タービンズとの出会い

【雑誌情報】本日4/10発売のアニメージュ5月号から描き下ろしイラストをチラ見せ！
三日月役の河西健吾さん&クーデリア役の寺崎裕香さん&アトラ役の金元寿子さんの座談会、オルガ役の細谷佳正さんのコメントを掲載しています。ぜひご覧ください！（広報はる）#g_tekketsu pic.twitter.com/C61TaAUl21

— 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (@g_tekketsu) April 10, 2017

鉄華団を結成したオルガはクーデリアの護衛任務を続けることを決め、地球を目指します。
しかしギャラルホルンに目をつけられた鉄華団は強力な後ろ盾を必要としていました。
そんな彼らの前に現れたのが、「名瀬・タービン」率いる“タービンズ”。
タービンズは、地球経済圏にも大きな影響力を持つ複合企業“テイワズ”の下部組織です。
鉄華団の実力を認めさせテイワズに取り次いでもらおうと考えたオルガは捨て身とも思える作戦でタービンズと渡り合い、テイワズの傘下に加わることに成功しました。

オルガの長所と短所

頭の回転が早く、大胆な発想と洞察力で格上の相手とも渡り合い窮地を乗り越えていくオルガ。
高いカリスマ性と統率力で団員をまとめることのできる強いリーダーです。
「筋を通す」ことにこだわり、辞めていく成人社員にきっちり退職金を支払うなど、器の大きい部分も魅力です。
しかし、戦力の少ない鉄華団にとってオルガの指揮は常に「生きるか死ぬか」という高いリスクが付きまとうもの。
鉄華団の利益を重要視しすぎるあまり綱渡りのような作戦を決行してしまうこともあります。

参謀・ビスケット

時おり、オルガとビスケットの意見が対立し言い争うシーンが見られます。
一歩引いて状況を把握できる立場のビスケットには、オルガの決断は無謀なものに思えるためです。
結局いつもオルガに押し切られる形になりますが、ビスケットは鉄華団の未来を一身に背負うオルガの苦労や心情を理解しているためその意思を尊重しています。
オルガも冷静なビスケットを頼りにしており、三日月にすら見せないような弱みを見せることもあるのです。

名瀬から教わったこと

オルガにとって、名瀬は初めて出会った「信頼できる大人」です。
そんな名瀬から教わったのは「家族」という言葉と、家長としてそれを守る覚悟の決め方。
名瀬は立ち回りが不器用なオルガを導き、鉄華団を見守る存在となっていきます。

アーブラウの激闘

出展 : Amazon.co.jp

タービンズの用意した航路を使い地球を目指す道すがら、テイワズから請け負った輸送の仕事のため「ドルトコロニー」を訪れた鉄華団。
コロニーでは労働者とギャラルホルンとの戦いが始まり、鉄華団は図らずもその抗争に巻き込まれてしまいます。
クーデリアの意志を汲みギャラルホルンと相対することになった鉄華団はマクギリスの援助もありなんとか地球へたどり着きますが、追ってきたギャラルホルンの攻撃によりビスケットが死亡してしまいます。
失意の中、三日月の言葉に突き動かされたオルガはクーデリアを目的地である「アーブラウ議会」へ送り届ける任務を完遂。そして三日月とギャラルホルンの兵士「アイン」の戦いを見届けました。

ビスケットとの別れ

コロニーの革命騒動で兄を失い「身に余るものを求めず、手の届く小さな幸せを大切にしろ」という遺言を聞いたビスケットは、クーデリアを地球へ送り届けた後も危険な任務を続けようとするオルガと衝突します。
話し合いの続きはギャラルホルンを退けてから、と約束した二人でしたが和解する前にビスケットは死亡。
陰ながら組織を支えてきたブレーンの損失は、鉄華団のみならずオルガの心にも深く暗い影を落とすことになります。

三日月のプレッシャー

以前、ビスケットの「なぜそんなに功を焦るのか」という問いに、オルガは「三日月の期待に応えるため」と答えました。
お互いに全幅の信頼を寄せつつも、オルガのどんな頼みも躊躇いなく実行する三日月の言動にプレッシャーを感じている心境をビスケットに明かしたのです。
事実、ビスケットの死に打ちひしがれるオルガに対して、仲間の死にも立ち止まらず進み続けることを迫った三日月。
心の支えを失った中、三日月の「荒療治」ともいえる行動によりオルガは再起しますが、ますます手段を選ばず目的を達成しようとする危うい心理状態になってしまった事も確かです。

アーブラウ戦のその後

クーデリアとアーブラウ代表「蒔苗」の交渉を介して得た利権を手土産に、テイワズの直系企業の座に就いた鉄華団。
仲間と共に「辿り着く場所」を目指すオルガは引き続き団長として組織を急速に拡大させ、「新入団員への阿頼耶識施術を禁止」「ビスケットの祖母の農場と提携し農産業へ参入」など、将来を見据えた事業改変を行っていきます。