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Apr
【Fate/Prototype】登場サーヴァントまとめ
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「TYPE-MOON」が誇る大金字塔『Fate/stay night』の原型として、ファンの間でまことしやかに囁かれていた『旧Fate』。長らく謎に包まれていたこの作品が、2011年に『Fate/Prototype』と題され、ショートアニメーションとして公開されました。今回はそんな『Fate/Prototype』に登場したサーヴァントをまとめました。
【セイバー】「アーサー・ペンドラゴン」
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「アーサー・ペンドラゴン」の概要
言わずと知れた英国『アーサー王伝説』の主人公。『Fate/stay night』では女性でしたが、『Fate/Prototype』では伝承通りの男性としてデザインされています。正義感が強くヒーロー然としている一方で大人びた価値観を有しており、まだ少女のマスター「沙条綾香」の保護者的役割も担っています。
「アーサー・ペンドラゴン」の強さ
サーヴァント階位第1位に位置付けられた最優のサーヴァント。高い剣技と冷静な判断力を兼ね備え、前日譚にあたる『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』では熾烈な聖杯戦争を勝ち抜いています。宝具は「約束された勝利の剣(エクスカリバー)」。基本的にはアルトリアと同質のものですが、こちらは2重の封印が施されており、力にかなりの制限がかけられています。
「アーサー・ペンドラゴン」の劇中での活躍
ランサーの強襲にあい瀕死の重傷を負った「沙条綾香」によって召喚。彼女と共に聖杯戦争へと身を投じていきます。実は8年前に綾香の姉「沙条愛歌」の手で召喚されており、綾香とは顔見知り。綾香は覚えていませんが、先の戦争で聖杯と愛歌の本質に気づき、勝利を目前に彼女を殺害した張本人でもあります。その詳しい顛末は、外伝小説『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』で描かれています。
【FGO】での「アーサー・ペンドラゴン」の性能は?
2017年の「カルデアボーイズコレクション2017」で実装された星5セイバー。ATKに偏重したステータス配分とスキル、そして高火力の全体宝具を兼ね揃えたアタッカーです。貴重な「巨大エネミー」特攻スキルを持ち、実装当初は独自の地位を築いていましたが、環境の変化や続々と登場する強力サーヴァントの波に埋もれ現在はやや力不足。何らかの救済が待たれています。
【アーチャー】「ギルガメッシュ」
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「ギルガメッシュ」の概要
世界史でも習う『ギルガメッシュ叙事詩』の主人公。『Fateシリーズ』の顔的な存在の本家「ギルガメッシュ」と比べると、唯我独尊で高慢な点こそ共通していますが、若干性格が丸くなっています。
「ギルガメッシュ」の強さ
サーヴァント階位第三位。宝具に頼って肉弾戦はからっきしだった『Fate/stay night』と比べて、バリバリの武闘派に様変わり。しかもその実力はセイバーとも互角に渡り合うほど。宝具は、「王律の鍵(バヴ=イル)」と「終末剣エンキ」の2種。どちらも本家「ギルガメッシュ」の原型のような宝具です。
「ギルガメッシュ」の劇中での活躍
都内で高層ビルを所有するほどの資産家をマスターに持つサーヴァント。自身を最強と信じて疑わず、それ故に自身より位階が上のセイバーに激しい敵意を向けています。眼鏡を外した綾香に一目ぼれしてからは、恋愛面でも敵意を燃やすようになり、綾香を巡って激しい抗争を繰り広げていきます。
【ランサー】「クーフーリン」
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「クーフーリン」の概要
アイルランドに古くから伝わる『ケルト神話』の主人公的存在にして、『Fateシリーズ』でもお馴染みの存在。その男気溢れる性格から、ファンからはアニキと呼ばれ親しまれています。翻って『Fate/Prototype』に登場する「クーフーリン」は、そんなアニキの若干若かりし日の姿。精神的に成熟していた本家に比べると、青臭さが残っています。
「クーフーリン」の強さ
サーヴァント階位第四位。マスターの命により宝具の槍の使用を禁止されているため、初戦でセイバーに敗退していますが、本来の実力はセイバーに匹敵するほどの手練れです。宝具は「穿ちの朱槍(ゲイ・ボルク)」。「槍が心臓に命中した」と言う結果がまず先にあり、それから「槍を放つ」と言う原因を作ると言う因果逆転の呪いがかけられています。
「クーフーリン」の劇中での活躍
マスターの命により、物語序盤で綾香を襲った張本人。ただし、このときは綾香が土壇場でセイバーを召喚したこと、宝具が封印されていたことが重なり、撤退しています。聖杯戦争半ばでマスターが堕天し屍人となったあとは、マスターの殺害を条件に綾香に協力することになります。
【FGO】での「クーフーリン」の性能は?
2015年に実装された星3のランサー。先に実装された本家「クーフーリン」が耐久特化だったのに対し、こちらは優秀な耐久スキル「矢避けの加護」を受け継ぎつつ、「ルーン魔術」と「獣殺し」で火力も増強できる万能タイプです。特にスキルが強化され、「獣殺し」にスター集中効果が追加されて以降は、クリティカルアタッカーとして磨きがかかっています。
【ライダー】「ペルセウス」
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「ペルセウス」の概要
『ギリシャ神話』において怪物「メドゥーサ」を討伐したことで知られる勇者。『Fate/Prototype』では綾香のクラスメイトとして現代社会に溶け込みつつ、マスターを失ったはぐれサーヴァントとしても活動しています。性格は温和で人当たりが良く、また情にも篤い好青年。しかし、情けが深すぎるがゆえに入れ込み過ぎて周りが見えなくなると言う危うさも有しており、作中ではそれが彼を凶行に走らせる原因になります。
「ペルセウス」の強さ
サーヴァント階位第五位。「一度に1つしか使用できない」と言う制限付きではあるものの「不死身殺しの鎌・ハルペー」や「鏡像結界の袋(キビシス)」など6つの宝具を持ち、それらを生かした急襲を得意としています。作中ではサーヴァントではなくマスターである綾香を強襲し、セイバーを守備一辺倒に追い込みました。
「ペルセウス」の劇中での活躍
マスターを殺し受肉したと嘯いていますが、真相はマスターの手で受肉させられた存在。報われない最期を遂げたマスターを復活させるべく、聖杯戦争に挑みます。
【バーサーカー】
サーヴァント階位第二位。真名は不明ですが、設定資料によると『Fate/stay night』のバーサーカーに似た容貌の戦士として描かれています。『旧Fate』での真名は「ヘラクレス」。
【キャスター】
真名は不明ですが、ライダーと因縁がある人物であることが示唆されています。劇中では綾香の通う学校に結界を施しセイバーと戦っています。『旧Fate』での真名は「メディア」。
【アサシン】
真名不明。『旧Fate』での真名は「佐々木小次郎」。
【ビースト】
本来存在しないはずの第八のサーヴァント。人間の業罪や欲望などの悪意を形にしたものであり、その正体は666の数字を持つ黙示録の獣。聖杯戦争とは、この獣を召喚するための儀式にすぎないとされています。
まとめ
何人か『Fate/stay night』と同じサーヴァントはいるものの、それらも全て設定が異なっており、原典と言うより新作と言う趣の『Fate/Prototype』。「TYPE-MOON」代表の「武内崇」氏によると、これ以上の展開の予定はないと明言されてしまっていますが、あくまで予定であり、この先どうなるかは不明。現にFGOには『Fate/Prototype』を出典とするサーヴァントが数人実装されています。今後の進展に期待したいところです。