ラブライブ！（第3話）

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μ’sの活躍を描いた『ラブライブ！』第1シリーズはファンの間でも人気回がかなり割れていて、まきりんぱな回の1期4話、凛回の2期5話、Snow halation誕生回の2期8話、μ’sの終着点を決めた2期11話などがその中でも人気が高いようです。
そしてもう1つ、神回としてよく挙がるのが、1期3話「ファーストライブ」ですね。

穂乃果（ほのか）、ことり、海未（うみ）の3人がスクールアイドルとしての初ライブを行うために奔走し、全てが順調にいっていたにもかかわらず、本番は観客がほとんど集まらず、それでも後にμ’sとなる面々が集う中で「START:DASH!!」を歌う、敗北からのスタートを描いたエピソードです。
決して最初から人気企画ではなかったラブライブそのものとも言えるこの回は、μ’sの原点であり、このアニメが普通のアイドルアニメとは違うことを示した回でもあります。

円盤2巻、9th Anniversary Blu-ray BOXに収録されています。

ガールズ＆パンツァー（第4話）

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ガルパンの人気を決定付けた神回は、大洗女子学園が聖グロリアーナ女学院と試合をする第4話「隊長、がんばります！」ですね。
女子が戦車に乗り込んで戦うという本作のぶっ飛んだ設定を、視聴者にこれ以上ない形で示した回です。
戦車での市街戦という凄まじいギャップ、チーム戦ならではの戦略性に富んだ展開、戦車戦ならではの迫力とスピード感、聖グロの隊長・ダー様の敵でありながら溢れ出る個性的、そして最後はあんこう踊り……と、ガルパンの魅力が全て詰まっています。

円盤2巻、TV&OVA 5.1ch Blu-ray Disc BOXに収録されています。

けいおん!!（第20話）

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『けいおん！』といえば、軽音部のユルい日常を描いた穏やかで平和な作品という印象ですが、2期20話「またまた学園祭！」はちょっと毛色が違うエピソードです。
最後の学園祭が終わり、部室で肩を寄せ合いながら涙する唯（ゆい）たち4人の姿を描いたシーンは、多くの視聴者の予想を超えた感動回となりました。
この回で唯一泣かなかった後輩の梓（あずさ）が、他の4人の卒業回で唯一涙するというのも何気に奥深いですね。

円盤7巻（2期）、Blu-ray Box（2期）、コンパクト・コレクション（2期）に収録。

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。（第11話）

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1クール（3ヶ月）しか放送期間のない、しかも原作のないオリジナルアニメの場合、多くの人の記憶に残り続ける作品となるには、最高の着地をする必要があります。
それを見事に証明したのが、『あの花』の最終回「あの夏に咲く花」です。

心残りと思われた花火を打ち上げてもめんまが成仏せず、それをきっかけに超平和バスターズの全員がようやく本心や醜い心の内をさらけ出し、めんまの本当の願いが明らかになって、最後は全員が晴れ晴れとした顔でめんまとお別れする……というビターながらハッピーエンド。
その感動的なラストは、普段アニメを観ない層にも刺さったようです。

この最終第11話は円盤6巻、Blu-ray Boxに収録されています。

SSSS.GRIDMAN（第12話）

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1990年代に放送された円谷プロの特撮ドラマ「電光超人グリッドマン」を原作としたこの『SSSS.GRIDMAN』は、非常に印象的なラストを迎えました。
フルパワーグリッドマンが登場した第8話「対・立」も人気の高い回でしたが、インパクトに関しては最終回の第12話「覚醒」が圧倒的だったように思います。

超絶作画の熱いラストバトルで、フィクサービームの設定を上手く応用し、最後はヒーローが完全勝利するという王道展開の後、本作の舞台であるツツジ台の創造主だったアカネは六花（りっか）に別れを告げ、ツツジ台から去ります。
自ら作った世界の外へと出て行ったアカネは、物語の最後の最後に現実の世界に還り目を覚ましますが、そのシーンが実写で表現されたのです。
単純に「現実＝実写」という意味だけではなく、特撮だった原作へのオマージュにもなっているこのラストは凄まじい反響を呼びました。

この第12話は円盤4巻に収録されています。

CLANNAD AFTER STORY（第18話）

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「CLANNADは人生」の名言も生まれたこの作品、特に評価が高いのは2期『CLANNAD AFTER STORY』の16話以降で、その中でも最も多くのファンから愛されているエピソードは第18話「大地の果て」です。
主人公・朋也（ともや）の妻となった渚（なぎさ）が出産後に命を落とし、残された朋也がしばらく立ち直れず、子供の汐（うしお）とも向き合えないまま5年の月日が流れ、汐を預かっていた渚の両親の計らいで朋也が汐と旅行に出かけるお話。
旅の果てに2人は朋也の祖母と会い、朋也は嫌悪していた父がかつて自分と似た境遇だったと知って、ようやく汐と向き合い彼女の父親になる決心をつけます。

感動回はいろんなアニメにありますが、こういった少年が父になる過程を描いたエピソードは珍しく、そういう意味でも神回に相応しいですね。

この第18話は円盤第6巻（2期）、Blu-ray Box、コンパクト・コレクションで観ることができます。

Re:ゼロから始める異世界生活（第21話）

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リゼロの神回といえば、原作人気が圧倒的に高く、アニメでも放送前からかなり宣伝に力を入れていた第18話「ゼロから」のイメージが強いですが、リゼロ1期で最もカタルシスを感じさせる回は第21話「絶望に抗う賭け」です。
第18話においてレムの絶対的な献身性によって復活したスバルが、運命に立ち向かうためにクルシュ陣営を引き込み、白鯨討伐に打って出る第19話～第20話を経て、この第21話で見事に討伐を果たします。
第3章のエピソードはこの後も続きますが、第12話からずっとスバルの醜態と絶望を見続けてきた視聴者にとってはこの回が一つのピークとなったのではないかと思われます。

第21話は円盤8巻で観ることができます。