【あらすじ】

殺人を犯した父が失踪したことにより、「殺人鬼の子供」として様々な嫌がらせを受けてきた高校生の少年・四宮良真。
唯一の生きる希望であった妹・幸花が難病を患った事で資金集めに奔走しますが、その途中で天使・クロエルの策略により死亡してしまいます。
死亡した先に待っていたのは、少女の姿をした自分と、クロエルの手によって同様に死亡し仮初の姿を与えられた人間たちでした。

クロエルによって「命をかけたゲームを行い、すべての参加者を殺した場合は賞金9999億円をもらって現世に帰る」という事実を聞き、各々が自分の目的や夢のために殺し合いゲームに参加することとなります。

【登場人物】

四宮良真(しのみや　りょうま）/ユキ

この物語の主人公。
元の姿はメガネをかけたショートヘアの少年で、クロエルに与えられた姿は黒髪ストレートの美少女。
妹の治療費を稼ぐために命がけのゲームを挑み、相手を陥れたり、拷問される場面を見ても微動だにしないという異常なまでの冷徹さを見せます。
基本的に妹以外に人間に対してはそこまで情をいだいておらず、たとえ現世で所縁があろうと蹴落とす覚悟でゲームに挑みます。

常称寺麗奈（じょうしょうじれいな）

ユキが振り分けられた予選Fグループのうちの一人。
高飛車で傲慢なお嬢様口調ですが、実は演技をしているだけであって素はかなり繊細な人物であることが明らかになっています。
現段階では正体が分かっておらず、口調的に女性とされていますが、「常称寺」は実在の人物、そして裏世界で名の通っている男性である可能性が示唆されています。
ゲームへの参加目的は「没落した一族を救うため」。

めがね子

予選Fグループのうちの一人。
おっとりとした性格で、死亡した直後は自身が置かれた状況に戸惑っており、目の前で人が死ぬとおびえて失禁をするなど繊細な一面が描かれています。
ゲームへの参加目的は「借金で苦しんでいる大切な人を救うため」。

山田

小柄ながら正義感が強く、誰も殺さないでゲームを勝ち残ると宣言した人物。
ゲームへの参加目的は「失ってしまった自分の夢を取り戻すため」。

クロエル

ユキ達の目の前に現れた「自称」天使の美女。
その性格は人が殺しあう姿や拷問をされて苦しむ姿を見て興奮する、残虐な性格。
また、不死身らしく、参加者の一人に殺されても次の場面で難なく生き返って返り討ちにするという化け物じみた一面も持っています。

【第1話からすでにグロい…】

そんな今作品ですが、まあ第1話からグロいのなんの…。
web版では多少修正がされていますが、修正がされていてもグロい上にえぐい。
主人公が開始数分で事故で四肢が吹っ飛ぶという衝撃的なオープニングでも話題になりました。

【ゲーム内容】

その名の通り、だましあいを基本としたゲーム。
一度死亡したものに仮初の肉体を与え、予選では4人のうち最下位の人物を殺害するという何とも恐ろしい内容です。
ちなみに本名を知られると、肉体が溶けてそのまま死亡するため、お互い本名がバレないように警戒をしています。