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アニソンアーティストたちによる、医療従事者などへの寄付の啓蒙活動を目的とした「Grateful to You LIVE」レポート!<前編>

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2020年11月13日、医療従事者などへの寄付の啓蒙活動を目的とした「Grateful to You LIVE」が開催された。

人気アニソンアーティスト達の競演する当ライブは、YouTubeによる無料配信とソーシャルディスタンスを保てる最小人数ではあるが、無料抽選で招待された観客を収容。
現在多くのライブが無観客で開催されている中で、ごく少人数ではあるが 現地にて音楽を楽しめる新たなスタイルを模索しようと、万全の感染症対策を行いつつ開催された。

この活動に賛同し、今回出演したのはいとうかなこ、栗林みな実、米倉千尋、YURiKAの4名だ。目的を共有し、心を合わせた四人の他では見ることのできないコラボレーションも今回の見どころである。

開演時間である19時、司会者が登壇して挨拶を行い「Grateful to You 」事務局長である川村正樹からの手紙が読み上げられらた。
「”社会に尽くすすべての人々に感謝を伝え、エンターテイメントの力で支援する”という趣旨で企画されました。」と司会者。
未曾有の危機を経験する中、自分たちのことに精一杯になり他者への感謝を忘れてしまう瞬間もあるだろう。そんな我々に改めて「今を生きるために大切なことは何か」を思い起こさせる非常に意味深いメッセージだった。

このメッセージを噛みしめつつ、ライブがスタート。最初にステージ上に今回のライブ出演者の中で最年少、YURiKA。

白い衣装に身を包み眩しい笑顔で登場した彼女が最初に披露したのは「リトルウィッチアカデミアVR ほうき星に願いを」の主題歌「Dream Flight」だ。ライブ開始と同時に流れるそのアッパーなリズムが観客の心を鷲掴みにする。一曲目を終えてYURiKA自身がこう語った。「こうしてお客さんの前で歌うのは、本当に久しぶりで私自身もすごくすごく楽しみにしていました。」
長らく観客を前にしてライブを行えずにきたことはミュージシャンにとっても大きな困難であっただろう。そんな状況を変えられることとなる今回のライブが彼女にとっても非常に大きな意味がある、そんなことが垣間見れた瞬間だった。
MCを挟んで流れたのは前曲とは打って変わってしっとりしたサウンドの一曲、テレビアニメ「宝石の国」のオープニングでもある「鏡面の波」、テレビアニメ「BEASTERS」のエンディングとしても使用された「月に浮かぶ物語」。
彼女のアーティストとしての多様性、想いを歌に乗せるというメッセージ性をここまでで歌った三曲で表現し、観客を釘付けにした。

そしてラストナンバー。感染回避の観点から声を出すことが禁止となっている今回のライブ、彼女の「最後の曲です!」という煽りに対して「えぇー!!」と発声したいところを観客が呑みこみ、拍手をする姿が非常に印象的だった。
「この曲で元気を、パワーを送りたいと思います!!」と語った彼女が最後に披露したのがテレビアニメ「リトルウィッチアカデミア」オープニング「MIND CONDUCTOR」。
自らの元気を全面的に発信し、その元気を視聴者に、来場者に届けようとする彼女の姿が非常に印象的だった。万遍の笑みでカメラに向けて手を振る姿も見られ、彼女の元気は確かに伝わったことだろう。

YURiKAからのバトンを継いでステージに上がったのはいとうかなこ。

彼女が最初に披露したのは映画「チェリーボーイズ」の劇中歌である「はじまりの歌」。
臙脂色の照明の中に立ち尽くす彼女がしっとりと歌い上げたこの一曲、落ち着いた曲調の中でもはっきり分かる彼女の力強い声は全てのライブを見る人を虜にした。 続いて披露されたのはテレビアニメ「シュタインズゲート」のオープニングとして一大ブームとなった「Hacking to the Gate」。声の力強さがここでさらに加速する。

二曲を終え、改めていとうかなこ本人からの挨拶。歌唱中の圧倒的な存在感から一転した親しみやすい口調で観客に語りかける。「会いにきてくれてありがとね、素敵なパーティが開催できてよかったね。」そして彼女はこう続けた。
「いとうかなこのモットーとしてはね、悲しすぎる時や嬉しすぎる時は意外と涙が出なくて(略)胸のこの辺がキューってなるな、って思ったら音楽も手伝えると思ってて。悲しい時は悲しい曲を聞くといいよ。嬉しい時は楽しい曲を聞いて泣くといいよ。」
この1年間、全ての人がたくさんの想いを持っただろう。そんな時にこそ音楽の力を使って感情を解放して欲しい。そんな彼女の音楽活動の根元にある想いがここで語られた。

