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【のうきん】マイル(アデル)はパーティ内のドラえもん?
出典 : Amazon.co.jp
2019年秋アニメ『私、能力は平均値でって言ったよね!』の主人公、マイルをピックアップ!
彼女の特徴、異世界から転生してきたにもかかわらず、強力なボーナスは求めず平均値を求めた理由、そしてパーティ内における役割についてまとめました!
マイル(アデル・フォン・アスカム(栗原海里))キャラクター概要
出典 : ©FUNA・亜方逸樹/アース・スター エンターテイメント/のうきん製作委員会 : TVアニメ「私、能力は平均値でって言ったよね!」公式サイト
『私、能力は平均値でって言ったよね!』に登場する女性キャラクターで、本作の主人公。
元々は日本人で、「人よりちょっとだけ出来る子」の栗原海里(くりはら みさと)でしたが、18歳の時に女の子を庇って暴走トラックに轢かれ死亡。
異世界に転生し、アデル・フォン・アスカムとして新たな人生を歩みます……が、そこで一悶着起こし逃亡。
別の地でマイルと名乗り、第三の人生をスタートさせました。
栗原海里の頃は黒髪ロング(ボサボサ気味)の外見で、友達が1人もいない「ぼっち」状態でした。
転生直後はアスカム子爵家の長女として生まれ、最初の約10年間は前世の記憶がなく、普通に成長。
マイルとなって以降は、大きなリボンで長い髪をまとめ、比較的軽装で剣を携えています。
栗原海里としての18年間の人生に加え、アデルとしても非常に辛く険しい人生を歩んできているものの、あまり大人びたような感じはなく、性格は明るく気さく。
訳あって自分の力を極力見せないようにしているものの、未発達な体を指摘されると怒りのあまりついムキになって相手をぶっ飛ばすなど、むしろ子供っぽいところがあります。
元いた世界では両親がオタク第一世代のガチ勢だったため、オタクの英才教育を受けており、本人も立派なオタクに成長。
その知識は異世界でも随所で発揮していますが、通じるはずもなく空回りしています。
異世界に来て12年が経過した時期に、“赤のレーナ”こと魔術師の少女レーナ、騎士の家系に生まれた剣士メーヴィス、商人の娘で巨乳のポーリンと出会い、ハンター養成学校でも同室になった縁からパーティ「赤き誓い」を結成。
以降、彼女たちと共に凡庸なCランクハンターとしての日々を送ることになります。
担当声優は和氣あず未(わき あずみ)さん。
能力は平均値でって言った理由
出典 : ©FUNA・亜方逸樹/アース・スター エンターテイメント/のうきん製作委員会 : TVアニメ「私、能力は平均値でって言ったよね!」公式サイト
本作のタイトル『私、能力は平均値でって言ったよね!』は、マイルが転生時に望んだことそのものです。
彼女は転生前の栗原海里だった頃、周囲からはかなり浮いていた模様。
他者よりも優秀だったこと、そして重度のオタクだったことに起因します。
幸い、家族仲は良好だったようですが、彼女の中には「友達と仲良く過ごす、ごく普通の人生を送りたい」という願いが常にあったようです。
そのため、死後に創造主から「転生して新たな自分に生まれ変われる」と聞かされた際、その脳裏に過ぎったのは「普通で良い」という思い。
そこで、マイルは「能力は平均値でお願いします」と懇願したのです。
しかし、彼女の願いは果たされませんでした。
これは創造主が意地悪をしたからではありません。
「平均値」の解釈の違いです。
マイルは「その世界における人類の中で凡庸な能力が欲しい」と願いました。
当然でしょう。
同じ人間との生活の中で突出した能力を持たず、浮くこともない人生を歩み、幸せになりたい……と思っているのですから。
ですが創造主にとっては、人間も他の種族も全て同列の存在。
よって、異世界において人間よりも遥かに強大な魔力を有している神や古竜種をデータ内に加えてしまったのです。
それでも、図抜けて高い魔力を持つ種族は異世界全体の中で極めて少数なので、中央値や最頻値だったら問題はありませんでした。
平均値が「全データの合計を個数で割った数値」なのに対し、中央値とは「全データの真ん中の数値」、最頻値とは「データ内で最も登場頻度が多い数値」です。
例えば「10」「12」「12」「14」「15」「17」「47520」の7つの数字があった場合、中央値なら7つの数字の中で4番目に大きい「14」、最頻値なら唯一2度登場している「12」がそれぞれ該当します。
しかし平均値の場合、(10+12+12+14+15+17+47520)÷7=「6800」となってしまいます。
つまり、平均値だと他の値よりも飛び抜けて高い外れ値「47520」が除外できないのです。
この理屈によって、マイルは人間の平均値の約6800倍もの魔力を有する規格外の人間になってしまいました。