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May
【ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語-】はとんだダークホースかもしれない【2018春アニメ】
ソシャゲなのにアニメ向けな制作
今までのソシャゲアニメではどうしても拭えない違和感があると思っています。
それはストーリーやキャラ設定など作品によって様々ですが、ラスピリにはそれが感じません。作品自体はどう見てもソシャゲアニメなのに何故なのか?
それは原作であるゲーム自体がアニメ寄りに作られているからなのです。
原作ではゲーマーだけでなく、アニメや漫画ファンもターゲットにしており、物語への没入感を高めるためにセリフに吹き出しを使ったり、キャラクターデザインを可愛らしさとカッコよさを両立したものを起用しています。
また、アニメ化を目標に開発がスタートしていたことから、キャラクターを特に重視されていたようです。
オープニングアニメは『うらら迷路帖』や『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』などを手掛けたJ.C.STAFFが制作。アニメでも制作を担当しています。
プロデュースを担当しているのは『このはな綺譚』などを手掛けたEGG FIRMと制作陣の中心がゲームではなくアニメに寄っています。
この「アニメや漫画ファンをターゲット」「アニメ化を目標」「アニメ寄りの制作陣」があったからこそ、今までのソシャゲアニメになかったしっくり感が感じられるのではと思います
可愛くて個性的なキャラクターと声優陣
ゲームでもアニメでも最も重要なのはなんといってもキャラクターだと思います。
ラスピリの主要キャラはアニメやライトノベルを参考に作られ、「色気がありながらもいやらしくない」と評価されており、魅力の大部分を支えられています。
ハル(花江夏樹)
本作の主人公で新米ピリオド。スパイラルを浄化そてアートに帰る能力をもつ一族で、故郷をスパイラルに滅ぼされたことがきっかけでアーク・エンドの一員となる。
ミウ(上田麗奈)
ハルが最初にスパイラルをアートに転生させた存在。ちょこからは非常食として扱われている。
ちょこ(田村ゆかり)
ハルの幼馴染。アニメではメタフィクション的なセリフ(メタ発言)が多い。
リーザ(菊地美香)
ブラッドレルム出身の令嬢で、ハルとガジェルのチームメイト。自分にしかできないことを求めてピリオドになった。
ガジェル(村瀬歩)
アニマルレルム出身の獣人で、ハルとリーザのチームメイト。ファミリーのボスを目指してピリオドになる。十輝石のサファイアが好き。
今紹介したのはアニメの中心となる第8支部所属のピリオド達。この他にもライバルになたるワイズマン(ミザル、キカザル、イワザル、グル)等もいますが、個性の塊のようなキャラクターで魅力に溢れています。