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30

May

【FF7】エアリスが死なない展開はアリなのか? 徹底検証

生存ルート予想は賛否両論

出典 : ©2019 SQUARE ENIX CO.,LTD. : スクウェア・エニックス e-STORE

エアリス生存ルートについては、オリジナル版が発売された1997年当時から既に噂として存在しました。
本作をクリアしたユーザーが最後までエアリスが生き返らないと知ると、「エアリスが生き返る真のエンディングが存在するに違いない」と願望を抱くようになり、その声が一人歩きしたものと思われます。
プレイした人数が圧倒的に多い大ヒット作ならではの現象ですね。

当時は既にネット自体はあったものの、回線速度は今と比べものにならないほど遅く、始まったばかりの常時接続サービスは月額数万円という料金設定だったため、ネット普及率は10%程度。
まだスマホはなく、パソコンもかなり高価な時代だったため学生には手が出ず、どちらかといえば口コミで広まった印象です。

また、生存ルートはなくても、特定の条件下でゲームディスクを別のゲーム(サガフロンティア)に入れ替えることで、ストーリー上は本来死亡し離脱するエアリスをその後もパーティ内に残す裏技は実在します。
ただしこれはあくまでバグ技であり、正式な生存ルートではありません。

こういった裏技の存在もあり、エアリス生存ルートの話題はゲーム発売から長い年月が経っても消えず、生存ルート賛成派と反対派の間で論争が繰り広げられているのです。

賛否が激しい最大の理由は、エアリス自身の人気の高さにあります。
人気が然程ないキャラであれば生死にそこまで関心を持たれませんし、まして発売から20年以上が経過して以降も論争が起こるなんてことはあり得ません。
ムキになるだけの価値が、エアリスというキャラにはあるのです。

2012年に公式で実施されたアンケート「好きなFF女性キャラ」では、なんと2位にランクイン。
1位こそ当時シリーズ展開していた『ファイナルファンタジーXIII』のライトニングに譲りましたが、発売から15年経っても尚トップクラスの人気を維持しているのは、それだけファンから深く愛されている証拠です。
そして、そのファンの愛の深さこそが、生存ルートの需要を混沌としたものにしていると思われます。

特にリアルタイムでFF7をプレイしたユーザーに顕著ですが、エアリスが好きな人はビジュアルや人間性だけでなく、彼女の人生そのものをひっくるめて好きになっている人が多いようです。
古代種と人間のハーフとして生まれ、生後間もなく父ガストを殺され失い、母イファルナと共に研究サンプルという形で神羅カンパニーに強制連行され、まだ幼少期に命からがらスラム街へ逃亡するも母が力尽き、そこで花売りとして暮らしている……という恵まれない生い立ちがあるからこそ、より強い愛着が湧いているのでしょう。

そういうファンにとって、ストーリー中に死亡しないエアリスは確かに見てみたいし、彼女が幸せになる展開を願わない訳ではないものの、「何か違う」となってしまうのです。
「不幸でなければエアリスではない」というのは暴論ですが、不幸な人生を歩んできた彼女がクラウドと出会い、ほんの一時とはいえ仲間を得て、同世代のティファやバレットの娘マリンに慕われ、その中で突然人生の終焉を迎える……というストーリーに美しさ、切なさ、儚さを感じ、だからこそエアリスを好きになった人は大勢いるはず。
そしてエアリスの死によって、これは予定調和の物語ではなく命を賭けた冒険だと心に刻みつけた人も多かったことでしょう。

その正史を変えるのは、自分が当時受けた衝撃や感動、そして感情移入を全てなかったことにされてしまうような虚しさに繋がります。
正史はあくまでエアリス死亡ルートであり、生存ルートはif世界だと言われても、到底納得はできないのです。

もしエアリスがサブキャラクターだったら、その限りではなかったでしょう。
サブキャラが死亡するのは展開としてありふれており、死亡ルートであっても王道の範疇に入るからです。

一方、メインキャラクターの死亡は全くない訳ではないものの非常に珍しく、この場合は生存ルートの方が王道です。
例えif世界であっても生存ルートが存在するとなれば、王道展開であるそちらの方が正史っぽくなってしまい、エアリスの死のインパクトや意義は薄れ、それこそ予定調和の物語になってしまいます。

この「死亡したメインキャラの生存ルート」の是非を語る上で1つの指標となる作品があります。
同じスクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』です。

