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Jan

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】新アニメのラストはどうなる? アニメ化の範囲や内容を徹底予想

出典 : Amazon.co.jp

不朽の名作『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』28年ぶりにアニメ化されることが決定!
それを記念して、一体どこまでアニメ化されるのか、完結までやるには何クール必要なのか、内容はどうなるのか……などの情報をまとめました!

『ドラクエ』モチーフのレジェンド漫画が28年ぶりのアニメ化

『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』は、1989~1996年に週刊少年ジャンプで連載されていた漫画です。
“ダイ大”の略称で親しまれ、1991年にはテレビアニメ化も果たしています。

このダイ大は、タイトルからもわかるように、国民的RPG『ドラゴンクエスト』をモチーフとした作品です。
ドラクエといえばスクウェア・エニックス(旧エニックス)のゲームですが、ドラゴンボールの鳥山明先生がキャラクターデザインを手がけていたこともあり、ジャンプおよびVジャンプは当時ドラクエをかなり大々的に取り扱っていて、ダイ大も『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』発売時のプロモーションを兼ねたメディアミックスの一環として連載を開始しました。

ただし世界観こそ踏襲しているものの、ストーリーやキャラクターに関してはゲームのドラクエと接点はなく、設定も独自のものが多数用意され、コミカライズやスピンオフではなくドラクエを題材とした完全新作という形での漫画化。
これは、ドラクエの生みの親である堀井雄二さん「ゲームとは違う内容の方が好ましい」という意向によるもので、当初は読み切り作品として掲載され、それが好評を博したことで連載が決定したようです。
同時期に「ドラゴンクエスト 4コママンガ劇場」もスタートしており、こちらがドラクエのコミカライズ的な役割を担っていたので、そことの差別化もあったと思われます。

こういった経緯でスタートしたダイ大は連載開始当初から人気を博し、ジャンプの人気漫画の1つとして早々に定着します。
『ドラゴンボール』『スラムダンク』『幽遊白書』などのメガヒット作が同時期に掲載されていたので、アンケート1位は1度しか取ったことがなかったものの、単行本の累計発行部数は脅威の4700万部を記録。
一方、原作の好調とは裏腹に、アニメに関しては良い結果が得られませんでした。

当時、アニメは深夜ではなくゴールデンタイムでの放送が主流で、ダイ大も毎週木曜19時にオンエアされていました。
Blu-ray・DVD(円盤)の売上や配信の再生数が重要視される現在とは違い、この頃は視聴率が求められていた時代
同時間帯のドラゴンボールや『キテレツ大百科』が当たり前のように20%を取っており、10%を割る週が続けばスラムダンクのようなメガヒット作でもストーリーの途中で終了してしまうくらいシビアでした。

そんな中、ダイ大は開始当初から10%前後の視聴率に留まり、原作10巻のバラン戦まででアニメは終了となりました。
ちょうど1年で終了したため厳密には打ち切りではありませんが、アニメ未登場キャラがグッズ化されるなど2年目以降も続ける道が模索されていた形跡もあり、道半ばでの「未完」だったのは間違いないでしょう。

あれから28年。
その間、ずっと「もう一度アニメ化して欲しい」というファンの声は後を絶たず、その声は漫画を手がけた三条陸先生と稲田浩司先生にも届き続けていたようです。

そして2020年秋、満を持して『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』完全新作アニメの放送が決定
CGを駆使した最新の技術で、ダイたちの冒険が映像化されることになりました。

どこまでアニメ化される?

出典 : Amazon.co.jp

今回のアニメ化は完全新作ということなので、旧アニメとは関連はなく、あらためてストーリーの最初から映像化されることになります。
読切で前日譚の『デルパ! イルイル!』『ダイ爆発!!!』も組み込まれるでしょう。
では、一体どこまでアニメ化される予定なのでしょうか。

通常、既に完結して久しい長編アニメを再度制作する場合は、円盤売上に関係なく原作の最初から最後まで映像化されます。
近年でも『からくりサーカス』『魔法陣グルグル』『BANANA FISH』といった昔の漫画がアニメ化・再アニメ化されましたが、全て完結まで制作・放送されています。
現在後期の制作が行われている『フルーツバスケット』も、ラストまで映像化される予定です。

ただし、最後までアニメ化されていないケースも幾つかあります。
例えば『キノの旅』『ブギーポップは笑わない』といったオムニバス形式の作品は、人気エピソードを抜粋する形でのアニメ化となりました。
また、ダイ大と同じジャンプの過去作品である『キャプテン翼』の新アニメも、原作1作目の中学生編までで終了となり、Jr.ユース編は映像化されませんでした。

とはいえ、これらの作品は最後まで映像化しなくてもストーリー的には問題ないのに対し、ダイ大は当初からの目的である「大魔王バーンの討伐」が果たされるラストまでいかなければ非常にモヤモヤした印象を持たれてしまいます。
過去作を掘り起こしてまでアニメ化するのに、そんな中途半端な終わり方をするとは到底考えられないので、原作のラストまでアニメ化される可能性が極めて高いと目されます。

全37巻、343話全てをアニメ化するには何クール必要?

出典 : Amazon.co.jp

ダイ大は7年にわたって週刊連載された大長編作品。
そのボリュームは全37巻、343話に及びます。

この壮大な物語を最後までアニメ化するためには、最低何クール必要となるでしょう?

全43巻のからくりサーカスは、3クールで制作・放送されました。
ただし、非常に多くのシーンがカットされ、かつ駆け足での進行となりました。
同じ藤田和日郎先生の『うしおととら』は全33巻分を3クールで放送しましたが、この作品でも6巻分に相当する「カーメン妖怪東京ピラミッド編」を全カットするなど、かなり大胆に省略されました。

もしダイ大もこの2作品のような大幅カット&駆け足進行でいくのなら、3クールでの放送ということになるでしょう。
これが最低ラインです。

では、もし全37巻をほぼカットせず最後までやる場合はどうでしょう。

同じジャンプ連載の『食戟のソーマ』は、全36巻&315話の原作に対し、アニメは5期まで制作されることが決まっています。
ただし1期と3期は2クールなので、5期が1クールと仮定した場合、全部で7クールのアニメということになります。

この食戟のソーマに限らず、4コマ漫画を除く漫画原作のアニメは1クールあたり4~5巻を消化するのが一般的。
ダイ大と同じ過去作『ジョジョの奇妙な冒険』のアニメ最新作である5部「黄金の風」は、全17巻分を3クールで放送していました。

これらの前例から、ダイ大を最小限のカットでラストまでやる場合は6~7クール、2年弱の放送が必要ということになります。

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