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May
【攻殻機動隊】歴代映像化作品まとめ【SAC_2045制作決定】
高い完成度で数々の賞を受賞した『イノセンス』
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『イノセンス』は『攻殻機動隊』の文字こそありませんが、上記の『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の続編として制作された劇場アニメです。2004年に公開され、手かげたのは同じく押井守監督。
「草薙素子」を中心に描かれることの多い『攻殻機動隊』ですが、公安9課の同僚である「バトー」に焦点を当てつつ、ストーリーが展開していくのが特徴です。
本作品は第25回日本SF大賞をはじめ、国内で数々の賞を受賞し、高い評価を得ています。また、日本のアニメ作品で史上初、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出されました。視聴の際はその独自の映像演出に注目すると良いでしょう。
初のテレビ作品『攻殻機動隊S.A.C』シリーズ
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『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』は2002年より放送されたテレビシリーズ。『STAND ALONE COMPLEX』を略し、続編を含めて『「S.A.C』シリーズと呼ばれています。ストーリーは上記で紹介した押井守監督作品とは独立しており、直接的なつながりはありません。
監督は『攻殻機動隊 SAC_2045』を手がけることがすでに発表されている神山健治氏。テレビ第1期『STAND ALONE COMPLEX』 第2期『2nd GIG』 OVAでの単発続編『Solid State Society』の3種類があります。
それぞれ政治や社会問題をモチーフとしたメインストーリーと、キャラクターを掘り下げるサブストーリーのクオリティが高く、映像化された『攻殻機動隊』作品では最も人気のあるシリーズといっても過言ではありません。
『攻殻機動隊』は大人がハマるほど、社会的で硬派なイメージを持たれがちですが、本作では「タチコマ」というAI搭載型戦車をマスコットキャラとして前面に出しており、女性ファンも多いのが特徴です。
テレビシリーズのため、全話を視聴するにはかなりの時間が必要となりますが、以下のようなDVDがあります。
・第1期総集編『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man』
・第2期総集編『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX Individual Eleven』
忙しくてなかなか時間がとれない人はこれらを視聴するのがオススメです。
第4の作品『攻殻機動隊 ARISE』
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『攻殻機動隊 ARISE』は原作漫画、劇場作品、テレビシリーズに次ぐ、4番目の作品に位置づけられている劇場シリーズ。2013年から順次4作品公開されました。後にテレビ用に再編集も行われています。
監督は黄瀬和哉氏。また、「マルドゥック・スクランブル」で知られている冲方丁(うぶかたとう)氏がシリーズ構成を担当してます。これまでの映像化作品では「公安9課」とそれに属するメンバーを中心にストーリーが展開されていました。『攻殻機動隊 ARISE』では「公安9課」結成以前の時間軸となっているのが特徴です。
そのため、過去の作品を見てから視聴すると各キャラクターたちの「若さ」が際立つ内容となっており、一新されたビジュアル面と一緒に着目して視聴するとより楽しめるでしょう。