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May
【転スラ】ミリムというアホ可愛いけど実は賢い最強クラスの魔王はヒロインになれるのか
アニメ2期での活躍とヒロインの可能性
出典 : Amazon.co.jp
アニメ1期におけるミリムはジョーカー的な存在でした。
ジュラの大森林にいるリムルに会いに行き、作中でもトップクラスの圧倒的な力を見せつけ配下にしようと試みるも、そのチョロ過ぎる性格でリムルに買収・懐柔され、様々な珍しい体験をさせてくれる彼の存在を気に入ったことで親友(マブダチ)の関係となります。
この時期のリムルよりも圧倒的に強く、他の魔王さえも寄せ付けない実力を持つミリムが客人ポジションに収まったことで、リムル陣営は最強の切り札を手に入れました。
ただ、リムルは力で世界を支配しようという意思は全くなく、厄介事は全部ミリムに押しつける……という性格でもないため、ミリムの出番はそう多くありません。
本当に困った時、それでも渋々ながら助力を要請するといった感じで、まさにジョーカーといったポジションでした。
アニメ2期で映像化されるであろう範囲でも、ジョーカー的な立ち位置は変わりません。
しかしそれはリムル陣営に限った話ではなく、彼女の世界最高峰の力を利用したいと考える者がいて、それによってミリムは転スラという物語全体におけるジョーカーになります。
つまり、彼女がどの陣営に付くかがストーリー展開の肝となるのです。
そのため、1期よりも更に存在感が増すことになるでしょう。
そんなミリムですが、ヒロインとしてはどうなのでしょうか?
本作は主人公であるリムルが女性のシズを捕食したことで中性的な存在となり、またシズの人生を背負ったと自覚しているからか、恋愛にあまり積極的ではないようです。
ミリムの方も、少なくともアニメ1期の段階ではリムルとは親友関係であって、シオンやシュナのようにリムルへの好意を明確に示してはいないので、ヒロインのポジションとは言えません。
ただ、既に完結まで描かれている原作のWeb版では最終話にリムルの正妻争いが勃発し、そこにミリムも参戦しているようです。
とはいえ彼女の言い分はあくまでも「リムルはワタシの親友だから、一番はワタシなのだぞ!」という子供っぽい独占欲が前面に出た主張であって、恋愛感情があるようには感じられません。
この正妻争い自体、後日談としてサラッと描かれているもので、ミリムがヒロインっぽい言動を見せる場面はほぼ皆無です。
Web版はあくまでWeb版であって、書籍版やコミカライズ、アニメが必ずしもWeb版と同じ展開や作風になるとは限りません。
しかし書籍版で恋愛要素が増しているかというと、そういった変化は特に見受けられないため、今後ミリムが本編でヒロインとして活躍する可能性は低いでしょう。
ただ、アニメ2期に備えて新たなコミカライズやスピンオフが行われる場合、本編とは一味違うミリムが見られるかもしれません。
まとめ
アニメ1期と原作(およびコミカライズ)のミリムは印象がかなり違いますが、頭の良さを全然感じさせないアニメのミリムも、それはそれで可愛いですよね。
とはいえ、あの見た目で実は老獪という原作ミリムのギャップも捨てがたいので、2期ではこっちのミリムもぜひ再現して欲しいです!