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Jun

【ここは今から倫理です。】お堅いようで意外と読みやすい! 今話題の学園マンガ

スペシャルムービーも配信中!

2019年4月19日、コミックス第3巻の発売に合わせて本作のスペシャルムービーが公開されました。

この映像は、コミックス1巻に収録されている第2話「くだらない人間」のストーリーの一部を声優が演じるというもの。
アニメではなく、マンガの絵がそのまま使われています。
マンガのPVという感じですね。

この「くだらない人間」というエピソードは、聡明な女子生徒・酒井美由紀(さかい みゆき)と、明るくて子供っぽい女子生徒・八木まりあ(やぎ まりあ)をメインとしたストーリーが展開されます。

美由紀は非常に頭が良く、本を読めば何でも理解できるため、知識が豊富。
そのため同級生、更には親や教師といった目上の立場の人間さえも見下しており、高柳先生の授業に対しても彼の授業態度が「生徒を見下している」と感じて直接本人を糾弾するほど、大人に嫌悪感を抱いています。
かつての彼氏に対しても「オコサマすぎてつまらなかった」と言うほど、あらゆることに不満を抱いている女子です。

一方、まりあは元々体育を選択していたものの外れてしまい、友達のいない倫理の授業を受けることになった女の子。
同じクラスの美由紀に声をかけ、彼女が恋愛経験豊富と知ると「ししょー」と呼び懐いていました。

ある日、まりあは大学生の彼氏に裏切られ、大勢の男から酷い目に遭わされます。
その後日、彼女は学校の屋上から飛び降りようと、ネットの向こう側へ足を踏み入れました。

偶然その様子を見かけた高柳先生は、彼女の元へ向かいます。
その後を追って美由紀もまりあと対峙しますが、身を投げようとしている理由を聞いて、思わず「命の重さに比べたらちっちゃな事じゃないか!!」と叫びます。

しかし高柳先生は、その美由紀の言葉を必死の形相で即座に否定。
「恋に破れても…家族が死んでも、いじめられても、就職に失敗しても、仕事がイヤでも、お金がなくても、人生が…退屈でも!! それがどんな理由でも命に換わる程重い絶望になるんです!!」と説きます。

その後、「お嫁さんになりたい」と夢を語りつつ、もう無理だと諦めたまりあに対し、「絶対になれます」と断言。
根拠を問うまりあに対し、「頑張って頭数を揃えるので、八木さんが成人式を迎えたら合コンくらいならセッティングします…(ただし自分も含め4人が限界)」と答え、まりあの心を救うことに成功するのでした。

高柳先生を演じるのは、数々の主演・人気キャラを演じている有名声優の櫻井孝宏(さくらい たかひろ)さん。
美由紀役は『ゾンビランドサガ』紺野純子の河瀬茉希(かわせ まき)さん、まりあ役は『ソラとウミのアイダ』宇田川美奈の西川舞(にしかわ まい)さんがそれぞれ担当しています。

スペシャルムービー

映像化の可能性は?

3巻の時点で発行部数30万部を記録し、ロングセラーになっていて今後も巻平均が伸びると予想される『ここは今から倫理です。』は、今後映像化される可能性が非常に高いと言えます。
内容が社会的であることから、アニメ化よりも実写化の方が遥かに確率が高そうですね。

本作の売上は、月9でドラマ化されたグランドジャンプ連載『ラジエーションハウス』の6巻30万部を大きく上回るペースなので、映像化される水準の売上は既ににクリアしていると言えます。
ただし実写化の場合、原作売上だけでなくジャンルがとても重要。
『ラジエーションハウス』は視聴率が期待できる医療モノだったことが、ドラマ化された大きな理由の1つと思われます。

『ここは今から倫理です。』の場合、教師を主人公とした学園モノなので、ドラマのフォーマットとしては医療モノと同じくらい定番。
つまり、十分期待できるということです。
結構セクシャルな内容のエピソードも多いですが、表現を変えることでどうにでもなるので、全く問題ないでしょう。

そう遠くない未来、本作の実写作品を目にすることになりそうです。

まとめ

『ALL OUT!!』はアニメ化もされたヒット作品ですが、その『ALL OUT!!』を遥かに上回る勢いで売れているのがこの『ここは今から倫理です。』なんです!
もう既に雨瀬先生の新たな代表作になっていますね。
タイトル、そして表紙などの絵から受ける印象とはかなり違っていてどんどんセリフが頭に入ってくる作品なので、食わず嫌いの人はぜひ手に取ってみて下さい!

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