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15

Jul

20周年記念展開催!BLACK LAGOONの魅力を解説

 

出典 Amazon

BLACK LAGOONとは

『BLACK LAGOON』は2002年から月間サンデージェネックスに連載されている、広江礼威さん作のガンアクション漫画です。東南アジアの架空都市「ロアナプラ」を舞台に、裏社会に属するアウトローたちが繰り広げる騒乱を描いた作品となっています。2021年4月時点で、漫画のシリーズ累計発行部数は800万部を突破しており、2006年には、片淵須直さんを監督としてアニメ化されています。

あらすじ

日本の商社「旭日重工」でサラリーマンとして働いていた岡島禄朗は、東南アジアで機密ファイルを届ける仕事の最中、海賊「ラグーン商会」に拉致されてしまう。機密ファイルの中身は、旭日重工の密輸に関するもので、ラグーン商会は機密ファイルと岡島の身柄をだしに使い、旭日重工に金銭を要求する。しかし、旭日重工はその要求には応じず、ファイル奪還のために傭兵部隊を送り込む。会社にあっさりと切り捨てられた岡島は、ラグーン商会の一員「ロック」となり、裏社会で生きていくことを心に決めるのであった。

 

作品の魅力

それでは『BLACK LAGOON』にはどのような魅力があるのでしょうか?

この作品の魅力について具体的にみていきましょう。

 

スタイリッシュなオープニング

アニメ『BLACK LAGOON』を見てまず目を引くのが、スタイリッシュなオープニングです。

オープンニングテーマは「Red fraction」という曲で、MELLさんという方が歌っています。MELLさんは日本人の歌手ですが、この作品の世界観に合わせて、歌はすべて英語になっています。歌詞はレヴィの生き様をテーマとしており、それを考えながら聞くと、より味わい深いと思います。また、個人的には、曲の最後をレヴィの愛銃・ソードカラトスの発砲音で締めているところが好きです。

曲もさることながら、オープニング映像も日本のアニメとは思えないほど渋くてかっこいいつくりとなっています。主人公のレヴィがソードカラトスを使いこなしている映像がメインなのですが、まるで海外のアクション映画のオープニングのようです。

ドライブをしながらこの曲をかければ、テンションが上がることは間違いありません。

特に、海沿いや高速道路を走っているときにおすすめです。

ただし、気分を上げすぎてスピード違反をしないように注意しましょう

ラグーン商会のメンバーやそれを取り巻くキャラクターたちは、非常に個性豊かで見ていて楽しいです。

出てくるキャラクターはほぼ悪党ですが、それぞれの人物が自分の信念や正義を持っており、それが個性として表れています。また、キャラクターごとの特徴がしっかりしているので、登場人物が多いですが、把握できないということはありません。

顔に大きな傷があるバラライカ、メイド服を着た戦闘ロボットのロベルタ、サングラスをかけたシスターのエダなど、見た目のインパクトが強いキャラクターも多いです。

ちなみに、個人的に一番好きなキャラクターはバラライカです。

リアルとエンタメの絶妙なバランス

ガンアクションというジャンルではあるものの、エンタメ要素もふんだんに盛り込まれており、作品全体に重苦しさや暗さというのはあまり感じません。

主人公のレヴィは複数の敵を前にかなり派手に動いていますが、ほとんど被弾することがありません。これに対して、リアリティがない感じる人もいるでしょう。しかし、実際の銃撃戦は残酷で面白味がないので、アクションに関してはこのようなエンタメ要素が必要だと思います。

一方、キャラクターそれぞれの信条や考え方などはリアルに近いと思います。『BLACK LAGOON』の世界には、祖国を信じるもの、金を信じるもの、力を信じるものなど、様々な信条を持ったキャラクターが出てきますが、これは私たちが生きている現実世界にも当てはまることです。

