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【ib インスタントバレット】かぐや様作者の名作を丸ごとネタバレ!急展開の原因は打ち切り?
出典 : Amazon.co.jp
『ib-インスタントバレット-』は、「世界を壊したい」と願う少年・クロと「ヒーローなりたい」少女・セラを中心に、「ib」と呼ばれる魔法の力を得た少年少女たちの戦いを描いた作品。「心に刺さる」と言われながらも打ち切りという最後を迎えた本作のストーリーをネタバレします!
【ib インスタントバレット】とは?打ち切られた名作!
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『ib-インスタントバレット-』は、大人気漫画『かぐや様は告らせたい』の作者・赤坂アカによる2013年~2015年にかけて「電撃マオウ」にて連載した漫画作品です。単行本は全5巻で完結。
タイトルにもなっている「ib(インスタントバレット)」とは、この世界に対して「悪意」を持つ者に与えられた魔法の力。
そんなib能力者になった少年・クロと少女・セラを中心に、「怒り」「悲しみ」「絶望感」といった気持ちを抱きながらも、同時に「ぬくもり」「やさしさ」「幸せ」を求める孤独な少年少女たちは、自身のibを使って各自で「世界を滅ぼす」ことを考えます。
果たして世界を滅ぼすのは誰なのか?それを止めるのは誰なのか?
「なりたい自分になれない」という葛藤から自分と他人を傷つけながらも、自分の居場所を探そうとする登場キャラクター達の気持ちに共感する読者続出の『ib-インスタントバレット-』。
『かぐや様は告らせたい』とはまた違う、作者・赤坂アカの魅力が詰まった作品です。
少年少女たちのやり場のない孤独感や心に潜むやさしさが描かれた本作は「心に刺さる名作」といわれながら、最後は打ち切りで連載終了となりました……。
そのため、キャラが出揃っていなかったり、途中から急に話が進む場面も。
「『ibインスタントバレット』は高校生の時から作り続けているライフワークみたいな物語」という作者の赤坂アカは、その無念さを最終巻(5巻)の裏表紙にびっしりと綴っています!
「まだタイトル回収もできていない内に終わるなんて、考えられません。不完全燃焼もいいところです。僕はこの物語を続ける気でいます。(中略)もう少し漫画家としての知名度をあげ、権力を手にして、インスタントバレットをページ数にも売上にも僕の預金にも、何にも囚われず自由でじっくり描ける立場になってからやりたいと思っています。」
『かぐや様は告らせたい』が大ヒットした今、完全版『ibインスタントバレット』を読める日がくるかもしれません!?
今回はそんな本作を最初から最後まで丸ごとネタバレしていきます!
【ib インスタントバレット】キャラクターまとめ
— 赤坂アカ@かぐや様二期決! (@akasaka_aka) July 26, 2013
クロ / 深瀬黒(ふかせ くろ)
所有ib:創造 破壊衝動に駆られる「獣」を生み出した。なお、獣が飲み込んだものは忽然と消えてしまう。
県内屈指の進学校に通う高校2年生。
母を知らず、小学生のとき父も他界、祖母に育てられるがかかわりは薄く、寂しい子供時代を過ごす。
唯一の家族的存在だったのはアパートの隣室に住む姉妹・十色といろは。しかし火事で十色が亡くなり、いろはも意識不明となり入院してからは、「世界はすべて敵」であるとして必要以上に暴力に明け暮れ、結果周囲から浮いた存在に。
火事ののち、意識不明となったいろはと共に深瀬家の養子になる。深瀬夫妻の転勤によって現在はひとり暮らしだが、クロの空想する「十色といろは」が常に側にいる。
セラ / 姫浦瀬良(ひめうら せら)
もう一方のヒロイン。この子は「セラ」 pic.twitter.com/9x9PnX8lO5
— 赤坂アカ@かぐや様二期決! (@akasaka_aka) July 26, 2013
所有ib:破壊 大小問わず、世界中のありとあらゆる爆弾を呼び出し起爆できる。
幼少期に父親と一緒にみたテレビ番組の影響でヒーローに強く憧れる少女。
