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【Dr.STONE】石神千空のキャラ概要-設定・活躍・考察・人物相関をまとめてみた
出典 : ©米スタジオ・Boichi/集英社・Dr.STONE製作委員会 : アニメ「Dr.STONE(ドクターストーン)」公式HP
全人類が謎の光線により一瞬にして石化して数千年。類稀なる頭脳を有した少年:石神千空は、自らの多彩な科学知識を用いて世界を取り戻すことを決意するーーーそんな、今までにない痛快冒険譚『Dr.STONE』が満を持して2019年7月からアニメ放送を開始する。今回はそんな、大人も子供も夢中になれる科学の力を見せつけてくれる主人公:石神千空のキャラクター設定・声優・活躍・考察・人間関係などをまとめてみた。
【科学オタク】地道な科学で宇宙も目指す主人公:石神千空(いしがみせんくう)とは?!
◾︎主人公、16歳(化石の間がフリーズ状態と考えると目覚めた時16歳、作中で17歳になる)。
◾︎誕生日は1月4日。身長171.4cm。
◾︎髪は逆立つように放射状に伸び、白から緑へグラデーションがかかっており、瞳は赤色。
◾︎目頭から生え際までひび割れ模様が走る(化石解除時の修復跡と思われる)。
◾︎「唆るぜ、これは!」「100億パーセント○○」「ククク(含み笑い)」が口癖で多用する。
◾︎超人的な頭脳と豊富な知識、強い探究心を持つ根っからの科学少年。
◾︎基本、科学者らしい合理的考えを持つクールさがあるが、諦めが悪く、科学に対する熱意と努力が強い。
◾︎仲間思いでその甘さに足を救われることもあるが、利害のための悪知恵も働く。
◾︎石化から目覚めるまでの約3700年間、脳が死なないようにずっと数を数え、今は西暦5738年だと認識。
◾︎「全員が助かるルールを1から探す」と言ってのける人間であり、自己犠牲もしないが見殺しもしない。
◾︎「地道な科学でなんだって成し遂げられる」という父の言葉から、幼少期から科学に触れている。
◾︎夢は宇宙飛行士ではなく、自分の力で宇宙に行くこと。
◾︎父親は宇宙飛行士。作中で親子の絆や親譲りさが見えるが血の繋がりはない(理由は不明)。
◾︎石器時代で着用している服の右胸には「E=MC2」の文字が。これは「エネルギーとブツは等価交換」というアインシュタインが導き出した化学式である。科学の基礎は絶対に揺らがない、という彼の戒めである。
◾︎当初、仲間だと思っていた獅子王司と相反する考えから敵対関係に。科学王国を作るべく奔放している。
◾︎声優は小林祐介(こばやしゆうすけ)。
ストーリーから読み解く千空の活躍と今後の伏線
11話:科学の武器
出典 : Amazon.co.jp
科学の力で全人類を救おうと考える千空は、幼馴染の大樹と霊長類最強と謳われる司、大樹の片想い相手の杠を石化から蘇らせる。しかし「科学の力で全人類を救う」派の千空と、「持たざる若者による奪われることなき楽園」派の司は敵対関係へと発展。10話では司が「科学を捨てることを誓ってくれれば殺さない」と千空に交渉するが、千空は「無理だな、それだけは」と断り首を折られて殺されるーーー。
千空の死に立ち会った大樹と杠(ゆずりは)は、司の手から千空の死体を奪い逃走。過去に「全員が助かるルールを1から探す」と語っていた千空に限って自己犠牲はない、そう確信できた大樹は何か千空から残されたメッセージがないか記憶を遡る。
そうして大樹がたどり着いた千空からのヒント。それは「一撃でやれ、と自ら司に「首」を差し出したこと」、「石器時代になってから千空が首をポキポキと鳴らすようになった癖」、「化石化が解除される際に、周辺の損傷も一緒に修復される」ことだ。ふっと千空の首の後ろを確認するとそこには石化片が残っているーーー。こうして、見事に千空のメッセージを解明した大樹は化石解除により千空を蘇らせ、その上、司に対して「千空は死んだ」と偽装できることにより時間を稼ぐのだった。
この回では、科学を捨てられない千空の熱さと、一方で考えなしに行動しない冷静さ、仲間を信じる心、一か八かに命をかけられる千空の勇姿が描かれている。さらに大樹に対する絶対的信頼がなければできない紙一重の作戦から、大樹との絆の強さも読み取れる。
また、①石化の修復力(接合性)の治癒力は高い②石化光線は地球に向けられた攻撃ではなく治癒では((Dr.STONE)に繋がるのでは)?、という伏線が描かれている重要な回である。
42話ー44話:百の夜と千空
出典 : Amazon.co.jp
科学帝国の基盤を作るため、ある原住民の村で、村巫女:ルリを救うこととなった千空。
そんな千空には「なぜ全人類が化石化したはずの未来に原住民が?復活者の何世代目か…ということか?」「ルリが語る桃太郎など、百物語とは誰から受け継いだものなのか?」という疑問があり、ルリはルリで千空をずっと前から知っていた…。そう、村巫女として百物語を語り継ぐルリは「百物語その100:石神千空」を知っていたのだ。
「原住民」「百物語」そして「石神村」ーーー。
42話で明かされた真実は、千空の父親:百夜(びゃくや)が息子に託した未来の話であった。宇宙飛行士として世界が石化される3日前に宇宙へと旅立っていた百夜は幸か不幸か、地球が謎の光線によって「人類」と「ツバメ」全てが石化したのを目の当たりにしていた。宇宙にいたパイロットたち6人は地球を救うために地上に舞い戻り、そして石神村を築いたのだ。
残念ながら、百夜たちは現代社会ならなんの問題でもなかった「肺炎」にかかり子孫を残して死んでいった。そんな彼らが子孫や今後の復活者、ひいては千空に何か残せないかと知恵の限りを詰め込んだのが村巫女:ルリが語り継ぐ百物語であり、父親から息子に向けた「0からだって文明を作り上げて全人類を救い出す。千空、お前なら必ず」という、メッセージであった。
ここでは親子の絆と、千空に世界は託されているという使命感が描かれていると同時に、①白夜が残したレコーダー(司帝国との戦いで活躍)②石化光線は地球の裏側から発生していた、という伏線が引かれている大切な回である。