このように、リアルとエンタメが絶妙なバランスを保っていて、誰でも楽しむことができる作品になっています。

派手なアクションシーン

この作品の一番の見どころは、何といっても派手なアクションシーンでしょう。

本作のヒロインであるレヴィは「二丁拳銃(トゥーハンド)」の異名をもっており、二丁の拳銃を巧みに使いこなしながら敵を倒していきます。タバコをくわえ口汚いスラングを言いながら拳銃を撃っているレヴィの姿は、一見すると狂気的なのですが実にかっこいいです。

また、拳銃同士の打ち合いだけでなく、拳銃と日本刀、拳銃と投げナイフなど、バリエーションのあるアクションシーンも魅力的です。特に、レヴィの拳銃と敵の日本刀との戦いでは、拳銃の弾丸を日本刀で真っ二つにするシーンがあり、最高にクールでした。拳銃と日本刀が戦うシチュエーションは現実では絶対にあり得ないので、このような異種武器の戦いが見ることができるのは、漫画やアニメの良いところですね。

バイオレンスな描写も多いですが、軽快なアクションや洋画のようなクールなセリフ回しとうまく中和されて、それほど気にならないです。ガンアクションやミリタリーものが好きな人には、ぜひ見てほしいシーンが目白押しです。

出典 Amazon

独特なセリフ回し

この作品の魅力の1つに、アメリカのB級アクション映画のような独特なセリフ回しがあります。皮肉のきいた比喩表現や洒落のきいた言葉が、会話の節々に散りばめられていて、見ていてとても楽しいです。

例として、私が印象に残ったセリフを2つ紹介します。

1つ目は、ラグーン商会のボス・ダッチが言ったセリフです。

「信じられねえ。首がもげてねえ。サングラスも無事だ。アーメン・ハレルヤ・ピーナッツバターだ」(ダッチ)

このセリフはロックの提案で敵の戦闘ヘリに魚雷を命中させることに成功し、船体に体が打ち付けられた後に放った一言です。かなり独特なセリフなので、この作品を見たことがある人は、「アーメン・ハレルヤ・ピーナッツバター」という言葉を覚えているでしょう。使いどころは難しいですが、人生で一回は使ってみたい言葉ですね。

2つ目は、本作のヒロイン・レヴィが言ったセリフです。

「…金は、神か?」(ロック)

「力、さ。神よりよほど役に立つ」(レヴィ)

このセリフはロックとともに沈没船で絵画を捜索している最中に、ロックに放った一言です。ロックは沈没船で絵画を探す任務だけを遂行しようとしますが、レヴィは絵画だけでなく遺品も回収して儲けようとします。それに対し、ロックは異を唱えますが、レヴィも引かず「金は力」と答えるのです。このセリフは幼い頃貧困に喘いだ、レヴィならではのセリフと言えるでしょう。

片淵須直さんが監督を務めた意外な作品

片淵須直さんは『BLACK LAGOON』のほかに意外な作品の監督を務めています。

それは、映画『この世界の片隅に』です。この映画は第二次世界大戦時の広島を舞台とし、その中で懸命に生きる主人公・すずと周りの人々を描いています。戦争下でも決して希望を失わず、困難に直面してもめげないすずの姿は、涙なしには見ることができません。

『この世界の片隅に』のように感動できる作品と、『BLACK LAGOON』のようにガンアクションをメインとしたバイオレンスな作品を、同じ監督が務めているとは驚きですね。

まとめ

『BLACK LAGOON』は見どころがたくさん詰まった非常に魅力的な作品です。

迫力のあるガンアクションシーンやアメリカのB級アクション映画のようなクセのあるセリフがたまりません。元は普通のサラリーマンだったロックが、裏社会で成り上がっていく姿もいいですね。

また、クエンティン・タランティーノ監督の『キル・ビル』や『パルプ・フィクション』が楽しめる方には向いていると思います。

興味を持たれた方はぜひ『BLACK LAGOON』の世界観に浸ってみるのはいかかでしょうか?刺激的な体験になること間違いなしですよ。

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