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Aug
【エロマンガ先生】2期の可能性を検証! 俺妹と徹底比較
出典 : Amazon.co.jp
大ヒットを記録し、OVAも制作・発売された人気アニメ『エロマンガ先生』の2期が制作される可能性についてまとめました!
円盤セールス等による検証、そして同じ作者の『俺妹』との比較から、もし2期が作られるならどのような形になるかを予想します!
キャラ人気の高さで大ヒット
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原作・アニメともに大ヒットを記録し、ライトノベル特有の文章形式のタイトルが定着するきっかけにもなった『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の作者、伏見つかさ先生とかんざきひろ先生が再びタッグを組み、大きな注目を集める中で刊行が始まった『エロマンガ先生』。
2013年に刊行が始まると、前作に続き多くの読者に支持され、2017年春には俺妹と同じA-1 Picturesの制作によるテレビアニメ化も果たしました。
俺妹のヒットもありアニメも放送前から前評判が高く、アニメイトタイムズ「みんなが観たい! 2017春アニメ何観るアンケート」で3位、アニメ!アニメ!「2017年春アニメ何見る?」で4位にランクインするなど、事前アンケートでも絶好調。
そんなアニメファンの期待を背負い放送された本作は、その期待に応える内容で人気を博し、dアニメストア「今期でもう一度最初から見たいアニメは?」およびニコニコアンケート「ユーザーが本気で選ぶ覇権アニメ 2017年春編」で1位を獲得するなど、クールを代表する人気作となりました。
『エロマンガ先生』がここまで好評だった理由は、キャラクター人気に尽きます。
メインヒロインで主人公の義妹・和泉紗霧(いずみ さぎり)、売れっ子ラノベ作家のチョロイン・山田エルフ(やまだ えるふ)、超売れっ子で年下の先輩作家・千寿ムラマサ(せんじゅ むらまさ)が、それぞれ一大勢力と言えるほど多くのファンを付け、それぞれのメイン回をほぼ均等に放送したことで、各ヒロインのファンが満足するアニメ化となったのです。
タイトル負けせず、お色気シーンも多数登場しており、13~14歳のヒロインたちがあられもない姿を披露したことで男性視聴者の心を鷲掴みしたのも成功の要因と言えるでしょう。
また、メインヒロインが妹という点も、俺妹を観ていたファンを引き込む原動力になったと思われます。
設定が被っていると飽きられてしまう恐れもありますが、「妹もので作者が同じなら俺妹みたいに楽しめるだろう」という安心感にも繋がるため、どちらが上回るかが鍵となりますが、本作に関しては安心感を抱いたファンがかなり多かったようです。
OPとEDが非常に良かった点も無視できません。
OP曲のClariS「ヒトリゴト」、ED曲のTrySail「adrenaline!!!」は共に人気が高く、どちらも紗霧が可愛く踊るシーンが好評を博し、音楽・映像の両面で本作のヒットに貢献しました。
円盤セールスは俺妹に及ばずとも2期ラインは余裕で突破
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エロマンガ先生のBlu-ray・DVDのセールスは、6巻平均で約7,500枚を記録しました。
これは2017年の全アニメの中で11位の好結果。
同作者による前作の俺妹は、1期が約24,000枚、2期が約16,000枚の平均セールスを記録しており、それと比べるとさすがに見劣りしますが、かつて2期の合格ラインと言われていた5,000枚は余裕でクリアしています。
何より、俺妹放送時と2010年代後半とでは、アニメの円盤市場の規模がかなり違います。
俺妹の1期が放送されていた2010~2011年は深夜アニメの絶頂期で、『けいおん』『まどマギ』『あの花』など爆発的ヒットを記録する作品が毎クールのように生まれ、平均1万枚を超えるアニメも次から次に出て来ました。
一方、近年は1万枚を超える作品はそうそう出なくなり、1作品も生まれないクールもあるほどで、「大ヒット」の基準は当時と現在で大きく異なっています。
2019年冬に放送されて大きな話題となり、早々に2期が決まった『五等分の花嫁』でも平均6,000~7,000枚。
エロマンガ先生同様にライトノベル原作で、小説・マンガともに爆発的ヒットを記録中の『転生したらスライムだった件』も、アニメ円盤は五等分と同じくらいのセールスで、やはり2期が決まっています。
7,500枚売れているエロマンガ先生は、現在の水準では十分に大ヒットと言える作品なのです。
また、近年の円盤不況の深刻さは単に数字が下がったというだけでなく、2期が1期と比べ大幅に売上ダウンしてしまうことにも現れています。
『おそ松さん』『けものフレンズ』のように極端に下がるケースは稀ですが、『NEW GAME』や『うまるちゃん』のような比較的落ちにくいとされていた男性向けのアニメでも4~5割落としており、かなり厳しい状況です。
もしエロマンガ先生の2期が制作され、今後放送された場合、7,500枚という1期のセールスを維持するのは容易ではないでしょう。
しかし、そんな中で2019年に発売されたエロマンガ先生のOVAは、1万枚以上の売上を記録。
依然として高い人気を保っていることが証明され、2期への気運が高まっています。
一方で懸念されているのが、電撃文庫作品の傾向です。
電撃文庫作品は『魔法科高校の劣等生』のように、大ヒットしてストックも十分にあるのに、なかなか2期が制作されない作品が散見されます。
『ストライク・ザ・ブラッド』のように、描写をより過激にしやすくするためOVAで展開していくパターンも考えられるため、セールス的には問題がなくても「2期確定!」とまでは言えないのが現状です。