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【名探偵コナン世紀末の魔術師】ネタバレありのあらすじ!コナンの前に新一登場!?
【『世紀末の魔術師』が15年以上経っても人気の理由】
映画3作目とかなり初期の作品にも関わらず高い人気を誇る『世紀末の魔術師』。
この高い人気の理由はなんなのでしょうか?
①キッドが出てくる
『世紀末の魔術師』は『名探偵コナン』の劇場版で人気キャラクター・キッドが出てくる最初の作品です。人気キャラクターの初登場は時がたっても遡って観たくなってしまいますよね。キッドの初登場作品なのでリピーターが多いだと思われます。
②コナンの正体がバレる危機!
劇場版で初めてコナンの正体に蘭が肉薄した作品です。『名探偵コナン』において、コナンの正体かばれるかどうか、次は誰に正体がばれるのかも見どころの一つですが、蘭にだけは絶対にばれてはいけないという暗黙の了解があります。なので、蘭がコナンの正体に気づくのか?気づかないのか?というシーンは、『名探偵コナン』の作品の中で見どころのシーンの一つです。映画中盤から蘭が怪しみだして、探偵事務所でコナンが「限界だな」と眼鏡を外したところで視聴者の緊張は最高潮!蘭が目線をコナンから外して、コナンが振り向いた先に水も滴るいい男な新一(キッド)があらわれる一連の流れはこの映画最大の名シーンの一つです。
③空・陸・海にわたり変化の多い舞台!
キッドを追いかけた大阪・最初の殺人が起きた船・クライマックスの城と、舞台がどんどん変わっていきます。
『名探偵コナン』の大金持ちといえば!の鈴木財閥や映画オリジナルの香坂家がかかわってくるだけあって一つ一つの舞台のスケールが大きい!しかもどの舞台でも何かしらの物語に関わる重大なことが起きていて無駄な舞台転換がありません。スケール大きく変化する舞台と重大事件が重なることで、物語に厚みが出ています。
④キッドが変装しているのは誰だ!?
怪盗キッドは変装の名人。怪盗キッドが出てくると、殺人事件の犯人捜しとは別に「この中にいるキッドの変装を暴け!」というイベントが追加されます。これが面白くてキッドが出てくる話がすきな人もいるほどです。
映画で「キッドの変装は誰だ!?」ができる最初の作品であり、劇場版1作目『時計じかけの摩天楼』で毛利小五郎のポンコツ推理により犯人にされそうになった白鳥警部やいい人そうなアニメオリジナルキャラクター西野など疑うのにうってつけのキャラクターが多いので推理しがいがあります。
⑤英語・中国語・ロシア語が出てくる
頭脳明晰なコナンなので、英語が作中に登場することはよくありますが、ここまで多国籍な登場人物がでてくることはそうそうありません。
謎解きでは、一つの言葉を英語とロシア語にそれぞれ翻訳しており、なんとなく知識が増えたような、頭がよくなったような感覚を視聴者に与えました。
浦思青蘭が蘭に「毛利蘭」の中国読みを教えるシーンでは、思わず自分の読み方も知りたい!と思った人も多いのではないでしょうか。
⑥主題歌がB’z
当時すでに人気バンドだったB’zを起用。『名探偵コナン』のアニメのオープニングやエンディングもたびたび歌っていますが、当時は人気アーティストがアニメの主題歌を歌うことはかなり珍しかったです。
人気アーティストを起用するアニメの先駆け的作品といえるでしょう。
【まとめ】
『世紀末の魔術師』はキッドが出てくる最初の作品!新一とキッドな奇妙な関係の始まりでもあります。『世紀末の魔術師』から、キッドは江戸川コナンが工藤新一だという認識を持っています。2019年1月現在も劇場版で見られる探偵と怪盗の奇妙な共同戦線の始まりは今なお大人気。その始まりの作品をもう一度見直してみてはいかがでしょうか。