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【のうきん】マイル(アデル)はパーティ内のドラえもん?
アデル・フォン・アスカム時代のマイル
出典 : Amazon.co.jp
自身の思惑とは全く違う力を手に入れてしまったマイルですが、それでもアデルの頃は普通の人生を歩んでいました。
当時はまだ転生前の記憶がなく、自分が平均的な人生を望んでいたことさえ覚えていなかったので、当然といえば当然です。
しかし8歳の時、彼女にはそれとは関係ない不幸が訪れます。
父親の陰謀によって、母と祖父が殺されてしまったのです。
父は入り婿で、アスカム子爵家を乗っ取ることを画策していたために起こった悲劇でした。
その後、後妻とその連れ子が子爵邸に入り、アスカム子爵家は父を含む3人に乗っ取られてしまいます。
当時まだ子供で、しかも前世の記憶もないマイルは為す術なく運命に翻弄され、苛めに遭うなど悲惨な人生を歩みます。
皮肉にも、転生前には唯一の心の拠り所だった家族が今度は最悪の敵になってしまったのです。
幸いにも、そんな父親の悪行は明るみとなり、後妻と共に処刑され、連れ子も父方の実家へ行くことになり、マイルの人生は完全に壊れずに済みました。
そして10歳になったある日、転生前の記憶を突然思い出し、自分が特別な力を持つに至った過程を思い出します。
でも上記の経験もあって、マイルは平均的な人生をより強く望み、普通の学園生活を送るべく下級のエクランド学園へ入学することにしました……が、能力を隠しきれず失敗。
「圧倒的な力を持った少女がいる」と瞬く間に国中へと広まり、ついには第三王女が謁見を要望するまでに至ったのです。
そこでマイルは逃亡を決意。
国を離れ、地方都市で名を改め、マイルとして人生をやり直すべく、今度こそ平凡な存在になるためハンター養成学校へと通うことを決めました。
パーティ内の役割
基本的に転生後のマイルは子供っぽい性格なので、感情を完璧には制御できず、自分の力を隠すことはできません。
そのため、ハンター養成学校でパーティを組むことになったレーナ、メーヴィス、ポーリンにもアッサリとバレてしまいます。
しかしこの3人、訳アリだったり大らかだったり計算高かったりするため、マイルを怖がりも忌避もせず、それまでと同じように付き合ってくれました。
その上、卒業後も行動を共にすることになり、マイルはずっと欲しがっていた「友達のいる生活」をようやく手にすることができたのです。
パーティ内におけるマイルは、その能力から師匠のように思われていて、他のメンバーに剣や魔法の指南することもあります。
それでも、普通の友達、普通の仲間としての関係を望むマイルは決して偉ぶらず、3人もまた彼女を特別扱いすることはありません。
戦力的には「切り札」のようなポジションです。
一方、私生活においては、その明るさと物怖じしない性格からムードメーカー的な役割を担います。
オタクだった現世の知識を使ってボケ倒し、逆に異世界の常識に疎いこともあって、天然系という印象を持たれているようです。
また、武力と並びマイルの代名詞的な能力として「収納魔法(アイテムボックス)」があります。
その収納力は四次元ポケット級なので、自分の身体よりも遥かに大きい討伐したモンスターも出し入れ可能。
チート的な能力と収納力を備え持ったマイルは、パーティ内においてドラえもん的な存在でもあるのです。
まとめ
アニメ序盤はかなりユルくて明るい雰囲気ですけど、マイルの転生後の人生は結構悲惨だったりします。
そんな人生を経て、元々の暗い性格が逆に明るくなるんですから、何気に凄い子ですよね!
アニメではその明るさがより顕著になっているので、とっても可愛く感じます!