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Dec
【ゆるキャン△】実写ドラマ化は成功する!?可能性を徹底検証!!
2020年1月に実写ドラマがスタートする『ゆるキャン△』。アニメやマンガ作品の実写化といえば、反対の声が多くなりがちですが、ドラマ『ゆるキャン△』はどうなるのでしょうか・・・?
ドラマ『ゆるキャン△』は成功する可能性が十分にある!
結論から話すと、『ゆるキャン△』の実写化は成功する可能性を十分に秘めています!
理由は以下の3点!
・扱っているテーマが、「キャンプ」という現実に即した営み
・原作、アニメによって得た人気による「認知度の高さ」
・落ちることのない人気!
早速検証していきましょう。
まず、扱っているテーマが、「キャンプ」という現実的な営みであるという点です。
そもそも、アニメやマンガ作品が実写化する際に、反対されることが多いのはなぜでしょうか?
実写化が反対されるのは、違和感があるから
アニメやマンガにおいて、二次元キャラで描かれていた作品は、実写化することで違和感を抱えてしまうことがあります。具体的には・・・
キャスティングミス
キャスティングには、様々な要素が検討されます。アニメにおいて声優をキャスティングする際にオーディションが行われるように、ドラマでも役者オーディションが行われることでしょう。
しかし、実写ではアニメと違い、「容姿が似ているか」という重要な要素が加わってきます。
「芝居ができて、スケジュールを抑えられて、ギャラが制作費に合って」いる「容姿が原作と近い役者」という絞り込みを行なっていくと、アニメの声優以上に適役を見つけるのが難しくなることでしょう。
故に、どこかの要素を諦めざるをえず、場合によっては原作と異なる雰囲気を持った配役となってしまうことがあります。そうなると、オリジナルキャラクターを知っているファンにとっては、どうにも満足できない結果となってしまうのです。
特に、特徴のある見た目をしたキャラクターについては、日本の芸能事務所に所属するタレントのみで考えると、相当難しいでしょう。たとえば、アニメやマンガでは髪の色は自由に設定できますよね。それを現実で行うと、コスプレ感が強く、画面に対する馴染みが悪くなってしまいます。
キャスティングは、実写化に際する重要な点であり、適役を配置することが困難なために、ミスマッチが起き、失敗の原因となりかねないのです。
「現実世界ではありえない現象」を再現しきれない
アニメやマンガの多くはフィクションです。そして、フィクションであるがゆえに、現実世界ではありえない様々な現象を起こすことができます。しかしながら、そいういったフィクションにおける魅力が、実写化する際には大きな問題となってしまうのです。
ハリウッド映画や、日本国内でも有名なスタジオ、有名な監督が手がける作品であれば、予算に対して無理が効くでしょう。あるいは、映像演出に強くこだわりを持った作品であれば、そこに投資することもあるでしょう。しかし、誰もが大金をはたいて制作できるとは限りません。したがって、可能な範囲での技術力で制作をするわけですが、超能力や魔法といった現象については、実写で表現しようとする際には高い技術力を駆使しなければ、どうしても違和感の残る出来栄えとなってしまいます。
その結果、現実とフィクションの境目があまりに明確になりすぎて、強い違和感を抱えた作品となってしまいます。
それは実写化失敗の大きな原因となるでしょう。
成功しやすい実写化作品とは!?
成功する実写化とは、先述した「違和感」がなく、生身の人間が動くことで魅力が引き立つ作品です。
具体的に検証していきましょう。
例として、ここでは「孤独のグルメ」を挙げます。
「孤独のグルメ」が成功しているのかという点については、現在放送中の「孤独のグルメ」が「Season 8」であるという点から明らかでしょう。1クール、12話ずつ放送し、今では全100話にまで届くまで放送を重ねている当作品は「成功している」といっていいでしょう。
また、放送時間が深夜1時と遅いため、視聴率では2%〜4%前後と低く感じられますが、民放公式テレビポータルサイト「Tver」において、12月13日放送の「第11話 武蔵小杉の一人ジンギスカン」は、配信中番組ランキングで18位となっています(2019年12月16日時点)。
では、実写版「孤独のグルメ」の魅力とはなんでしょうか?
そもそも「孤独のグルメ」では何が描かれているかというと、「人間の “食事” という営み」です。これを写実的に描写しているのが、原作版のオリジナル「孤独のグルメ」です。
たしかに、マンガでしか描写できない表現はあります。
たとえば、「もぐもぐ」「むしゃむしゃ」といった咀嚼音の吹き出し表現や、食事中にほとばしる汗の記号的な表現といったものは、マンガならではの描写でしょう。
一方で、実写だからこそできる表現もあります。
料理から吹き上がる湯気や、店内の騒がしさや侘しさ、美味しいものを食べている時の間(ま)や、満足感に浸っている時の表情の動きなどです。
そういったものを描写するには、むしろ実写である方がより引き立つことがあります。