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Dec

【ワンパンマン】3期の可能性を徹底検証! 鍵を握るのは円盤以外の利益?

出典 : Amazon.co.jp

国内だけでなく海外でも大人気のバトルアニメ『ワンパンマン』3期が制作される可能性についてまとめました!
1期2期の評判、売上やストックの有無、原作人気、外国人の評価など、様々な要素から続編アニメが作られるかどうか徹底検証します!

「味のある絵の面白い漫画」から「超絶作画の面白い漫画」へ

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アニメから『ワンパンマン』に触れ始めた人の中には、原作は『アイシールド21』の村田雄介先生が描いている漫画……と思っている人もいるかもしれません。
実際、となりのヤングジャンプで連載されているワンパンマンは村田先生の作画です。

しかし、この作品のオリジナル版は『モブサイコ100』のONE先生が作画も行っています。
それもモブサイコ100よりも前から手がけていて、このワンパンマンこそがONE先生の出世作。
村田先生の手がける、いわば村田版ワンパンマンは、ONE版ワンパンマンのリメイクなのです。

ONE先生が最初にワンパンマンを発表したのは無料ホームページ
「ケータイのカメラで撮影した原稿を載せる」という、当時としてもかなり前時代的な方法でアップしていたようです。

その後、ウェブコミック投稿サイト「新都社」の存在を知ったONE先生は、そこに投稿を行うようになります。
2009年から投稿が開始された本作は、「強すぎて寂しい思いをしているヒーロー」という斬新な設定、大人から子供まで誰でも理解できるわかりやすい内容でありながら抜群の面白さ、決して絵は巧くはないものの卓越した演出力と味のある絵柄で着実に読者を増やし、あっという間に熱狂的なファンを抱える人気作となりました。

その後、公開の場を作者自身のホームページに移し、連載を継続。
「個人サイト」という概念が過去の物になりつつある現在もたくさんの人が訪れており、アクセス数は2019年12月現在で1億3700万以上を記録しています。

村田版の連載は2012年よりスタート
かねてからワンパンマンの読者だった村田先生が直接Twitterで誘うという異例の形で話が進み、となりのヤングジャンプ創刊時の目玉作品として連載を開始しました。

村田先生と言えば、業界でも指折りの画力を持つ漫画家
元々「絵は上手じゃないけど内容は最高」と言われ人気Web漫画になっていたワンパンマンが、今度は最高峰の絵を携えてリメイクされた訳ですから、これで人気が出ない訳がありません。
2012年12月に1・2巻同時発売という形で初の単行本化を果たすと、一瞬で全国の書店から消え、発売から1ヶ月以上経ってもどこにも売っていないという異例の状況が続きました。

ここまでの人気作になれば当然、アニメ化への期待も高まるところ。
一方で、村田版ワンパンマンのバトルシーンをアニメで表現するのは難しいとも言われていましたが……バトルアニメに定評のあるマッドハウスが手を上げ、無事アニメ化が決定。
2015年秋に放送され、大反響を呼びました。

1期は好評も2期は……

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アニメ『ワンパンマン』1期のBlu-ray・DVD(円盤)売上は、全巻平均9000枚以上を記録しました。
この円盤売上自体もかなり好調でしたが、それ以上に大きかったのは原作コミックスへの販促効果です。

アニメ放送直前のコミックス累計発行部数は650万部。(巻平均72万部)
この時点でも相当な規模のヒットですが、アニメが放送されると凄まじい勢いで加速し、全巻が毎週数万部売れ続ける無双状態に突入します。
そしてアニメ放送後、11巻が発売された2016年5月には1000万部(巻平均90万部)を突破し、メガヒット作の仲間入りを果たしました。

ここまでアニメ1期が原作コミックスの売上に繋がった最大の要因は、このアニメがワンパンマンという作品の魅力をしっかり伝えられたからだと思われます。

ワンパンマンの魅力は、どれだけ強そうな敵が現れてもサイタマから一撃で粉砕されるというコンセプトを効果的に演出している点にあります。
サイタマのバトルは基本一撃で戦闘が終わるため、「負けるかも」「苦戦するかも」といった緊張感は全くありません
その分「最終的に一撃で葬られる敵をどれだけ強く見せるか」という点が重視で、その下準備をしっかり行っているからこそ、サイタマの強さと哀愁を感じることができるのです。

また、普段の気の抜けた「ONE絵」のサイタマと、キリっとした「村田絵」のサイタマのギャップも魅力の1つ。
それだけに、決める時は決めるという彼の美点を、絵と声の両方で表現する必要がありました。

アニメ1期は、超絶作画によるバトルシーンが大きな話題になり、国内外で高い評価を得ました。
「まるで劇場版のようだ」と言われるほどの凄まじいクオリティでサイタマの一撃をド派手に描き、カタルシスを感じさせてくれました。
特に海外のアニメファンはアクションアニメを好む傾向が強く、日本国内のファン以上にアクションシーンの作画を重視する為、ワンパンマンは彼等の好みにジャストフィットしたようです。

一方でサイタマのギャップや哀愁、そしてC級ヒーローの無免(むめん)ライダーの見せ場なども丁寧に描写されています。
単に痛快なバトルものでは終わらない本作の真髄もしっかり表現しており、そういった点も原作コミックスの販促にも繋がったのでしょう。

1期で見事大成功を収めたアニメ『ワンパンマン』は当然のように2期の制作も決定し、2019年春に放送されました。
が、しかし……2019年10月に発売された2期の円盤第1巻は約1300枚に留まり、1期から大幅ダウンとなってしまいました。

その原因として語られているのは、主に「1期か3年半が経過し、時が経ち過ぎた」「制作がマッドハウスからJ.C.STAFFに変わり、ファンが作画の変化を受け入れられなかった」「2期範囲のエピソードが弱かった」といったもの。
どれも一理あるところです。
1期ほどの面白さ、痛快さを感じることができなかったという人が多かった印象ですね。

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