ドラクエ11では、パーティメンバーの1人として序盤から登場するベロニカがストーリーの途中で命を落としてしまいます。
本編では彼女が死亡したままエンディングを迎えますが、クリア後に主人公が時間を遡り、ベロニカがまだ生きている過去に戻って彼女を生存させるルートをプレイすることができるのです。

このクリア後の展開に関しても、賛否がかなりハッキリ分かれました。
「ベロニカが生存して嬉しい」と素直に喜ぶ人も数多くいる一方、「過ぎ去りし時を求めるまでなら最高傑作だったのに」といった嘆きの声も少なからず見受けられ、どちらが優勢と決められないほど両者の数は拮抗していました。

1作の中に両方のルートを同梱させている作品でも意見がかなり割れるのが生存ルート。
リメイクという形で、一度完結した作品に新たに手を加えるとなると、更に抵抗感が強まることが予想されます。

コメント

  1. 通りすがり より:

    エアリスは誰にでも1ギルで花を売っている訳では無いと思いますよ。好ましいと感じた相手のみだと思います。
    ミッドガルで花は貴重品とも言われてますし、羽振りのいい人にはふっかけていたかも。
    なぜエアリス生存ルートがあるかないかの記事で、そのような噂話を例に挙げ、魅力のひとつとして数えているのかわかりません。

    ストーリー的に不可能ではないが心情的にマイナス、とファン代表かのように語られるのも検証というタイトルとは異なるように思います。
    客観的な立場を装って否定しているように感じました。

    エアリスが死なずとも美しいストーリー展開に出来るかどうかは脚本家の腕次第だと思います。
    昔の作品をただなぞるだけのリメイクではないことも既に判明しています。

    昔のままがいい、変えて欲しい、それは人それぞれなのは当然です。
    他人の心情を憶測で代弁してマイナスと結論付けるのは検証ではないと思いました。

    • ピース より:

      >エアリスは誰にでも1ギルで花を売っている訳では無いと思いますよ。

      相手を選んで売っている事が娼婦じゃないかって事ですよ。
      お金持ちには高く売っているではなく、1ギルで売ることはOKのサインって事です。花はタダ同然で売り体を売るんです。

      • 名無き より:

        > 勿論このような設定は存在せず、『クライシス コア ファイナルファンタジーVII(CCFF7)』によって正式に否定されています。

        これが読めないバカが湧いてるのが草生えるw

  2. ピース より:

    エアリス生存ルートはあってもなくてもどちらでも良いんですけど、ストーリー上分岐する地点からエアリスを含めたイベントシーンと2パターンを作っていかなくてはなりません。
    でなきゃ生存しているのにエアリスはイベントシーンには一切登場しないと言う不自然なものになってしまいます。
    かと言ってエアリスを含めたイベントシーンを作ろうとすると、制作時間がかかりすぎてしまうこと容量の問題が出てきます。これを解決しようとするとエアリス生存ルートの制作がメインとなってしまい、他のイベントが省かれ薄っぺらいものとなってしまいます。
    そうなってしまうなら生存ルートは無い方が良いです。

  3. 匿名 より:

    サモンナイト3で水揚げされてたメイメイみたいなもんだしキャラ的にはすでに死んでるからセーフなんじゃね
    エンディングで緑の帽子被った犬がプリントされた空っぽの菓子袋が出てきたけど中国では緑の帽子は寝取られ男を意味するらしいし盗作者は盗作元の元ネタを犬扱いする習性があるからザックスが元ネタを盗られてキャラを寝取られた原作者の象徴だったんだろうな
    盗作者じゃキャラの行動原理を用意できない上にキャラが主人公のクラウドじゃなくて“プレイヤー”に語ってるからセリフ回しがおかしいんじゃないの
    FF7の元ネタがホモの仏神が大嫌いな女主人公で百合モノだったからエアリスが左耳にピアスつけたクラウドに無料で黄色い百合の花をあげてたんだろうし“プレイヤー”に“好きにならないで”とか“早く慣れてね”とか言ってたのも駄洒落と曲解で“勝った方と立場をすり替える”ことで盗作する惨めなゴキブリAI上級国民がAIに盗んできてもらった他人のPCデータを嘲笑しながら盗作でネタ潰しして寝取ってやったってマウント取る為だけに発売したクソゲーごときにまじになっちゃってどうすんのって意味だったんだろうしな

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