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【薬屋のひとりごと】アニメ化の可能性大! コミカライズも絶好調のなろう発薬学ファンタジー
ラブコメ要素もあり
出展 : Amazon.co.jp
前述したように『薬屋のひとりごと』の主人公・猫猫にはなろう系主人公らしさが脈々と受け継がれています。
そのため、いわゆる少女マンガ的な主人公とは言えず、女性主人公ですが一概に女性向けの作品とは言えません。
ただ、女性が楽しめない作品かというと、決してそうではありません。
本作のメインキャラの1人である宦官の壬氏は、当初こそ猫猫に対し「利用価値のある玩具」「都合の良い駒」程度の認識でしたが、自分の人並み外れた容姿に全く靡かない彼女を次第に気に入るようになり、やがて惹かれていきます。
作中最高のイケメンですが、性格は子供じみていて粘着質。
事ある毎に猫猫にちょっかいを出し、その都度呆れられています。
この壬氏は少女マンガに登場する男性キャラらしさを持っています。
そのため、少女マンガ感覚で楽しめる作品でもあるのです。
序盤は猫猫の方があまり壬氏を異性として意識しないため、ラブコメ要素は比較的薄いですが、連載が進むにつれ少しずつ猫猫にも女性らしさを感じさせるシーンが増えています。
アニメ化の可能性は?
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本作は書籍化後も高い人気を得ており、最新巻の第8巻はオリコンランキングのライトノベル部門において週間1位を獲得しています。
またオーディオドラマ化も決まり、メディアミックスも盛んになってきました。
そのため、テレビアニメ化にも俄然期待が高まります。
現状『薬屋のひとりごと』がアニメ化する可能性がかなり高いと思われます。
根拠は、まず前述したように原作ラノベのセールスが好調であること。
上り調子なので、アニメ化による宣伝効果にも期待できます。
マンガ版も非常に好調です。
本作のコミカライズは、ねこクラゲ先生(作画)と七緒一綺先生(構成)による月刊ビッグガンガン連載の『薬屋のひとりごと』、倉田三ノ路先生が作画を担当したサンデーGX連載の『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』の2作品があります。
通常、同一作品のコミカライズが複数行われる場合はどちらかが本編ではなくスピンオフや番外編になるものですが、本作のコミカライズは両方とも本編をマンガ化した作品。
しかも両作品とも1年以上続いており、2019年2月発売の「月刊ビッグガンガンVol.03」および「月刊サンデーGX2019年3月号」では両作品揃って表紙&巻頭カラーという快挙を成し遂げるなど、共に成功を収めています。
特にビッグガンガン版は、4巻までの累計部数が100万部を突破(電子版含む)するなど、非常に高いセールスを記録しています。
このコミカライズ人気の高さはメディアミックス成功の証でもあり、アニメ化に向けて追い風となる要素の1つです。
そして、本作の世界観が中国風なのもポイント。
アニメ化した際に国内だけでなく中国での人気に期待できるからです。
中国では現在、bilibiliなどの動画共有サイトで日本のアニメがよく閲覧されているので、中国で流行る可能性も十分に期待できます。
まとめ
小説家になろうは異世界転移/転生を描いた作品が圧倒的に多くて、それ以外のジャンルだと中々読んでもらえない……とさえ一部で言われるほど。
そのなろうで、異世界モノではなく、しかも女性主人公というかなりレアな設定で人気作品になった『薬屋のひとりごと』はかなり凄いです!
流行りで人気が出た訳じゃないので、仮に今後異世界ブームが落ち着いたとしても、必ずアニメ化候補に名前が挙がると思われます。
というより、これだけセールスが好調なら既にアニメ化企画が水面下で動いていたとしても不思議ではありません。
女性が痛快な活躍を見せるお話が好きな人には特にオススメの一作です。
今のうちにチェックしておきましょう!