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【ランウェイで笑って】モデルとして明るい未来が確約されている長谷川心はデザイナー志望?彼女の葛藤やプロフィールまとめ
マネージャーの思いと束縛
出典 : Amazon.co.jp
「20数年この業界で見てきたモデルの中で1番絶望するくらい才に溢れた子」
心のことをこのように評しているマネージャーは生まれ持ったスタイル全てが恵まれている心が「モデルに消極的」なことを断固として認めていません。
心が勇気を出して、ついに「本気で服を作る人になりたいんです」とはっきりモデルを辞めたい旨を伝えても「ダメだ」と即答。
「契約が続く限りアタシは仕事を入れ続ける」と話し再度「お前の身体はモデルの宝」と伝え、モデルを辞めることを決して許そうとしません。
ここまでマネージャーが心に固執するのには、心にモデルとしての才能を見出しているという理由だけではありません。
デザイナーとして才能がない心と、同じく才能がないのにモデルに固執していた過去の自分を重ね合わせたのです。
かつてマネージャーは、モデルへの強い憧れを持っていたのものの、才能や実力はありませんでした。
そんな彼女がパリのランウェイへの切符を手に入れるためにしたことは、権力を持つ人に媚びを売るという方法。
しかし、いざ憧れのパリの舞台に立ってみても、全く感動はできず「幸せにはなれなかった」そうです。
その後ほどなくしてそのままモデルを辞めてしまいました。
この経験から心がデザイナーになったところで成功はせずに小さなところに収まるだろうと考え、彼女のためを思って「絶対に成功が約束されているモデル業界にいた方がいい」と縛り付けていたのでした。
自信満々に「(心が)いずれ私に感謝する」と断言しています。
デザイナー・心が飛躍した芸華祭
出典 : Amazon.co.jp
「HAZIME YANAGIDA」で働くことで育人と接し、プロの現場に携わったことで、益々デザイナーへの憧れを強くした心。
実際に仕事を任され始めたことで「本当に服作りが好き」という自分の気持ちに自信を持てるようになりました。
そして、高校生でありながら、どんな困難にぶつかろうとも挑戦し続ける育人の姿を見ているうちに「私でも挑戦したら変われるかも」と思い、自分の歩みたい道を定めました。
デザイナーになりたいという気持ちをはっきりと定めた心は、千雪の強力もありマネージャーへ「芸華祭で低身長モデルである千雪というハンデと共に結果(優勝)を残せばモデルを辞める」という約束を取り付けます。
迎えた本番、千雪1人に何着もの服をその場で着替えさせるという「面白い構成」で勝負し、途中からは自らもモデルとして共にランウェイを歩きました。
これは「才能主義のマネージャーを納得させるためにはチビ(千雪)が心に勝たなければ意味がない」と考えてのこと。
千雪と心が共に歩くことによってより「千雪の身長の低さ」と「心のスタイル」が際立つことになりました。
しかし、会場は千雪のウォークの巧さなどに改めて気が付くことになり、心はモデルとして千雪に「負け」ました。
その光景を見ていたマネージャーはがむしゃらに夢を追っていた過去の自分を重ね、デザイナーを目指している心の気持ちが「本気」だということを認識したのです。
結果、心は繰り上げだったものの最優秀賞(グランプリ)を受賞。
マネージャーも約束通りモデルを辞めることを認めつつも「いつでも戻ってこい。」とメールを残しました。
その後、最優秀賞の賞品として与えられたパリ留学へ旅立ち、本格的にファッションデザイナーを目指すことになります。
まとめ
長谷川心は、作中で語られていますがファッションデザイナーとして実力やセンスがある人物ではありません。
しかし、彼女は必死に努力して、マネージャーを結果で黙らせることにも成功しました。
将来が約束されたモデルを辞めてまでデザイナーという決して楽ではない道を選んだ彼女は、その努力で今後壁にぶつかろうともまた乗り越えられるでしょう。
『ランウェイで笑って』は2020年1月からアニメの放送が開始予定です。
モデルとして心が「空気を変える瞬間」や「冷たい眼差し」がどう表現されるのか、そんな部分も楽しみにしつつ、アニメのスタートを待ちましょう!