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【Dr.STONE】石神千空のキャラ概要-設定・活躍・考察・人物相関をまとめてみた
83話:Dr.STONE
出典 : Amazon.co.jp
千空を筆頭に「科学の力で全人類を救う」科学王国 VS 司を筆頭に「持たざる若者の奪われない理想郷」司帝国の戦いは、科学王国の勝利に終わった。
奇跡の水(化石した人間を復活させるために必要な「硝酸」。これに「アルコール」を混ぜて作り出す「ナイタール」が復活液)を自然が生み出す洞穴を占拠し、司の最愛の妹「未来(みらい)」も復活液で助けることを条件に無血開城を果たした千空。1年間仲違いし、敵同士であった2人ではあるが、根っこでは引かれ合う千空と司は停戦を気に心を許し合っていた。特に司は、妹を助ける約束を果たしてくれた千空に対し自分も約束を通す番であると、司帝国の裏切り者、氷月(ひょうが)に命を狙われた際に身を呈して千空を守った。
が、司は氷月との戦いで大きく負傷し、このままでは数日で敗血病で死ぬーーー。
今の科学技術では如何しようも無い状況の千空が思いついた方法は凍死(コールドスリープ)、司を腐敗しない状態で殺すことだった。そして司が長い眠りについている間、千空は石化の原因と謎を解明し、凍死する司を再び石化し、その後に石化解除を用いてその修復力で司の傷を治すという大博打に出たのである。
信じて自分に殺されろと説く千空と、すんなり死を受け入れる司。
一度千空を殺している(その後千空は石化能力で復活しているが)のだからお互い様だと司は笑うーーー。
この回では、敵として戦ってきたからこその信頼関係を持つ千空と司の友情、根はお互いに人情に熱いところがあることを思わせる回になっている。また、終着を見せた科学王国VS司帝国の次に来る物語として、石化光線の謎を追うための世界航路へと繋がる重要な繋ぎとなった。
【千空を取り巻く人間関係!】一筋縄ではいかない、敵味方の入り混じり!!!
出典 : Amazon.co.jp
大木大樹(おおきたいじゅ)
千空の幼馴染で体力バカの脳筋。実直な性格で杠(ゆずりは)に片想い中。千空が最初に目覚めさせた仲間であり、司との戦いのため、司帝国に杠と共にスパイとして潜んでいた。基本顔に出てしまうので重要任務は杠にしか教えられていなかった。
小川杠(おがわ ゆずりは)
4番目の復活者で大樹のことが好き。手芸部のため手先が器用であり、司がバラバラに砕いた石像を一片残らず繋ぎ合わせて石化をといて、石化の修復力で元の人間に戻すという大役を千空から仰せつかっている。
獅子王司(ししおうつかさ)
3番目の復活者であり、霊長類最強の高校生という異名を持つ。妹:未来に起因する悲しい過去のせいで汚れた既得権益者を排除し、持たざる未来ある若者だけの楽園を作ろうと考える崇高な考えの持ち主。根は善い人間であるために余計話がこじれる。
コハク
千空の父:百夜が築いた石神村の何世代目かの娘。武術に優れており村一番の男と互角。お転婆であるが姉:ルリを救うために毎日遠い道のりを何往復もして温泉を運んでいた健気な娘。千空に危機を救われ村に招き入れた。千空の最初の仲間となったヒロイン。
クロム
石神村の妖術使い、もとい科学使い。初歩的な科学を持って千空を負かそうとしたが逆に歴然とした知識さを見せつけられる。ルリが好きでずっとルリの薬を作ろうと頑張ってきた科学者。千空に教えられながら、時には千空の考えを上回る切り口を見つけてくる。千空の良き科学仲間。
浅霧幻(あさぎりゲン)
元々は司帝国側の人間だったが、「千空が生きているかどうか」という密偵のため科学帝国を訪れ、あっさり寝返る。「コーラを作る」といった千空との単純な約束で寝返ったように見える男だが、その実、損得関係なしに千空に惹かれていたと好意を暴露している。メンタリストで口が達者。飄々として軽薄そうに見えるが科学帝国を裏切ったことはない。
まとめ
やはり主人公というのもあるが、千空が見せてくれる科学の力は凄まじく、ここでは語りつくせないほどたくさんある。石器時代でガラスや万能薬、コーラに暖炉といったものにとどまらず、車や携帯までも作り出した千空の底知れない探究心と熱意を、ぜひアニメや漫画で楽しんでもらいたい。