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Nov
【ぼくたちは勉強ができない】唯我成幸はハーレム系ラブコメ主人公の理想像? 他の主人公と徹底比較
ラッキースケベの頻度・露出度は?
出典 : ©筒井大志/集英社・ぼくたちは勉強ができない製作委員会 : TVアニメ「ぼくたちは勉強ができない!」公式サイト
ハーレム系ラブコメのお約束として、ラッキースケベがあります。
ヒロインが目の前であられもない姿になったり、実際にタッチしてしまったりするハプニングですね。
これは雑誌によって明確な違いがあります。
サンデーのハーレム系ラブコメは、ラッキースケベはかなり抑えられていて、ライトな内容。
マガジンは『ラブひな』『ネギま!』のような露出度が高めのライト路線、『君のいる町』『ドメスティックな彼女』などのアダルト路線、、『スクールランブル』『五等分』のよう露出ほぼゼロの路線が混在しています。
ジャンプは露出度が高めのライト路線でほぼ統一されていて、『ぼく勉』もその中の1つ。
ラッキースケベに遭遇する頻度は、リトやコガラシと比べると少なく、『いちご100%』の真中と同じくらいです。
そしてこれが、成幸があまり目立たない最大の理由です。
ラッキースケベの少ないラブコメ主人公は、総じて地味になりやすいもの。
『スクラン』の播磨拳児のような一途キャラ、『ハヤテのごとく!』のハヤテのような女装キャラならともかく、そうではない成幸にとってはラッキースケベの頻度が人気の命綱とさえ言えます。
今後ラッキースケベの頻度が上がれば、自然と成幸の支持層も拡大する……かどうかはともかく、喜ぶファンは増えるでしょう。
各ヒロインと均等にイチャイチャ
出典 : Amazon.co.jp
このジャンルの主人公には、公平性が求められます。
ハーレム系なのに特定のヒロインに対して思い入れが強い主人公だと、他のヒロインのファンは面白くないですし、何よりそんな心理状態で他のヒロインに思わせぶりな態度をとるのは、人として明らかに問題があります。
『ニセコイ』の楽が散々批難されたのも、この点が大きな原因の1つだったと思われます。
成幸は恋愛に疎いため、誰に対しても特別な感情は抱いていません。
そういう意味では、かなりフラットな方と言えます。
理珠に対しては「すげぇ美少女」という認識を持っていて、女子として十分に意識している様子が窺えます。
しかし同時に、教育係と教え子の関係性もかなり意識しており、なんとしても彼女を希望の進路に導きたいという思いが強いため、あまり恋愛対象としては見ていない印象です。
文乃も同様に教え子ですが、彼女に対してはむしろ女心を教えてくれる先生という意識が強いようです。
頼りにしている反面、やはり恋愛対象としての認識は薄いようですが、リップを塗った彼女にときめくなど、ドキッとしているシーンは結構見受けられます。
最も積極的なうるかに対しては、その隙の多さもあって最もラッキースケベに多く遭遇しており、自然と女子として意識するシーンが多くなっています。
「自分を好きかもしれない」と一度は思ったこともあり、一番恋愛を意識している相手と言えますが、同時に付き合いの長さから一番友達感の強い相手でもあるようです。
真冬先生は生徒と教師という立場上、余程のことがないと恋愛感情を抱くような状況にはならないでしょう。
ただし、彼女が決して他の人には見せない素の姿を自分に見せているという自覚はあるでしょうし、他のヒロインにはない大人の魅力もあって、ドキドキするシーンは最も多いように見受けられます。
あしゅみー先輩は最も遅れて登場したヒロインなので、どうしても不利ですね。
その反面、彼女の小悪魔的な性格もあって、他のヒロインよりも恋愛方面に一歩踏み込んだエピソードが多めです。
14巻までに収録された各ヒロインの個別エピソードの数は、登場が遅い分あしゅみー先輩がやや少ないものの、他の4人は図ったかのように横一列。
ここまで各ヒロインを均等に扱っているラブコメは少なく、公平性という点において成幸はラブコメ史上トップクラスの主人公と言えます。
ただ、ラブコメ主人公としては少々恋愛感情がなさ過ぎるという印象もあります。
そういう意味では、成幸はまだまだ発展途上のキャラと言えるかもしれません。
まとめ
ハーレム系ラブコメの主人公は鈍感かつ色んなヒロインと絡む性質上、どうしても叩かれがちですが、成幸は割と受け入れられているように感じます。
性格に癖がなく寛容で、変な行動を起こさないところが長所ですね。
ストレスフリーなラブコメを観たい人には最高の主人公ではないでしょうか!