ジョーカーの勝っているところ

出典 : Amazon.co.jp

3以降のペルソナシリーズは、主人公に「ワイルド」という特性があり、複数のペルソナを所持できる上、自由に切り替えが可能です。
番長もジョーカーもこのチート特性を持っており、敵の弱点を常に付ける上に、回復、全体攻撃、補助も全てお手のもの。
特に装備面による制限などもなく、戦闘においては常に戦略の中心となります。
作中における使い勝手の良さについては、両者に差は全くないと言ってもいいでしょう。

ストーリーやコミュニティ（コープ）におけるポジションも、大きな差はありません。
ただ、5はナビ役の双葉を除くパーティメンバーが全員同級生か上級生なのに対し、4は後輩キャラが3人もいるため、番長の方が「頼られている感」が強くなっています。
ジョーカーもリーダーシップはありますが、よりそれを感じられるのは番長の方ですね。

一方、ジョーカーには「年上キラー」という特徴があります。
5のキャラは年上が多く、特に女性陣はコープキャラクターも含めると何と7人が年上。
しかもその半数以上が成人女性という徹底ぶりで、この面々と恋仲になるジョーカーには、並々ならぬ大人の色気があると推察できます。

番長もかなりのモテ男ですが、ジョーカーはそれを更に上回る女たらしと言わざるを得ません。
女性の扱い、特に年上の女性に対するセックスアピールに関しては、ジョーカーが遥かに番長を凌駕していると断言できます。

アニメでは番長に軍配

出典 : Amazon.co.jp

ペルソナシリーズは3以降全てアニメ化されており、4と5はテレビアニメで放送されました。

4のアニメは2011～2012年に2クールで放送され、円盤売上が平均3万枚を超える大ヒットを記録。
その後、完全版『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』の追加要素までアニメ化されました。
一方、5も2018年に2クールで放送され一定のヒットを記録しましたが、4には及びませんでした。

また、アニメ内における活躍も番長の方がより多く描かれていた印象です。

番長の初期ペルソナであるイザナギのデザインは、応援団長をコンセプトにしたデザインのため、その姿は学ランを着た番長そのもの。
これが“番長”という愛称を決定付けた要素ということもあり、アニメ放送中はイザナギの登場するシーンに大きな反響がありました。
性格についても、余裕を感じさせる佇まいで強者のオーラをまとい、特にゴールデンにおいては最強の存在として君臨しています。

それに対し、ジョーカーの初期ペルソナであるアルセーヌには大きな見せ場はなく、本人も同様。
もちろん主人公らしいシーンは随所にありますし、クールなだけでなくユーモアを垣間見せることもありますが、番長と比べるとやや地味な描かれ方でした。

こういった点も、ジョーカーが番長に勝てていない理由の1つとなっています。

まとめ

ジョーカーも決して不人気という訳ではなく、むしろペルソナ5ではトップを争う人気者です。
しかし現状では番長があまりに強すぎるため、後塵を拝している印象です。

でも、キャラ人気は1つのきっかけで一気に変わることもあります。
もしジョーカーが『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』で過去最強のペルソナを得ることになれば、また違った評価になるかもしれません。
ジョーカーの新たな見せ場に注目しましょう！