そして彼女から「次の曲はね、悲しい時に聞いて欲しい曲」と紹介されたのがゲーム「沙耶の唄」エンディングテーマ「ガラスの靴」。悲しい人の心に寄り添うように歌い上げられた。
そしていとうかなこからのラストナンバー。「もう10年経っちゃったんだ、この作品が発表されてから」と当時のことを振り返りながら歌われたのが初代であるXbox 360版「シュタインズゲート」主題歌「スカイクラッドの観測者」。10年の歳月を感じさせない、いまだにフレッシュなこの楽曲を全ての観客は噛み締めるように聴いたのであった。

三番手として登場したのは栗林みな実。

煌く銀色の衣装に身を包んだ彼女が一曲目に披露したのは「はたらく魔王さま!」オープニング「ZERO!!」。彼女の澄んだ声が会場内に、配信先に響き渡り、一瞬にして彼女の世界がそこに広がった。
一曲目を終え、挨拶をする彼女。先ほどまでの堂々たる姿とは裏腹にはにかみながら語りかける彼女のギャップは見るもお全ての心を掴まずにはいなかった。「久しぶりにみんなの前に立っているの、今。なんだろう、すごくいいねー。」と可愛らしい表情で語りかける姿は非常に印象的だった。

今回のライブに対して、ファンからのリクエストを募った上で今回のセットリストを決めてきた、と語った彼女。続いて披露したのは先日10月7日にリリースされたばかりのシングル「aim」のカップリング曲「流れ星に出逢うように」。曲がかかった瞬間に先程のはにかんでいる姿は一瞬にして消え、改めて堂々たる出立となった彼女。ダンサブルなこのナンバーを歌いきり、続けて「機動戦士ガンダムAGE」の挿入歌である「君の中の英雄」のballade version を披露。照明の色を反射した銀色のドレスは黄金へと色を変え、その中で凛とした姿でステージ上、しっとりと歌い上げる姿に魅了されないものはいないだろう。

最後には「みんなに元気を届けるこの曲です、聞いてください。」と語り「スーパーロボット大戦OG-ディバイン・ウォーズ」デンディングテーマ「Yell!」が披露された。メッセージ通り、力強く人々に元気を与えるラストナンバーが披露され、彼女のターンは終了した。

そしてトリを務めるのは米倉千尋。

彼女が一曲目に披露したのは「フェアリーテイル〜約束の日へ〜」。熱がこもり、全身を使ってパフォーマンスする彼女の姿に、着席で観覧している来場者も振り付けを真似る姿が見られた。登場からエンジン全開だ。

一曲目を終え、パフォーマンスの時のままの無邪気な調子で会場、そして視聴者に挨拶し、続けてこう語った。「会場にお客様がいらっしゃるという状態が、今まで当たり前だったのに本当に夢のようで・・・(略)今まで当たり前だと思っていたことがとってもありがたいことだったんだな、当たり前じゃなかったんだなというのをこの期間に感じるようになりました。」これまでの日常が崩れてしまい、改めて彼女が感じ取った日常への感謝の気持ちがここで表されたのだろう。

続いて披露されたのはゲーム「9-nine-はるいろはるこいはるのかぜ」の主題歌「ハルトキ〜Spring Moment〜」。終了後間髪を入れずに印象的なイントロが流れる。「封神演義」オープニング「WILL」だ。長らくライブ会場に足を運べる人がいなかった昨今、久々、あるいは初めて生で聴くこの曲に思わずガッツポーズをする観客の姿も見受けられた。

再びMCをはさみ、そして、最後の一曲の紹介。「この曲とともに私は、米倉千尋は大きく成長してこれました。この曲が私の背中を押し続けてくれたし、この曲が灯台のような存在となって私を導いてくれた曲です」と語った。そしてこの曲紹介の最後には「この曲を医療従事者の皆さんにこの歌でエールと感謝の気持ちを届けられればと思います」と述べ、自他共に認める彼女の代表曲「嵐の中で輝いて」を披露。音楽を通して会場が、そしてオンラインでライブを見る全ての人が一つになった。

ここでライブは中締めとなり、司会者からこのライブの感想が述べられた。そして、司会者の「これだけで終わるのは勿体ないですよね!!」との提案を受け、拍手に包まれながらライブを行なった四名が今回のライブのために作成されたスペシャルパーカーを着用して、再び舞台上に現れた。 会場で、そして通販でも販売されてるこのパーカーが、原価を除く全てを国立国際医療研究センター病院に寄付われるチャリティーアイテムであることが語られた。

そして最後にスペシャルコラボ。ここでしか聴くことのできないが一曲披露される。
曲は影山ヒロノブと遠藤正明の楽曲「宇宙は僕らを待っている」。今の状況と重なる部分のあるこの曲を、それぞれの想いを重ねて歌い上げる。各々異なる魅力と、音楽的ルーツを持つ個々のアーティストが「アニメソング」という枠組みを通じて一つのパフォーマンスを作り上げる。決して他では見ることのできない奇跡の共演がここに生まれ、皆の心の中で大歓声の中、今回のライブは締め括られたのであった。

ライブ終了後、今回の出演アーティスト達にインタビューを行ない、今回のイベントの感想や、そしてコロナ下でのアーティスト活動についてを語っていただいた。

<後編へ続く/11月28日公開予定>

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