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【五等分の花嫁】五月はメインヒロイン!? 不器用可愛い五女についてまとめてみた
五月がメインヒロインという風潮の正体
出展 : Amazon.co.jp
風太郎との絆はしっかりと結ばれた五月ですが、恋愛面に関しては全く進展はありません。
にもかかわらず「花嫁は五月」という意見はファンの間でも盛んに見られ、本命視する人は少なからずいます。
その最大の要因は、彼女が作中で最初に風太郎と会話したから、と思われます。
当然、五つ子の中で最も早く登場した人物でもあるため、五月に「メインヒロインらしさ」を感じた人が多かったようです。
1巻の表紙が五月をフォーカスしている点、第1話のラストをはじめ様々なシーンやイラストで五月がセンターに描かれている点なども、メインヒロインらしさを感じさせる要素となっています。
更に、もう1つ大きな理由として挙げられるのが、五月に恋愛フラグが全く立たないという展開そのものです。
本作には「花嫁は誰か」というナゾトキ要素があるため、推理モノに抱くような「あからさまに怪しい人物は犯人じゃない」「最後まで犯人らしくない人物が怪しい」という先入観を本作にも抱いている人が一定数いると考えられます。
よって、最後にフラグを立てたヒロインが真打ちであり、最終的に花嫁になる……という予想が成り立っているのでしょう。
しかし『五等分の花嫁』はあくまでラブコメ。
ラブコメは最後にフラグを立てたヒロインが勝つとは限りませんし、中には『いちご100%』のように最初に登場したヒロインが勝ちヒロインにならなかった作品も存在します。
よってこれらの要素が五月=花嫁を示唆する材料とは言えません。
逆に、8巻の最後に収録されたエピソードには、「五月=花嫁ではない」と思わせる場面があります。
このエピソード「スクランブルエッグ」で、五つ子は「髪型や格好を各々変えてしまったのは仲が悪くなったからでは」と懸念する祖父を安心させるため、全員が五月と同じ格好で統一しています。
そのラスト、五月の姿をした五つ子の誰かが風太郎に近づき、不意打ちでキスをします。
風太郎は結婚式で「彼女(花嫁)を特別に感じたのはあの瞬間から」と述懐しているため、キスした人物=花嫁ということになります。
しかし、この時点では五月に風太郎への恋愛感情があるとは考え難く、となるとキスしたのは五月以外の誰かと考えるのが自然。
そうなると、五月は花嫁ではない……と思ってしまいがちです。
ただ、そうとは限りません。
風太郎が特別に感じたのは「五月の格好をした誰かに対して」ではなく「五月の格好をした人物にキスされた事実」かもしれないからです。
つまり、相手が五月であろうとなかろうと、五月の姿でキスされたことで、五月を強く意識するようになった……という解釈もできるのです。
よって、五月が花嫁候補から脱落した訳ではありません。
五月にはまだ姉たちにもナイショにしている何らかの秘密がある模様。
それが明らかになった時、彼女が花嫁の本命となる可能性は十分にあります。
まとめ
大食いキャラの確立でマスコットキャラっぽい扱いになったり、恋愛フラグが一向に立たないため逆に真打ちっぽい印象を持たれたり、五月は人によってかなり印象が違うヒロインですよね。
今後『五等分の花嫁』におけるキーマンになるのは間違いないと思われるので、彼女のセリフや行動には今後も逐一注目していきましょう!