作中では珍しい武器を使用しています。活躍されたと言われる時代は白起(はくき)と同じ時代とされています。白起(はくき)と言えば先ほど述べた「長平の戦い」です。

史実ではこの時、総大将として任についていましたが白起(はくき)が総大将に変わったタイミングで副将として付いたとされています。「長平の戦い」後については趙・魏・韓と戦ったことが史実で残っていますが、最期については記録がありません。作中では、楚の大将軍である若き日の汗明に酷い傷を負わされて秦に帰ったとされています。

司馬錯(シバサク)

史実で登場したのは紀元前316年、蜀という国が存在していた頃です。当時の王である恵文王が蜀の内乱に乗じ侵攻をするか、同時期に韓が攻め込んできた対応をするか司馬錯(しばさく)と当時の宰相である張儀(ちょうぎ)に意見を求めます。司馬錯(しばさく)の意見が通り、蜀の領地を獲得、蜀は滅びます。

その後、白起(はくき)と共に魏に侵攻したり、楚への挙兵で領地を獲得するなどの活躍を見せます。最期については史実でも残っていないようです。

胡傷(コショウ)

史実では公孫胡易(こうそんこしょう)という名前で残っています。公孫という名は有名な公の孫にあたるという人物に付けられる名なので貴族の出身であることがうかがえます。史実では華陽の戦いにおいて、趙・魏の連合軍に勝利を収めていいます。

しかしその後、閼与(あつよ)の戦いにおいて趙三大天とされる趙奢(ちょうしゃ)に大敗を喫し、そこから史実では記録がありません。作中では軍略の天才、昌平君の師とされており、王翦(おうせん)のことも認めていたという記載がされています。これは作中での設定も少しあるかもしれませんね。

摎(キョウ)

次に紹介するのは、史実と違う描かれ方をしている摎(きょう)です。というのも作中では女性として描かれており、昭王の娘であり、王騎(おうき)の妻になる予定という設定でした。史実では趙・韓・西周・魏を攻めて多くの戦果を挙げています。西周については約700年も続いた国を滅ぼしているのでその功績は大きいでしょう。

最期については記録がなく、わかっておりません。作中では100の城を落としたあかつきには王騎(おうき)と結婚をするという約束を目前にして龐煖(ほうけん)に討たれてしまいます。

王騎(オウキ)

最後の旧六大将軍は皆さん大好き王騎(おうき)将軍ですね。彼については一度記事にしているので良ければそちらもご覧ください。

【キングダム】上司にしたい将軍でいつも王騎が選ばれる理由を解説!

作中での王騎(おうき)はここで語るまでもありませんが、主人公の信の指標となる人物で、序盤でも大きく描かれています。その死は多くの読者を感動を誘いました。

『武に生き 一時代を築き、さらに武に死ねることは本望』
『これだから乱世は面白い』
この辺りは名言として残っていますね。
しかしながら史実では大した活躍が残っていません(笑)

実際には前述の王齕(オウコツ)と同一人物ではないかとされています。

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