クロと同じ高校に通い、入学してからの定期テスト全教科一貫して満点という優等生だが、他人に共感する感情が欠落しており、しかも他人が苦しむのを見るのが好きという「悪の資質」を持つ。
後に、警察庁警備局「COLORFUL(カラフル)」の一員となる。
魔女 / 古砂夢(ふるすな ゆめ)
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所有ib:時間 未来視、時間停止、時間旅行が可能で本人は「ラプラス」と呼んでいる。
黒いワンピースに魔女帽子姿から「魔女」と呼ばれる少女。
自らを「調停役」とし、ibを持つ者同士の橋渡し的役割をしている。
実は未来から現代に来たタイムトラベラー。よって、現在の時間軸では9歳として存在している。
時間旅行でクロをずっと見続けていたことから「クロだけは無条件で愛してる」と断言するほどの信頼と愛情を抱いている。
綾倉いろは(あやくら いろは) / 深瀬いろは(ふかせ いろは)
所有ib:共感 他人の五感に干渉することで他人を操ることができる。自身の姿をあるものとして他者に認識させることも可能。
かつてクロの隣人であり、火事で生き残るも意識不明で今も病院で眠り続けている少女。
作中ではクロの空想として登場するが、その存在はいろはの持つibの能力「共感」によるもの。
クロの味方ではあるが姉の十色を忘れそうなクロに腹を立て、「COLORFUL(カラフル)」の一員として活動する。
綾倉十色(あやくら といろ) / 深瀬十色(ふかせ といろ)
所有ib:英雄 亡くなった人を魂へと還元できる能力で「ヘブンズ・ドアー」と呼ばれる。
いろはの姉で火事により亡くなった少女。クロの空想として登場する。
実は、「十色と一緒にいたい」と願ったクロが自身の「創造」のib能力により生み出した存在。やがて人格を持つようになり、ibをも所有することに。
クロに「綾倉十色のニセモノ」だとバレるのを恐れ、ずっと空想上の十色として振る舞っていたが、「綾倉十色じゃなくていい」とクロが宣言したことで、過去の十色とは全く別の「深瀬十色」となった。
藤波木陰(ふじなみ こかげ)
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所有ib:生命 植物を自在に操ることができ、「秘薬創造」によって新しい薬を作り出すことができる。
父を知らず、心無い人間の仕打ちで母を亡くした過去を持つ少女。
「やさしい人間」になれる薬「マリア・ドラッグ」を作り出したことで中毒者が続出。結果、死者が出たマリア・ドラッグ事件に発展したことに対して後悔している。
魔女とはメル友として仲がよい。
諸木良太(もろき りょうた)
所有ib:空間 本来あり得ない場所に空間を作る。瞬間移動も可能だが瞬間移動できるのは自身のみである。
好戦的な者が多いib能力者の中では、穏やかな性格の少年。
魔女が最初にコンタクトをとったibで、自分だけの空間を生む能力を使い秘密基地を作り出した。そこには、諸木が「本当にいい」と思った本だけを集めた本棚がある。
リーダー(本名不明)
所有ib:情報 全世界あらゆる情報を検索できる「全知無能」によってすべてを知ることができる。しかし、その情報量はあまりにも膨大であるため即時検索ができず、ひとつの情報を知るには膨大な時間が必要。
警察庁警備局「COLORFUL(カラフル)」のリーダーの男性。年齢・本名は不明。
「COLORFUL(カラフル)」の目的は、世界平和のために邪魔になるであろうibを抹殺することと、全人類を魂へと還元すること。
雁金アイジ(かりがね アイジ)
所有ib:契約 合意のもとに為された契約に絶対的な拘束力を持たせることができる。
「COLORFUL(カラフル)」のメンバーでの眼鏡をかけた男性。過去については明かされていない。
七辻すいむ(ななつじ すいむ)
所有ib:詳細は不明 物体を浮かす「空鯨(くうげい)」と呼ばれる能力で魔女を攻撃するも返り討ちにされた。
「COLORFUL(カラフル)」のメンバーの女性。年齢や過去は不明。
名前不明
「COLORFUL(カラフル)」のメンバーだが、名前、性別、過去などすべて不明。マスクをかぶっているため素顔も不明。