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Nov
【SPY×FAMILY】アーニャは物語の鍵を握る!? 心を読める少女の未来を予想
本当の家族になれるかどうかはアーニャにかかっている?
『SPY×FAMILY』第16話更新されました。
よろしくお願い致します。
(遠藤)https://t.co/Pn8C17Gg2J pic.twitter.com/yNyg4pI5E9— 遠藤達哉(公式) (@_tatsuyaendo_) November 17, 2019
現在のアーニャは、フォージャー家の一員として楽しい日々を過ごしています。
イーデン校では友達もできて、勉強は苦手ですがスパルタまではいかない両親の方針もあって、割と伸び伸び生活できています。
恐らく彼女の人生の中で、初めて幸せを感じている日常ではないかと思われます。
しかし、この幸せには必ず終わりが来ます。
フォージャー家は、黄昏の担ったオペレーション〈梟〉の達成までという限定付きの疑似家族です。
黄昏が目的を達成すれば、自然に解散となります。
そうなれば、アーニャは黄昏にとって必要不可欠の存在ではなくなる……ということになるでしょう。
彼はスパイなので、潜入捜査の際にはその都度必要な経歴・職業を用意し、周囲から一切疑われない立場を演じています。
そして、自分の痕跡を残さないのもスパイの重要な仕事。
それ以前の任務の際に作り上げた仮初めの自分を破棄しなければ、そこから足が付く危険があるからです。
つまり、黄昏はスパイを続ける以上、必ずアーニャを切り捨てなければならないのです。
では、黄昏がいなくなった時にヨルとアーニャのみが親子関係を継続することになるかというと……現実的には難しいでしょう。
黄昏はヨルに「アーニャは実の子供」と説明しているので、ヨルから怪しまれないためにも、彼女の元を離れる時はアーニャと一緒でなければなりません。
黄昏の性格上、ヨルにアーニャを押しつけるということはまず考えられないので、ヨルとアーニャの別れも必然です。
よって、オペレーション〈梟〉の終了は、アーニャにとって家族の喪失を意味します。
彼女の未来は決して明るいものではありません。
ただ、黄昏はそこまでドライになりきれるかというと、実は微妙だったりします。
西国一のスパイを自負している彼ですが、意外と感情に流されやすい性格で、アーニャが危機に瀕した時には自分の立場を無視してでも助け出しました。
その後も、血の繋がった本当の家族ではないものの、父親役としてアーニャと接する黄昏には確かな父性が感じられ、少しずつ家族らしい関係を築き上げています。
オペレーション〈梟〉が終了した際、もし黄昏がアーニャを本当の娘のように感じているならば、彼女を自分の元に残すことも考えられます。
もちろん、スパイをしながら子供を育てるのは困難を極めるため、その場合はヨルのサポートが不可欠でしょう。
もっとも、その場合は黄昏が長期にわたって家を空けるのが当たり前になるので、ヨルが専業主婦になるのが必須条件。
殺し屋から足を洗う必要があるでしょう。
恐らく彼女1人でそれを実現するのは困難なので、黄昏の協力が不可欠です。
ただし、ヨルは自分の素性を黄昏に話してはいませんし、黄昏もそれは同様。
この状態が続いている内は、本当の家族になることはできません。
そこでキーパーソンとなるのが、両者の素性を知り、心を読めるアーニャです。
職業柄、黄昏とヨルが自分から職業をバラすことは絶対にないので、アーニャが自分の正体を晒しつつ彼女の口から真相が語られる以外に、2人の素性が明らかになる可能性はないに等しいでしょう。
そういう事情なので、もしアーニャが2人を引き留める気がなければ、ハッピーエンドの可能性はゼロです。
でもその心配はいりません。
彼女の願いは一つで、黄昏とヨルの2人と一緒にいたいだけ。
アーニャにとって2人は最初から本当の“ちち”と“はは”であり、家族なのです。
まとめ
アーニャが泣いたり笑ったりしている場面は毎回ほっこりしますね!
第1話の筆記試験中、他の子供の不安がる心が見えて自分も泣きそうになりながら、“ちち”と一生懸命がんばったことを思い出して、彼のために、そして自分のためにテストに向かう姿はなんだか泣けてきます。
彼女の存在が『SPY×FAMILY』のヒットに繋がっていると言っても過言ではないでしょう!
今後本作がどんな展開を見せていくかはまだわかりませんが、アーニャがいる限り鬱エンドにはならない……と信じたいですね。
彼女には絶対に幸せになって欲しいです!