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今やっても面白いPS名作ソフト『ダービースタリオン99』
出典 : Amazon.co.jp
『ダービースタリオン99』はアスキーの大人気競走馬育成シミュレーションゲーム「ダビスタシリーズ」の8作品目であり、PSとしては2作品目となります。
PSに連携する携帯小型機である『PocketStation(ポケットステーション)』にも対応しており、当時はTVCMにタレントの優香さんが出演したことでも注目されました。
ここでは、今やっても面白いPS名作ソフトとして『ダービースタリオン99』をご紹介します。
ダビスタ99 基本情報
・対応機種 PlayStation
・ジャンル 競走馬育成シミュレーションゲーム
・開発 / 発売元 アスキー
・プレイ人数 1人
・発売日 1999年9月30日
SFCで当時絶大な人気を誇った『ダビスタ3』の勢いをそのままに、PS版『ダービースタリオン』を同じく大人気作品となりました。
本作もそれら名作と同じく、プレイヤーが生産者・馬主・調教師を兼ねる立場となり競走馬の生産、調教、出走を繰り返しながらJRAの競走タイトルの獲得を目指すことが目標となります。
生産者、調教士といった立場だけでなく、一競馬ファンとして馬券を購入したり、競馬を観戦したりなどの、シリーズお馴染みの楽しみ方も健在です。
長く遊べる作品
他の競馬ゲームである『ウイニングポストシリーズ』や『クラシックロード』にも共通して言えることですが、本作は何年経っても長く遊べるところが魅力的です。
全てのトロフィーを獲得することが本作の目的となり、もちろんエンディングは存在しますが、本作のやりこみ要素は他のゲームにないくらい奥が深く、配合の研究や調教の研究、ゲーム内のレースの研究など、独自に楽しもうと思えば無限に楽しむことができます。
これほど長く遊べるゲームは、他のジャンルにない魅力であり、シリーズとして長く支持されるのも納得です。
シンプルなゲーム性が支持された要因
前述にあった他の競馬ゲームである『ウイニングポストシリーズ』や『クラシックロード』との最大の違いは、他の競馬ゲームがパソコンゲームから始まったことに対して、本シリーズがファミコンから始まったことです。
これは他の競馬ゲームが複雑なゲームシステムであることに対して、本シリーズがよりシンプルに、より家庭ゲーム用に作られていることを意味し、長きに渡って競馬ゲーム界を席巻してきたことを意味します。
本作も同様にシンプルなゲーム性となっており、確かに従来通りのゲーム性であまり変わり映えはしませんが、この特徴でもあるシンプルさが、競馬初心者から上級者まで、幅広く支持される要因になったといえます。
売り上げは前作に劣るが
本作は基本的に「PS版ダビスタのリメイク」と言われることが多く、1997に発売されたPS版『ダービースタリオン』の続編と言うよりは、リメイクと言った方がイメージしやすいです。
そのこともあってか、PS版『ダービースタリオン』の売上本数173万7819本に対して、本作は87万1059本と大きく差があります。
これはほとんど同じゲーム性であることと、シリーズの特徴でもある「何年も長く遊べるゲーム」であることが要因として考えることができ、決して駄作なわけではありません。
前作と比べて本作は、レース画面はさらに滑らかになったり、勝負根性によって大逃げとまくりができるようになったりなど、調整、追加された作品なので、本作を『PS版ダビスタ完全版』とイメージしてもらえばわかりやすいです。
まとめ
ここまで、今やっても面白いPS名作ソフトとして『ダービースタリオン99』をご紹介しました。
初代から継承されているシンプルなゲーム性と、PSの特性を活かしたグラフィックは、多くのダビスタファンだけでなく、新しいダビスタユーザーをも取り込みました。
自身も様々な競馬ゲームをプレイしてきましたが、ダビスタが一つの基準となり、どうしても比較対象になってしまうほどです。
現在も他機種やスマホアプリなどでダビスタを楽しむことができ、まさにこのジャンルを代表する作品であると言えます。