シュール・ギャグ

動物のお医者さん

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高校3年生の「西根公輝(通称:ハムテル)」は、ひょんなことからシベリアンハスキーの子犬「チョビ」、そして「H大学獣医学部」の教授「漆原信」と出会います。漆原から半ば押し付けられるようにチョビの世話を任され、同時に「君は獣医になる」と謎の予言をされたハムテルは、その言葉通りH大学獣医学部へ進学。変人だらけの教授や仲間の学生、そして動物たちとのふれあいを通して獣医を目指し成長していきます。
日本にシベリアンハスキーブームを巻き起こした佐々木倫子さんによる動物漫画。本作はハムテルの成長物語であることはもちろん、仲間や動物たちと過ごすほのぼのとした日常をユーモラスに描いており、老若男女問わず人気のある作品です。獣医学部が舞台なこともあり、ヒツジや馬、スナネズミやゴマフアザラシなど様々な種類の動物が登場し、写実的かつ丁寧なタッチで描かれている点も見どころです。

What’s Michael?

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失敗すると「踊ってごまかす」のが得意な茶トラのオス猫「マイケル」。ある時は飼い猫、またある時は野良猫だったりするマイケルが、彼を取り巻く人間や動物との交流で笑いを巻き起こしていきます。
本作は、小林まことさんによる読み切りコメディ作品。エピソードごとに舞台や設定が異なり、マイケルがサラリーマン一家に飼われる「大林家編」、猫好きのヤクザが登場する「ヤクザ編」、人間が一切登場せず動物のみの「擬人化編」など様々な視点からマイケルの物語を楽しむことができます。動物の生態を取り入れた可愛らしいキャラクター造形も見どころで、30年以上前の作品ながら動物漫画好きの読者に根強い人気がある作品です。

一角獣は貫かない！

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額に角を持ち、この世で最も美しく誇り高い動物であると言われる伝説上の存在「ユニコーン」。白馬の王子様の登場を待っていた2X歳(彼氏いない歴＝年齢)の「エム子」の元にやってきたのは、王子様…ではなく、白馬の方でした。ひょんなことからイケメンユニコーンの「うに」と同棲することになったエム子ですが、なんと「うに」は伝承通り筋金入りの「処女厨」。こじらせ処女と処女厨ユニコーンのちょっと危うい同棲物語です。
ファンタジックな見た目とは裏腹にアウトな発言を連発するうにと、処女をこじらせるあまりナナメ下に妄想を捗らせるエム子のラブコメ(?)作品。「ユニコーン」と「処女」という関係性だからこそ成り立つやりとりが人気となっています。

アニマル横町

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「メイジ村」に引っ越してきた5歳の「松崎亜美(あみ)」は、ある日自分の部屋に不思議な扉があることに気がつきます。動物たちが暮らす異世界「アニマル横町」と繋がっていたその扉から次々と飛び出してくる動物たち。トラブルメーカーのうさぎ「イヨ」、腹黒パンダ「イッサ」、いじられ役のクマ「ケンタ」の3匹を中心に、個性豊かな動物たちとあみの愉快な日常が始まるのでした。
「りぼん」で2006年から長期連載されているドタバタギャグコメディ。少女向けほのぼの漫画ではありますが、主人公であるあみの幼稚園児らしからぬ言動・シュールなネタやメタネタなど、大人でも楽しめる作品となっています。登場する動物たちもかなり濃いキャラクターばかりで、ボケやツッコミがテンポ良く飛び交う漫才のようなギャグも見どころです。

ぼのぼの

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ラッコの「ぼのぼの」、気弱で狡猾な「シマリスくん」、乱暴者だけど仲間思いの「アライグマくん」の3匹を中心とした4コマ不条理ギャグマンガ。2度のテレビアニメ化とアニメ映画化もされています。ほのぼのとしたキャラクターデザインとは裏腹に哲学的なギャグが人気を博し、公式で名言集が発売されるなど単なる動物漫画の枠に収まらない作品でもある本作。登場する動物たちも、ラッコのぼのぼのをはじめとしたメジャーなものから、スナドリネコといったマイナーなものまで幅広く起用されています。

よしふみとからあげ

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動物好きな人なら一度は「もしも動物やペットと会話することができたなら…」なんて空想をしたことがあるのではないでしょうか？本作は、ある日主人公である「よしふみ」が帰宅すると、ペットのウーパールーパー「からあげ」が突然喋るようになっていた、というところから物語が始まります。しかし動物が喋れるようになったからといって、かならずしも可愛らしいことばかり喋ってくれるわけではないようです。このからあげ、かなりのワガママでおまけに毒舌家。飼い主であるよしふみを困らせたり、しょっちゅう口喧嘩をしたります。そんなクセのある性格をしているからあげですが、読み進めていくとどこか憎めないような、可愛らしさを感じてしまうから不思議です。ほのぼの(ときどき下ネタ)シュール系漫画が好きな人にもおすすめの作品です。