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【疑似ハーレム】たった1人のヒロインがいろんな「尊い」を提供してくれるお話
ネットの力は大きい
疑似ハーレム pic.twitter.com/N0JcvWRvmT
— 斉藤ゆう (@54110yu) June 20, 2018
斉藤先生は元々、第20回「ゲッサン」新人賞で佳作を受賞し、数作の読切作品の掲載を経て、『月曜日は2限から』で連載デビューを果たしています。
つまりネット出身のマンガ家さんではありません。
にもかかわらず、疑似ハーレムはネット上で爆発的な人気を獲得し、現在はフォロワー数23万人の人気マンガ家になっています。
本作は商業連載を開始して以降も週一ペースでTwitter上に投稿されており、毎話4万~7万いいねを記録し続けています。
記念すべきコミックスの第1巻が発売された際には、本作が累計100万いいねを記録したことが告知され、更に2巻発売時には累計200万いいねを突破したことが宣伝文句として用いられました。
ゲッサンで連載されているとはいえ、本作をWebマンガとして読んでいる人が非常に多く、ゲッサンの編集部もそのイメージを大切にしている印象です。
新人賞などの賞を受賞したマンガ家さんは、デビュー作の連載を終えたら企画会議にひたすら企画書や原稿を提出し、会議に通るのを待ち、どうしても難しいようなら他社に持ち込みをする……というのが、以前のマンガ界の常道だったと思われます。
しかし本作は、既に数年もの間連載をしていたマンガ家さんのTwitter上の作品を拾い上げるという、比較的珍しい形で連載が始まっています。
ネット出身のマンガ家さんならともかく、自身の雑誌で賞を贈り育てた作家にこういう形で連載を持たせるというのは、かなり珍しいですね。
この疑似ハーレムの例からも、ネットの力が非常に大きいことがわかります。
ライトノベルも近年は「小説家になろう」で人気を博した作品を出版社が拾い上げるケースが非常に増えており、今後は有名なマンガ雑誌でも同じようなことが頻繁に行われる時代になっていくかもしれません。
まとめ
次にくるマンガ大賞 2019ではコミックス部門でのエントリーでしたが、Webマンガと言っても差し支えない作品ですね。
ヒロインの可愛さは近年のラブコメでも屈指で、たくさんのネット民を悶えさせている、今大きな注目を集めているマンガなので、甘々ラブコメが好きな人はぜひチェックしてみてください!