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20

Dec

「シャミ子が悪いんだよ」「うるさいですね……」「今日も一日がんばるぞい」ネットで流行ったセリフを徹底検証

使いやすいセリフが残りやすい

出典 : Amazon.co.jp

ネット上で流行するセリフは大抵ネタとして使われるので、本当の意味での名台詞が定着することは滅多にありません。
例えば「もう、ゴールしてもいいよね……?(AIR)」というセリフは一時期ネタとして頻繁に使用されていましたが、定着はしませんでした。
感動的なシーンをネタにするのはファン心理的に好ましくなく、ファン以外は別の流行語を追いかけるため、当然の帰結でしょう。

対照的に、「君のような勘のいいガキは嫌いだよ(鋼の錬金術師)」「40秒で支度しな(天空の城ラピュタ)」のような、何気ないシーンにおけるカッコ良いセリフは、長らく使用されています。
また「…あまり強い言葉を遣うなよ 弱く見えるぞ(BLEACH)」のような煽りに使用できるセリフも定着しやすいようです。

正論じみたセリフは面白みがないため定着し難い傾向にありますが、「やらない善よりやる偽善だ! (鋼の錬金術師)」はネット上でも頻繁に使用されています。
こちらは煽りに対する返答として使われることが多いため、定着したと思われます。

シチュエーション的に使いやすいセリフが残りやすいのは必然ですが、それだけでなく、「さりげない」「言い回しがダサくない」「オシャレ」といった理由から、使っても周囲から酷評される心配が少ないという意味で“使いやすい”セリフが、多くの人に使われ続けていくようです。

まとめ

芸人の一発ネタが流行語大賞を取ると寿命が縮まるというジンクスがあるみたいですけど、アニメの場合はその限りではないようです。
2020年代にはどんなセリフがどんな形で流行るのか、楽しみですね!

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