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May
何度も見ても切なく、見返したくなる『リズと青い鳥』の描かれ方 #リズと青い鳥
メインキャラクター「みぞれ」と「希美」
鎧塚みぞれ
オーボエパートの3年生。非常に物静かで言葉数も少なく、少しミステリアスな少女。
希美とは中学時代からの仲で、友達がおらずひとりぼっちだったみぞれを吹奏楽の世界に引き込んだのが希美。
それからはみぞれにとっての希美は世界の全てと言っても過言ではなく、みぞれは何事も希美を中心に考えるようになった。
楽器の演奏に関しては卓越した技術を持っていて、顧問やトレーナーの先生かも注目されている。
高校1年の時に部の体制を受け入れられなかった希美がみぞれに何も告げずに退部したことを機に演奏が淡泊なものになってしまっていたが、希美と和解したことによりかつての感情的な表現が蘇った。
傘木希美
フルートパートの3年生。みぞれとは打って変わって明るく社交的な性格で友人も多い。
みぞれを希美のことを特別な存在と捉えているものの、希美にとってのみぞれはあくまで、大勢の友人の中の一人といった具合にも感じられる。
演奏の技術に関しては確かなものがあり、その吹奏楽への真摯な思いから1年生の時に当時の3年生と衝突し一度部を退部している。
2年生になり、部の体制が一新されたことを知り、復帰を決意するもののみぞれとのすれ違いから騒動となるが、紆余曲折経て最終的にはかつての関係性を取り戻した。
前作『ユーフォ』を見る必要はある?
同じ世界観を共有していて、
時系列的にも『ユーフォ1期』→『ユーフォ2期』→『リズと青い鳥』の順番になっていますが、
本作はあくまでみぞれと希美の二人に焦点を当てているため、『ユーフォ』の視聴がマスト、というわけではありません。
ですが、北宇治高校吹奏楽部という組織がどういった経緯の持っているのか、登場人物たちの関係性がどのようになっているかといったバックボーンが気になる方はチェックしてから視聴することをオススメします。
特に、希美の部への復帰を巡っての騒動を取り扱った2期の1~4話については、
見ていると見ていないで『リズと青い鳥』での感情移入に差が出てきますので、こちらだけでも先に視聴するのがオススメです。
ちなみに、「響け!ユーフォニアム」の映像化作品ですが、
TVシリーズ第1作『響け!ユーフォニアム』とその総集編『劇場版 響け! ユーフォニアム ~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~』にはみぞれと希美の出番はほぼありません。
二人の出番はTVシリーズ第2作からとなりますので、要所だけ見たいという方は前述の通り、2期の1~4話を見てください。
(4話で騒動は収束しますが、5話まで見るとみぞれの最高の表情が見れます…!)
また2期には総集編『劇場版 響け! ユーフォニアム ~届けたいメロディ~』も存在しますが、こちらは久美子とその直属の先輩・田中あすかの関係に絞られているので、みぞれと希美のストーリーはほぼカットされています。