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【血界戦線】言われるほどクズではない!?ザップを徹底解析!
ザップとチェインは犬猿の仲!?喧嘩するほど仲が良い2人
ザップとチェインは顔をあわせれば悪口の応酬
ザップ。あんまり煽って撮ると写真が暗くなってしまうのでまっすぐ撮ったら、チェインさんが見切れました。発火する血液を刃状にした剣術・斗流血法の使い手です。なにげに1話も2話も大活躍。#kekkai_anime pic.twitter.com/y5rXOdAsRs
— TVアニメ『血界戦線』 (@kekkaisensen) March 22, 2015
ザップと、ライブラの女性メンバーであるチェイン・皇とは出会えばお互い罵倒し合うほどの仲の悪さ。「銀猿」、「クソ猿」、「SS(シルバーシットの略)」とチェインが言えば、ザップもチェインを「雌犬」と罵ったりしています。この2人が何故これほど仲が悪いのかは公式でも特に語られていませんが、おそらくザップのクズさがチェインには受け付けないのだろうと想像されています。特にザップは女性にたいしてだらしないことが知られていますし、スティーブンへ一途に想いを寄せるチェインはザップとは真逆といっていいほどのタイプですので、ザップを毛嫌いすのも無理はないでしょう。
胸熱共闘シーンも!
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しかしそんな2人が協力してとらわれの身から脱出するエピソードもあるのです。普段犬猿の仲の2人が共闘するシーンというのはどの作品でも熱いものですね。
このエピソードはアニメ化はされておらず、原作の『Back 2 Back』1巻収録の「大脱出ハンドカフス」で描かれます。
正体不明の敵に捕らわれ、2人仲良く手錠で繋がれてしまったザップとチェイン。お互いの持てる力全てを駆使して脱出するこのエピソードでは、ザップもいざというときには頼りになり、ただのクズではない、ということが伝わってきます。
また、レオには容赦なく、彼の髪質を揶揄して「陰毛頭」など下品な下ネタでののしったりするザップですが、チェインに対しては決して彼女の身体的特徴をネタにした悪口は言いません(チェインはかなり胸が大きいキャラで、作中ではたまにそれがネタにされます)。こういったところからも、ザップは言われているほどクズではなく、一定の分別があることが分かります。
ザップの弟弟子ツェッドを思いやる一面も
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ザップを語る上でもう1人、ツェッド・オブライエンのことも忘れてはなりません。ツェッドも同じくライブラのメンバーですが、彼はザップと師を同じくし、同じ特訓、修行をした仲でもあるのです。そのためツェッドの使う技もザップと同じ「斗流血法(ひきつぼしりゅうけっぽう)」ですが、ザップが血液を使うのに対しツェッドは風を使います。
ツェッドはとある伯爵が、寂しさを紛らわせるために生み出した人間と魚類の交配種で、見た目はまさに半魚人です。普段は特別な装置をつけていなければ地上で生活はできず、水槽の中で暮らしています。当然、そんな弟弟子のことをザップが何も言わないはずもなく、「なめろう」「くず餅」「さかなクン」など酷いあだ名で呼んでいます。またツェッドの方もザップに対して冷たくあしらうなど、兄弟弟子同士だからといって仲が良いわけではありません。
しかしツェッドが危機に瀕した際にはザップも黙っていません。アニメ2期7話の「鰓(えら)呼吸ブルース」では地上で呼吸できる装置(ベインハイザーマークゼロ)を奪われてしまい、瀕死の状態に陥ったツェッドのために、ザップがその装置を取り返しに行く様子が描かれます。
ライブラで大掛かりな飲み会の計画があり、ザップはツェッドに向かって「お前も自分の飲み代くらい自分で工面しろよ」といちゃもんをつけます。それを気にしたツェッドはそれまでしたこともないアルバイトなどをするのですがなかなかうまくいかず、バーでやけ酒を煽って泥酔してしまうのです。ベインハイザーマークゼロはその隙に奪われてしまいました。
奪った敵のアジトを突き止めたレオとチェインに合流したザップは怒っていました。ザップは自分が煽ったことが原因でこうなってしまったことを認めていたのでしょう。敵に対してだけでなく、自分自身に対する怒りでもあったのです。
ザップは自分の間違いをそれと認め、弟弟子を助けに行く漢気はちゃんと持ち合わせている人なのです。
まとめ
こちらでは『血界戦線』に登場するザップ・レンフロについて、特に彼と関わりの深いキャラとの絡みを中心にエピソードをあげ、クズキャラと言われているけれど実はそうでもないのだ、ということをまとめてきました。
普段の態度が「クズ」だからこそ、仲間を大切にし、そのためなら危険をもいとわない姿勢を見せる際のギャップが魅力的なのです。
『血界戦線』はまだまだ続いていますが、今後のザップの活躍に注目です。