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【ゆるゆり】なぜクラウドファンディングで3期円盤売上以上の人数が支援者になったのか?
「ゆるゆりがクラウドファンディング」自体が話題に
お陰様で、クラウドファンディング「100%ちゅ~せんなし♪コース」も残り150枠のみとなりました!受付終了までは残り1週間程度となっております。チケットの一般販売はありませんので、まだの方はぜひご支援のほどよろしくお願いいたします! #yuruyuri pic.twitter.com/L8uKMxNwnQ
— アニメ「ゆるゆり」公式アカウント、 (@anime_yuruyuri) February 5, 2019
前述したように、クラウドファンディングは日本においてまだ普及には至っておらず、『ゆるゆり』ほどのメジャーな作品がクラウドファンディングにチャレンジすることはあまりありません。
その目新しさ、つまり「ゆるゆりがクラウドファンディングを始めた」という話題性が大きな宣伝効果に繋がったと考えられます。
宣伝効果となったのは目新しさだけではありません。
クラウドファンディングは、支援者数と支援総額をオープンにしている場合、常にその数字が第三者の目に触れます。
支援者が集まらない場合は悲壮感が漂ってしまうリスクがありますが、あっという間に目標の数字に達した場合、それは凄いことだと見なされ、多くの人が関心を寄せるきっかけにもなります。
ゆるゆりの場合、僅か2分で目標額の1000万円に達しましたが、そのニュースはSNSや各まとめサイトで一斉に拡散されました。
目標達成のスピードはもちろん、1000万円という非常に大きな額を一瞬で超えたのが強烈なインパクトになったのです。
この目標額の絶妙な設定と、ファンのゆるゆりを盛り上げたいという気持ちが見事に噛み合った結果、大成功に繋がったのでしょう。
百合アニメ最大ヒット作の底力
出典 : Amazon.co.jp
最後に、決して外せない理由が1つあります。
それは「ゆるゆりがとても面白い作品で、長年ファンを惹き付け続けたこと」です。
百合というジャンルに革命を起こしたゆるゆりは、数多の後輩作品が生み出される土壌を作りました。
一方で普遍的な魅力を持っており、毎年多くの百合作品が生み出される現状にあってなお、代わりが利かない作品として百合ものの頂点に君臨し続けています。
作中で描かれているカップリングは多岐にわたり、メインのごらく部はもちろん、それ以外にも“さくひま”など人気の組み合わせが多いため、ファンが離れないのも納得です。
仮にクラウドファンディング第2弾があった場合、やはり同じように多くの支援者が集うことでしょう。
まとめ
『ゆるゆり』という作品のパワーをあらためて感じさせる、凄い出来事でしたね!
今後はこの成功例を手本にして、他のメジャーなアニメも続編の資金をクラウドファンディングで調達するケースが増えるかもしれません。
百合作品をここまで一般化させた功績を持つ『ゆるゆり』ですけど、新たな功績がまた一つ増えそうです!