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【ジョジョ】ブチャラティがファンから絶大な支持を集める理由とは? 検証まとめ
出典 : Amazon.co.jp
『ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風』で最もファンから愛されているキャラ、ブローノ・ブチャラティの人気の秘密に迫りました!
彼がここまでジョジョファンの心を掴んだ理由を、様々な観点から徹底検証します!
ブローノ・ブチャラティ キャラクター概要
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『ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風』に登場する男性キャラクター。
黒髪のおかっぱ頭が特徴的。
ジッパーがたくさん付いたスーツを愛用しています。
12歳の時、麻薬に関するトラブルに巻き込まれてた父親を守るためにギャングを殺害。
自身と父親への報復から逃れるため、イタリアの街ネアポリスを支配していたギャング組織「パッショーネ」に忠誠を誓い入団します。
その後、ネアポリスでギャングとしての実績を着実に積み上げ、パンナコッタ・フーゴ、ナランチャ・ギルガ、レオーネ・アバッキオ、グイード・ミスタといった信頼できる部下を得てチームを結成。
幹部のポルポの部下として働いていた20歳の時、本作の主人公ジョルノ・ジョバァーナと敵という立場で出会い、戦闘の末に敗北します。
以前からパッショーネが自分の嫌悪している麻薬の密売を行っていることに矛盾を感じていたため、「パッショーネのボスを倒して組織を乗っ取り、子供に麻薬を売るようなギャングを消し去る」というジョルノの夢に共鳴し、彼をチームに引き入れ、以降秘密裏にパッショーネおよびボスへの反旗を翻します。
ボスとの直接対決で敗れ致命傷を負い、ジョルノのスタンド「ゴールド・エクスペリエンス」の能力で一命を取り留めたものの、肉体は死亡したまま意思だけは残ったゾンビのような状態に。
それでも彼は己の信念を貫き通し、ラストバトルまでリーダーとしてチームを牽引し、最後はジョルノに全てを託して天に召されました。
長らくギャングとして生きてきた一方で、少年の頃から持っていた温かい心を持ち続けており、冷酷さと義侠心を持ち合わせた青年。
頭脳明晰で常に全体を見ており、戦闘においては常に機転を利かせ、どんな強敵に対しても冷静に対処します。
スタンドは近距離パワー型の「スティッキィ・フィンガーズ」。
触れた対象にジッパーを取り付け、開閉によって切断や千切れた部位の接合が可能です。
また、対象の内部に別の空間を生み出し、ジッパーから出入りすることも可能で、身を隠す、或いは物を収納することもできます。
ラッシュ時の掛け声は「アリアリアリアリ……アリーヴェデルチ(さよならだ)」。
担当声優は中村悠一(なかむら ゆういち)さん。
過去に櫻井孝宏(さくらい たかひろ)さん、杉山紀彰(すぎやま のりあき)さんも演じています。
ジョジョを代表する人気キャラに
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初登場時のブチャラティは、相手の汗で嘘を見抜くという能力を誇示する不気味な敵キャラでした。
ジョルノの顔の汗を直に舐めるという奇行を披露したり、三下のギャングっぽい口調で脅したりと、現在の彼のイメージとは全く違う行動が目立ちます。
ジョジョでは良くある、初登場時にキャラが定まっていないパターンですね。
ただし、そんな小物ムーブも最初だけで、ジョルノの仲間になって以降のブチャラティは、常にチームのリーダーとしてカリスマ性を発揮します。
フーゴ、ナランチャ、アバッキオ、ミスタの4人は常にブチャラティを信頼しきっており、街の住民もギャングである彼に気さくに話しかけ、相談すら持ちかけます。
その人望は、ジョジョの全キャラクターの中でも随一。
DIOとはまた違ったタイプのカリスマで、立ち位置的にはダークヒーローなんですが、読者・視聴者の視点からは正義のヒーローにしか見えないという、かなり珍しいタイプのキャラです。
そんな彼の人気は作中に留まらず、原作の連載が行われていた1990年代においても5部屈指の人気キャラとして認知されていました。
公式な人気投票こそ行われていませんが、「ジョジョ立ち」がネット上でバズって大ブームが起こる以前から「覚悟はいいか?オレはできてる」「吐き気をもよおす『邪悪』とはッ!」など彼の名言が各所で取り上げられていたことからも、その人気が確かだったことが窺えます。
とはいえ、ジョジョ全シリーズの中でトップクラスかと言われれば、そこまでではなかった印象です。
3部主人公の空条承太郎(くうじょう じょうたろう)をはじめ、ジョナサン、ジョセフ、仗助(じょうすけ)といった過去のジョジョ達、シーザーやポルナレフなどの仲間たち、岸辺露伴(きしべ ろはん)という荒木飛呂彦先生そのもののようなキャラ、またDIOや吉良吉影(きら よしかげ)などのラスボス……と、あまりに人気キャラが多いのがジョジョ。
5部にしても、ブチャラティチームだけでなくプロシュート兄貴など暗殺チームの面々もファンから絶大な支持を得ており、ブチャラティがその中で突出した人気だった訳ではないと思われます。
しかし2013年、ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』発売前に行われたキャンペーンで実質的な人気投票が行われた際、驚愕の事実が判明します。
8部までのキャラが対象となるこの投票において、ブチャラティはなんと全体の4位。
あの承太郎よりも上にランクインしたのです。
当時は1部および2部のアニメ化が行われたばかりで、アニメ補正など一切ない時期。
にもかかわらず、ブチャラティはジョジョキャラでトップクラスの人気があることを示したのです。
そして2018年秋、5部が待望のアニメ化を果たしてからは、その人気は更に加熱します。
ブチャラティの登場回、プロシュート&ペッシとの死闘、ボスとの対峙、美しくも切ない最期……と節目節目で必ずトレンド1位を掻っ攫っていきました。
今や彼は、承太郎やDIOに匹敵する人気キャラと言っても、決して過言ではないのです。