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Feb
【小林さんちのメイドラゴン】アニメ2期が実現した理由を徹底検証! カンナとの再会を願ったファンのおかげ!?
2期決定の要因はグッズ人気の高さ?(カンナは特に人気ですね)
出展 : Amazon.co.jp
2期ラインと言われている円盤売上5000枚という数字は、あくまでも過去の2期が制作されたアニメ作品の実績を考慮して設けられた基準であって、これが正しいという訳ではありません。
しかし、売上5000枚を下回るアニメの2期が作られるケースはあまり多くなく、京アニの元請制作では過去に前例がないのも事実。
円盤売上以外で目立った収益があり、また今後も一定以上の収益が見込めるという判断があるからこそ実現できたと考えられます。
メイドラゴンと同じようなケースで2期が制作された作品として、『干物妹!うまるちゃん』が挙げられます。
このアニメも円盤売上は平均3900枚に留まり、5000枚には達していませんでしたが、2期の制作が行われました。
何故2期が作られたのか……その要因として、原作者のサンカクヘッド先生は「関連グッズが売れ続けてくれたから」と語っています。
つまり、長期的にグッズが売れることによって、円盤売上の“あとちょっと足りない”部分を補填できたのです。
メイドラゴンも、関連グッズが多数発売されています。
特にフィギュアは9種類の商品が発売され、定期的にリリースが続いている状況です。
中でも特に注目すべきはカンナ。
主人公格のトールと同じく3種類のフィギュアが発売されています。
pixivなどで数多くのファンアートが投稿されていて、アニメ版のオリジナルエピソードによって口癖となった「マジやばくね」もネット上で流行るなど、その人気の高さはかなりのものです。
本作の2期制作が決まったのは、カンナの求心力の高さがかなり大きかったと思われます。
海外人気の高さも追い風に(特に中国では凄いらしいです)
出展 : Amazon.co.jp
このアニメが2期を制作された要因として、ファンから最も多く推察されているのが「海外人気」です。
特に中国での人気が非常に高いと言われています。
メイドラゴンは、国内でもかなり多くの人から視聴されました。
ニコニコ動画における第1話の再生数は135万回以上。
これは同クールに放送された『幼女戦記』や『ガヴリールドロップアウト』を大きく上回っている数字です。
ただ、中国での再生実績は国内の比ではありません。
中国最大手の動画共有サイト・bilibili(ビリビリ動画)での再生数は、トータルでなんと1億3000万再生!
これは、bilibiliで提供されている全ての日本のアニメの中でもトップクラスの数字です。
本作が中国のアニメファンからここまで支持を得た理由は幾つか考えられますが、一番は「ドラゴン」という要素でしょう。
中国で龍は昔から馴染みの深い存在であり、トールの角は中国の龍を想起させる形状なので、親しみを持ちやすかったと思われます。
また、中国のアニメファンは『オーバーロード』『Re:ゼロから始める異世界生活』のような異世界ファンタジー作品や、『うまるちゃん』『はたらく細胞』のような可愛くて幼いキャラが出てくる作品を好んでいる傾向が見受けられ、その両方の要素を持ったメイドラゴンの人気が高いのは必然と言えます。
京アニ自体の知名度も高く、日本同様に会社名でファンを集められる存在になっているようで、それも追い風になったと考えられます。
ただしbilibiliは2019年2月現在、広告をとっていません。
そのため、Youtubeやニコニコ動画のように再生数に応じた広告収入が得られるシステムではないようです。
とはいえ、投稿者支援用の投げ銭システムはあるので、再生数が多ければ支援は自ずと増えます。
再生数が際立って高ければ、中国の企業が出資者として名乗り出る可能性も十分にあります。
今回のメイドラゴン2期決定は、こういった中国での人気も要因の1つになったのかもしれませんね。